2012年12月26日水曜日

平和な年越しをめざして

私は新聞が大好き

毎日 ゆっくり読むことは
できないけれど
今日は新聞を読む日と決めて
じっくり読むのが
楽しみの一つです

気になった記事は
切り抜いて取っておくことも

先日 記事を整理していたら
2010年12月25日の
朝日新聞の記事が
出てきました

2年も前(汗)

『年越しに備える』
という題で

①おせちは自宅で食べる
②元旦は掃除をしない
③三が日にケンカをしない

③のところで
深くうなずいてしまった私

普段 それほど長く
一緒にいることのない夫婦が
共に長い時間を過ごすと
どうしてもケンカが……

以前 そんな話を
友人ともしたっけ

私が夫とのもめごとを
増やさないために
気をつけていることがあるとすれば

①巻き込まれない
②引きずらない
③翌日まで持ち越さない
……かな

①こちらには関係なく
 自分のことで
 イライラしていたり
 不機嫌になっている時には

 何よ……と思わずに
 こちらは 気持ちを平坦に
 相手と距離を置き
 無理に話しかけたりしない

 相手が あえて距離を置いた場合も
 そっとしておく

②せっかく相手が
 気分を元に戻したり
 話しかけてきた時に

 「さっきまでの あの態度は
  何だったのよ」と 
 こちらが
 引きずっていると
 元に戻るものも戻らなくなる

 さっきはさっき
 今は今

 
 今 目の前にいる人が
 機嫌がいいのであれば
 それでよし

③一晩寝たら 次の日は
 また新しい次の日

 「おはよう」と
 声をかけ合って
 にこっと笑顔になれば
 まあ なんとかなる

若い頃は
これがうまくできなくて
お互い
数日 嫌な思いをしたことも 

結局
相手がどう……じゃなくて
こちらが気持ちを上手に
切り替えれば いいんだなと

あっ でもでも
あんまり聞きわけが良いと
調子づいちゃうこともあるので
たまには
ハッキリ言わないとね

怒らず 淡々と


* * * * *

 
このブログも
今年は これで最後です
読んでいただき
本当にありがとうございます

皆さま 良い年末年始を
お過ごしください

来年も どうぞ
よろしくお願いいたします


たまにはみんなで
写真を撮ろうよ
という二女の提案で

クリスマスの夜に
 


2012年12月21日金曜日

その時は 良くても

ある時
『これから同居をする予定がある』
という方の 
お話を伺う機会がありました


でも 迷っているんだとか


ちょうどその場に
以前 同居をしていたけれど
うまく行かなくて
解消したという方が数名

そのうちの 一人の方が
おっしゃいました

「同居を決める時
 私 他の人の気持ちばかりを
 考えていたんです
 『そのほうが 夫の両親にとって
 良いんだろう』とか

 
 でも……あの時 
 自分はどうしたいのか
 もう少し 考えてみれば良かった

  私はこうしたいですって
 伝えれば良かった」と


その時は 
まあ良いか と思ったことが
後々 小さな不満となって重なり

「我慢できない」
「私はこうしたい」
という思いが
膨らんでいったのかもしれません

これって 
同居に限らずあること
自分の気持ちを
ぐっと抑え込んで
その時には
うまくいったように見えても
実は……ということ


みんなで話しているうちに
同居に悩んでいた方の思いが
次第に ハッキリしてきました

お風呂と キッチンは別が良いな~
できれば 玄関も別が良いな~
っていうか 暮らしも別が……

「あれ?
 私 少し離れたところで
 暮らしたいのかも」

自分の思いを
ご主人や夫の両親に伝えることは
決して 簡単ではありません

それ以外 方法がない

また 我慢を続けることが
できるのならば
何も言う必要はないのかも……

でも 今 自分の気持ちが
わかっているのなら
それを伝えることも
一つの選択肢なんだな

接客業という仕事柄もあて
同居するまで
キムチは
ほぼ食べなかった母

ところがキムチ
好きの我が家にいたら
そのおいしさに
ハマってしまった!

