2012年10月5日金曜日

目で見たものの効果

あれは、長女が小さかった頃。
いくつの時だったんだろう。

ズボンをはく時、
床にお尻を下ろし、両足を入れ、
裾を踏まないように
足首の当たりまでたくしあげてから
両足で立ちあがらないと、
長女はズボンをはけませんでした。

ある時、温泉に行くと、
すぐ近くで、彼女よりも
ちょっと大きい女の子が、
片足で立ったまま、
ズボンにもう片方の足を
入れていました。

お尻を地面に落とした状態で、
お姉さんの様子を
じーっと見ていた長女。

おもむろに立ちあがり、
お姉さんのようにできないかと、
片足で立ってはフラフラ、
挑戦してみてはフラフラ。
そうやって、何度も何度も
挑戦していました。

その後まもなく、彼女は
立ったままズボンを
はけるようになりました。

子どもたちを育てる時、
私は口で説明して
やらせようとしたことが、
何度も何度もありました。

でも、見たものの効果
にはかなわない。

お友だちにおもちゃを貸してあげる、
トイレトレーニング、お絵描き、
挨拶をする姿や、「ありがとう」ということ。

誰かがやっているのを見せた方が、
口で説明するよりも
ずっと効果があるということに、
後になってから気がつきました。

とはいえ、これから先もまだ
夫や私、周囲の大人の
姿を見て、良いも悪いも
学ぶことはたくさんあると思います。
こちらも、肝に銘じて
行動しないと……と思うのでした。

近所の子たちが、楽しそうに
おみこしを担ぐのを見ていたから、
彼女も張り切っていました。

今年は、はっぴ姿も
恥ずかしくなったようで、卒業。
私たち家族のいい思い出です♡

 

2 件のコメント:

  1. お久しぶりです、ゆるりんりんです。
    しばらく読ませてはいただいていたのですが、
    コメントを残すのをためらっていました。
    美穂さんはたくさんのブログを書かれていて、
    そのコメントを読むことや返事を書くのにも
    かなり時間を費やされていて、
    お茶会や講演などもされるようになり、
    これ以上手間を増やしていいのかなあ、
    なんて勝手にわたしが感じて
    ブレーキを自分でかけていました。
    「それも一つの感じ方、
     そんなふうに見る人もいるんですね」と
    美穂さんの感想が聞こえてきます、ふふふ。
    でも、見た目の効果についてを読んで、
    やっぱり時々おじゃましようって思いました。
    なぜなら、わたしも美穂さんと同じように
    毎日を大切にしたいからです。
    いっぱい本を読んだりうんちくを聞くよりも、
    毎日を楽しんでる方のところにおじゃまするのが
    一番ですもの。
    いいエネルギーをいつもありがとうございます。

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  2. ゆるりんさんへ

    初めからコメントを残して下さっている
    ゆるりんさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。

    「私はこうですよ」と、別の意見も下さって。

    色々と気にかけて下さって嬉しいです。
    でも、私はどれも好きでやっていること。
    ゆるりんさん、ぜひブレーキをかけずに
    ご参加ください。

    また、貴重なご意見、お待ちしています。
    皆さんのおかげで成長できています(*^_^*)

    若松 美穂

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