2012年10月31日水曜日

イライラを置いて行く・捨てる

時々、「子育てをしていると
イライラします。
どうやって気持ちを
抑えたらいいんでしょう」
と聞かれることがあります。

イライラしますよね~。
腹が立つこと、
ありますよね。
ん、あります。

私も今朝からありました。
朝からのんびりと過ごしたあげく、
「お気に入りのカーディガンがない」
と、次女。

少し前に、収納ケースに
入っているのを見た私は
「入っているから、よく見て」と。

「だって見たもん。
 見たけど入ってないもん」
口をとがらせ、
顎をちょっと上げて言う、
その言い方が、また、
私をイラッとさせるんです。
(いや、彼女はさせてるつもりは
 ないんですけど、私が勝手に
 そう感じるだけ)


結局、収納ケースの中に
入っていて、「だから、
入ってるって言ったじゃない。
よく探せっちゅーの」
と、心の中で、大声で叫びましたよ。

というか、心の中では収まらず、
「だから、ちゃんと
 探しなさいって言ったでしょ」
と言ってしまいました。

本人は、「しまった!」と
思っているのだから、
言わなきゃいいのに、
言わずにはいられない私。
大人げない(汗)

イライラしたり腹が立つのは、
もうそうなっちゃってるんだから、
ある意味仕方がないとは思います。

もちろん怒りを小さくするように、
大声で良いたいところを
普通の声のトーンで言うように。
三つ言いたいことがあったら、
一つにするように、自分に
「ドウドウ(馬か?)」と、
声掛けをします。

「どうすればいいですか?」
って、これはもう、
自分で努力するしかありません。

自分の気持ちや感情の運転手・
コントロール主は自分なんですから。

私なりに努力しているのは、
その後。
どんなに怒っても、イライラしても、
怒りとイライラは、
その時、その場所において行く。
もっとわかりやすくいうと、
過去に捨てる……に近いかな。

カーディガンの話はそこまで、
「はい、次!」って感じで。

「碧波、ゴミ捨て行ってね~」
「はーい」

テケテケとゴミ置き場へ向かう二女。

「ただいまー」
「お帰り、ありがとね~♡」
という感じで、次の事は次の事。
感情を引きずらないように
気をつけます。

怒りやイライラは積み重ねると
どんどん大きくなるから、
一つずつ捨てて行く。
それが私流です。


家の駐車場に落ちていた
花びらがハート型に。
なんとなく
ラッキーと思いました。

 

ペンギンのお茶会を、仙台と石巻で開催します!

今回、念願かなって、仙台・石巻でも開催できることになりました!

ナビゲーター・若松美穂(心理カウンセラー・エッセイスト)

『サンキュ!』や『ESSE』などの生活情報誌で人気のカリスマ主婦。
著書『少しのお金で豊かに暮らす65のヒント』(sasaeru文庫)、
『私と家族のしあわせ時間』(扶桑社)、
『お金をかけない暮らしハッピー・テク』(ベネッセ・ムック)ほか多数

テーマ「家族について」
夫婦の関係や子育て、親との付き合い方など、家族に関することで
日ごろ悩んでいること、心配なこと、ちょっと心にひっかかっていることなどを、
気軽におしゃべりしてみませんか? 
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、
気持ちが少し軽くなるかもしれません。

★ペンギンのお茶会・IN仙台
日時 11月17日(土) 14:00~15:30
会場 レンタルスペース イヴ
仙台市青葉区一番町1丁目8-10京成壱番町 701号室
http://space-eve.jimdo.com/map/

★ペンギンのお茶会・IN石巻
日時 11月18日(日) 10:30~12:00
会場 石巻駅から徒歩8分程のところです。詳しい住所は、お申し込みいただいた方にお伝えいたします。

いずれも、定員 6名(女性のみ・先着順)
会費 1000円(お茶菓子つき)
お申込み先:contact

※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号を明記のうえ、
「仙台お茶会参加希望」もしくは「石巻お茶会参加希望」と明記して、
11月10日(土)までにメールにてお申し込みください。
折り返しご連絡いたします。

2012年10月24日水曜日

愛ある言葉

友人が赤ちゃんを生んだので、
見せてもらいに伺いました。

もう本当に天使です。
見ているだけで
こちらも笑顔になり、
幸せを感じさせてくれます。

それでも始めての育児は
やっぱり大変!
おむつ、おっぱいと
お母さんは忙しそう。

「幸せだよ」
「本当に可愛いでしょ?」
口にするどの言葉も、
ママの本音。

その一方で、時には、
落ち込むこともあるし、
不安もいっぱいあると
話してくれました。

わかるな~。

産後、ご主人の両親が
遠方から孫を見に来た時、
彼女に言ってくれたんだそうです。

「可愛い、可愛いって
 (思って)育ててね」と。

「この子の顔に
 ひどく湿疹がで出ていてね。
 せっかく会いに来てくれるのに
 ……って、私は気にしていたの。
 だけど、そういう事にも一切触れず、
 ただそれだけ言ってくれたの」。

