2012年2月15日水曜日

相手の思い


「~~したら、あの人は喜ぶんじゃないかしら?」
「~~した方が、相手にとっても良いわよね」
母が言います。
私の母は、長い間美容師をしていましたから、
お客様に喜んでもらいたい、
満足してもらいたいという思いが
体に染みついています。
仕事以外でも、家族に親戚に、友人にも、
「何が相手にとっていいのか」
「どうしたら喜んでもらえるのか」を
いつも考えています。

彼女の気使い、私は嫌いじゃない。
夫も、「お母さんは根っから優しんだよね」と
言ってくれます。
でも、「相手の思いは、相手の思い」
でしかない……とも思う。

どこかで、そういう割り切りも必要だと。
どんなにこちらが、相手にとってよかろうと思っても、
相手が喜ぶだろうと思っても、
受け取る相手によっては迷惑になることもあるし、
嬉しくないことも、一歩間違うと、
悲しい思いをさせてしまうことだってある。
物を、気持ちを、言葉を受け取った相手が
どう思うかまでは、想像することはできても、
私たちには決められない。

「相手の思いは相手の思い」
を、胸のどこかに置いておく。

そうしたら、万が一
反応が自分の期待どおりじゃなくても、
がっかりせずに済むし、
相手を責めずにいられると思うから。
私の思いは私の思い
相手の思いは相手の思い
今、コージーコーナーでは
復刻版のスイーツが販売されています。
私が大好きだった『サバラン』もあって。

夫も、その当時は好きだって言ってたから、
彼の分も買ってきました。

でもね、味覚は変わるもの。
彼がまたおいしいというか、
喜んでくれるかどうかは
私にはわからない。

「ん~」って反応だったら……、
2個目になるけど
私が食べちゃおっと!

4 件のコメント:

  1. お母さんは
    相手が自分の思うような反応をしなくて
    がっかりはされても、
    傷ついたとしても
    相手を責めないんじゃないかなあ。
    自分のしたことが
    おせっかいだったとわかれば、
    静かに身を引かれる。
    心の治癒力の高い方のでは・・・
    時々いらっしゃるんですよね、
    そういう慈悲深い方が。

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    1. これまでは静かに身を引く……と見えて、実は「ぐっとこらえる」だったかな~。でも最近は、自分でよく言うようになりました。「そうだそうだ、相手の気持ちは相手のもの……だもんね」って。こらえるから、そっと受け止める、受け流すができると、少し楽みたいです(*^_^*)

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  2. 私もホントそう思います。
    相手によっては「ありがた迷惑」になりかねませんもんね。
    知人で「こんなにやってあげたのに・・」と言う人がいたけど人に親切にする時は見返りは気にしないことですね^^
    私は人にしてあげたことは忘れるようにして、してもらったことは覚えておくようにしてます(*^_^*)

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    1. なるほど!私も心に留めておきます。

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