2012年6月27日水曜日

待ってみる

子どもを叱ったり、言い聞かせたりして、
子どもが「わかった」とか、
「うん」というと、
すぐに変わってくれることを
期待してしまう自分がいます。


何度も同じことを言っても
わかってくれないと、

変わってくれないと、
何だかモヤモヤする。


自分の思いが
伝わっていないような気がして。

でも、あるんですよね。
わかってはいるのだけれど、
ササッとは変えられないこと。
変わるのに時間がかかること。


大人の私にだって、
あるんだもの。
子どもたちにも……あるよね。


そんな中でも、時々見えることがある。
「あ~、またやっちゃった」
って顔や、反省の言葉。
どうしたらいんだろうって、
悩んでいる姿。

きっと、それが大事なんだと思う。
本人が自分で気がついて初めて、
変えよう、変わろうとするのだから。

1回や2回の経験では、
わからないこともある。
かわらないこともある。

だから、待ってみようと思う。
本人が「気がついて」
「変わろうとする」ことを。

それも親ができることの一つ。


どんなに枯れそうになっても、
春になると必ず花を咲かせてくれる
我が家の良い子です。

冬が過ぎるのを
待ってこそ……です。

 

2012年6月20日水曜日

経験で大きく変わる

今年、高校受験をするお子さんを持つ
お母さんとお話をする機会がありました。

お子さんの成績のことや、
「いつ、何を、どうすればよいのやら?」と
この先のことが、とても不安な様子。

お話を伺いながら、
「そうそう、誰か教えて。
そんな気持ちだよね」と思いました。

昨年の長女の受験で、
私が思い出すことがあります。

先輩ママからは、
「私立高校は、一学期の成績と
模擬試験の結果を持って、
学校回りをするから、
一学期の成績は大事だよ」と
助言をもらっていました。
(さいたまは、親子が自分の成績をもって、
 直接高校へ行き、入学できるかどうか
 成績の確認をしてもらいます)



娘は、初めから私立を考えていましたから、
私もそれは、娘に伝えていました。

……が、彼女が持って帰ってきた
一学期の中間テストの成績表は、
50番も下がっていて。
本人もそれまでは安定していただけに、
かなりショックを受けていました。

今思えば、東日本大震災が起きた
昨年の3月以降、
我が家に落ち着いた状況は全くなく。
私も両親の生活に気持ちが集中し、
子どもたちもずいぶん振り回しました。

何があっても本人次第……とも
言えるかもしれませんが、
長女が、勉強できる環境に
なかったとも言える。

でも、いつも思う。
『マイナスの中にも、良いことはある』と。
彼女にとって、その出来事は
プラスに作用しました。

「勉強しなければ、それなりの成績」と、
自分で学んだのでしょう。
期末試験も、夏休みも
本人が「頑張った」と言える位、
よく勉強していました。

もちろん、程よく気を抜く時間も
ありましたけど。

おかげで、期末試験は順番も
点数も元に戻り、模擬試験も
目標の点数まで、、
なんとか成績を伸ばしました。

彼女を見ていると思います。
勉強だけではななく、部活も人間関係も、
本人が経験して学んだことは、
何よりも大きな力になると。

『経験し、自分で気がついた時』
初めて人は大きく成長するんだと
感じた出来事でした。

子どもたちが「何これ~」と
喜んだのが、味が変わるストロー。

ストローの中にイチゴやバナナ、
チョコレートの味のするものが入っていて、
そこを普通の牛乳が通過すると、
イチゴ牛乳、バナナ牛乳、
チョコレート牛乳になります☆





2012年6月15日金曜日

一本線を引いて

お母さんたちって、いろんな世代の方が
いらっしゃいますよね。

私の周囲も、次女のお母さんたちとなれば、
20代前半から50代前半まで、様々です。

そんな中、「若いお母さんについていけない」。
「自分では何も言えない性格なので、
受け入れてしまうけれど、納得がいかない」。
そんな声をいただきました。

それは当たり前だと思うのです。

年代の違いももちろんあるけれど、
同じ年代の方でも
「違うな~」「合わないな~」
と感じる方はいるでしょう?


価値観や思い、考えは
一人ひとり違って当たり前。

問題は、無理について行こうとしたり
納得しようとして、辛くなってしまうこと。

自分の気持ちと相手の気持ちを
無理に一緒にしようとせず、
「あぁ、この人はこう思ってるんだ」
「私とは違うな」
それで良いと思うのです。

どちらが正しいとか間違っていると考えても、
それもまた、その人の思いで違ってくること。

相手と自分の気持ちの間に
1本線を引いて、
こういう考えもあるし、あんな考えもある。
そう思えたら、少しだけ
気持ちが楽になるのかもしれません。

こうして読者の方からいただく
お手紙の内容も、人それぞれ。
「なるほど」「そうか」
色んなことに気がつかせて
いただいています。


2012年6月7日木曜日

イライラ解決法

「イライラした時、どうやってそれを解消しますか?」
そんな質問を受けて、考えてみました。

以前は私も頻繁にイライラしていたし、
どうすればいいのかわからなくて……。

でも今は、そんな気持ちになることが、
ぐっと減りました。
一瞬「イラッとする」と思ったとしても、
「ちょっと待て」と、
自分に言い聞かせてみます。

イライラしても、何も解決しない。
もし、変わることがあるとしたら、
自分の中の嫌な気持ちが増えるだけ。

「どうしてイライラするの?」
「私はどうしたい?」
「じゃあ、それをどうやって解決しようか?」
そうやって自分に聞いてみる。

考えると、原因は自分にあることの方が、
私の場合はずっと多いんです。
自分自身の疲れ、
寝不足や体調不良ということもあるし、
物事や人が、
自分の思い通りに動いてくれないとか、
時間がなくて慌てているとか、
私の勝手な理由だったりすることも。

イライラすることに時間を使うくらいなら、
その原因を取り去ることに、
解決することに力を注ぐ。

それが私のイライラ解決法。