この日は海鮮キムチ鍋

2012年12月12日水曜日

また やってる


11月1日 読売新聞の家庭面は
興味深い記事でした

1979年 12月
家庭面の連載記事について
(私がまだ7歳の頃の記事です)

 *   *   *

 登校拒否という言葉が
 当たり前になったのが
 70年代
 高校進学率が94%という中で
 学歴社会が受験戦争を激化

 親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられないため
 子も自立できないと指摘

 不登校のとらえ方が大きく変わった
 親の甘やかしを原因とするとらえ方が
 親の過度の期待を原因とするとらえ方に
 百八十度転換する

とありました

  *   *   *

すでにこの頃から
今と同じようなことが 
言われていたんだと
正直 驚きました


“今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる”
これ 今の私の
子育てモットーです


「親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられない」は
おそらく 数年前の
私の姿だったから

それでも救いは 娘たちが
楽しんで学校へ行ったことと

夫が私に
ブレーキをかけてくれたこと
「子供たちに 要求しすぎるな」と
時々 注意されていましたから


子どもが反抗期に入り
自分の子育てに限界を感じた私は
講演会に参加したり
気持ちの勉強をして
数年かけて 少しずつ
気がついたのです


「今のあなたでいい」と
子どもを信じて
認めることの 大切さを


自分でいうのもなんですが
以前に比べたら ずっと
「そのままのあなたでいい」
と思えるようになり
娘たちに 素直な気持ちで
そう 伝えられるようになりました


と言いつつ、それでも 
やっぱり欲を出す私がいて……


今日数時間前の私が
まさにそれ


最近ニ女は 来年行われる
サッカー大会に向けて
放課後練習に 参加しています

普段から 週4日
習い事に通っている二女は
かなり忙しくなりました

サッカーの練習に出たあとは
休みなく 習い事
帰宅したら 夕飯 宿題

いつもの 「まず おやつ~」
「先にテレビー♪」という姿は
どこにもなく
10時くらいまで 一生懸命

本人が「今日もがんばった!」
と満足そうに言うくらいです


それなのに私ったら
言っちゃったんです
「できるなら いつも
 そうすればいいのに」

彼女の頑張りを
認めるでもなく 脇に置いて
「いつもそうすれば……」と
新たな目標を 勝手に
彼女の目の前に差し出したのです
 


言ってすぐに 気がつきました
「そうじゃないよね~」と。


「ごめん ママ
 伝える言葉を間違えた
 ここ数日 あなたは良くやってる
 偉いと思うよ

 いつも いつもじゃなくても
 イザって時にちゃんとできるって
 大事なことだよね」

それを聞いたニ女は
嬉しそうに

「そう?ありがとっ♡」


全ての子に 親に
「今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる」ことが
いいのかどうか 
私にはわかりません


でもつい 「もっと」を
要求しがちな私には
それくらいが
ちょうど良いんだと思います


クリスマスプレゼントにいただいた
『抹茶ちょこし』
コーンフレークに抹茶チョコが
かかっていておいしい!
子どもたちが
止まらなくなっていました

2012年12月5日水曜日

寝ている間に 感じる愛

児童養護施設に 8年にわたり
密着した ドキュメンタリー映画
 
『隣る人』
 
今も あちこちで
上映されている様子
 
機会があれば
子育てをされている方には
ぜひ 見ていただきたい
作品です

映画館でいただいた
プリントの中に
(実際 養護施設で
 発行されている 
 プリントだったと記憶しています)


こんな施設での様子が……

ある女の子が 
お母さんがわりをしてくれる
保育士さんにせがむんだそうです
 
「私が寝たら 
このクリームを足に塗って」と
「今 塗ってあげる」というと
「寝てからにして」
 
自分が寝ている間にも
誰かが自分に何かをしてくれる
愛を分けてくれる幸せを
感じたいのでしょう
 
 
 
ふと 思いだす記憶が

私がまだ小さい頃
車の中で寝てしまった私を
父が ベッドまで
運んでくれた 小さなおもいで
 
落ちないように
「ヨイショ!」と抱き直す感じ

冷たいベッドに移り
ブルっとする体に 布団をかけてくれ

冷えないよう 首の回りに
ギュギュッと 布団を
押しこんでくれたあたたかさは
今も 覚えています
 
親の愛をもらえなかった
その子には
寝ている間のぬくもりが
とっても とっても
特別なことだったんですね
 

寝ている娘たちの
頬をなでたり
布団をかけ直したり
 
時には 彼女たちの
隣にもぐりこんで 抱きしめた
夫と私の感覚を
娘たちが 思いだすことは
ないのかもしれません
 
 
それでも
見えない何かが
彼女たちのどこかに
積み重なっている
 
そう思いたいのは
親の私の方かな(^^ゞ
 

 私の枕元