彼女は、ホッとしたような
表情を浮かべました。

素敵なご両親です。

子育ての経験者だけに
周囲は、こうした方が良い、
ああした方が良いと、
細々言いたいこともあるでしょう。

でもね、ママたちは
言われなくても、たくさんの
「~した方が良い」を知っていて、
時には、その言葉に
押しつぶされそうになっている。

この先、泣きじゃくるベビーに、
どうしたらいいのか
わからなくなることもあるでしょう。

それでも、「可愛いと思って」
育てていれば、
きっと乗り越えて行けるんだと思う。

「可愛い・可愛いって育てる」
良い言葉だな~と、
帰り道、気がつくと、
心の中でつぶやいている私がいました。

娘たちのことは
かなり豪快に扱っていた私ですが、
人の子となると緊張して、
肩に力が入ります(^^ゞ


2012年10月17日水曜日

話さなくてもいんだよ

震災後、母は人に会うのを
ひどく嫌がりました。

家族にしか会わない生活で
彼女は良いのだろうか
大丈夫なのだろうかと、
ずいぶん心配しました。

『人に会うのが嫌なわけじゃないの。
 でもたいてい、話のどこかに、
 津波の話や亡くなった人の話が、
 出るでしょう。私はそれが嫌なの」
と、彼女は言いました。

話して癒される人もいる一方で、
我が家の夫や母のように、
「話すと、嫌なことを
 再び思い出すことになるから、
 話したくない」という人もいます。

「聞かれたら答えないわけには
 いかないわよね」
正直さをモットーに、
お客様に接してきた、
母らしい言葉です。

「答えたくないことには、
 答えなくてもいいんだよ」
と私が言うと、母は「そう?」
どう断ればいいのか
考えているようでした。

「今はまだ、その話はできる状況じゃ
 ないの。ごめんなさいね」
「話すと辛くなっちゃうのよ」

ただ正直に、自分の気持ちを
伝えることは、悪いことじゃない。
自分の気持ちを癒すことを優先し、
自分を守ることも、悪いことじゃない。

話さなくても良いんだと思ったら、
ちょっと気持ちが軽くなったのかな。
最近は、外出が増えている母です。

海のそばで暮らしてきた人だから、
「海、見に行く?」と言うと
「良いわね」と言う母。

でも夫(義理の息子)が
サーフィンに行くというと、
複雑な気持ちになるらしい。
なんとなくごちゃごちゃな
その気持ちもわかる気がする。
 




2012年10月10日水曜日

気持ちの中のトラブル


「うちの子、賞をいただいたの。
 頑張っていたから、本当に嬉しかった」
ママ友からこう聞いたら、
あなたはどう感じるでしょう?

a, 「良かったわね。
   A君すごく上手だもんね」

  「頑張ったかいがあって、
   良かったね」と、
   素直に一緒に喜ぶ。

b, 「良かったわね」と
   口では言ってみたものの、
  「どうせ、うちの子は……」

  「だって、あそこのうちは
   ずいぶん前から習っているもの」
   
     思わず自分の子や
     自分の家庭の状況と比べちゃう。

c, 「あれは、うちの子は優秀です
   って自慢したいのよね」
   と相手の思いを
   マイナスに想像してしまう。

人間だもの、羨ましいと
思うことはあるかもしれません。

でも、「c」のように相手の言葉に
ないものまで勝手に想像し、
自分の気持ちがブルーになる
状況を作り出すのって、
すごく無駄なことだと思う。

自分が疲れるだけだと思う。

友人が、
こんな話を聞かせてくれました。

その人はあるお店の従業員。
以前、おなかの大きかったお客様が
「赤ちゃんが生まれたんです」
と、ベビーを連れて、
お店に見せに来てくれた事が
あったそうです。

友人は「良かったですね。
本当にかわいい。
無事に生まれてきてよかった」と
お客様と共に喜んだと言います。

ところが、その後。

お客様が帰ると、
さっきまで一緒に「良かったね」と
言っていた同僚の従業員が、
「あれはさ、店主にお祝いをくれって
 言いに来たんだよね~」と。
言ったのだそうです。

私の友人は、心の中で
「えっ?」と叫び、
すごい想像力!と驚いたそうです。

相手の考えや思いを
感じようとすることは大切なこと。

けれど、想像しすぎは危険です。

相手が言った言葉だけを
素直に受け取る。
それも、自分の気持ちの中の
トラブルを防ぐ、
一つの方法かもしれません。




友人が石巻で作っている
手作りのご祝儀袋。
私の気持ちも包んでもらっているようで
温かさを感じます。
また注文しちゃいました。
 


2012年10月5日金曜日

目で見たものの効果

あれは、長女が小さかった頃。
いくつの時だったんだろう。

ズボンをはく時、
床にお尻を下ろし、両足を入れ、
裾を踏まないように
足首の当たりまでたくしあげてから
両足で立ちあがらないと、
長女はズボンをはけませんでした。

ある時、温泉に行くと、
すぐ近くで、彼女よりも
ちょっと大きい女の子が、
片足で立ったまま、
ズボンにもう片方の足を
入れていました。

お尻を地面に落とした状態で、
お姉さんの様子を
じーっと見ていた長女。

おもむろに立ちあがり、
お姉さんのようにできないかと、
片足で立ってはフラフラ、
挑戦してみてはフラフラ。
そうやって、何度も何度も
挑戦していました。

その後まもなく、彼女は
立ったままズボンを
はけるようになりました。

子どもたちを育てる時、
私は口で説明して
やらせようとしたことが、
何度も何度もありました。

でも、見たものの効果
にはかなわない。

お友だちにおもちゃを貸してあげる、
トイレトレーニング、お絵描き、
挨拶をする姿や、「ありがとう」ということ。

誰かがやっているのを見せた方が、
口で説明するよりも
ずっと効果があるということに、
後になってから気がつきました。

とはいえ、これから先もまだ
夫や私、周囲の大人の
姿を見て、良いも悪いも
学ぶことはたくさんあると思います。
こちらも、肝に銘じて
行動しないと……と思うのでした。

近所の子たちが、楽しそうに
おみこしを担ぐのを見ていたから、
彼女も張り切っていました。

今年は、はっぴ姿も
恥ずかしくなったようで、卒業。
私たち家族のいい思い出です♡