2012年12月12日水曜日

また やってる


11月1日 読売新聞の家庭面は
興味深い記事でした

1979年 12月
家庭面の連載記事について
(私がまだ7歳の頃の記事です)

 *   *   *

 登校拒否という言葉が
 当たり前になったのが
 70年代
 高校進学率が94%という中で
 学歴社会が受験戦争を激化

 親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられないため
 子も自立できないと指摘

 不登校のとらえ方が大きく変わった
 親の甘やかしを原因とするとらえ方が
 親の過度の期待を原因とするとらえ方に
 百八十度転換する

とありました

  *   *   *

すでにこの頃から
今と同じようなことが 
言われていたんだと
正直 驚きました


“今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる”
これ 今の私の
子育てモットーです


「親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられない」は
おそらく 数年前の
私の姿だったから

それでも救いは 娘たちが
楽しんで学校へ行ったことと

夫が私に
ブレーキをかけてくれたこと
「子供たちに 要求しすぎるな」と
時々 注意されていましたから


子どもが反抗期に入り
自分の子育てに限界を感じた私は
講演会に参加したり
気持ちの勉強をして
数年かけて 少しずつ
気がついたのです


「今のあなたでいい」と
子どもを信じて
認めることの 大切さを


自分でいうのもなんですが
以前に比べたら ずっと
「そのままのあなたでいい」
と思えるようになり
娘たちに 素直な気持ちで
そう 伝えられるようになりました


と言いつつ、それでも 
やっぱり欲を出す私がいて……


今日数時間前の私が
まさにそれ


最近ニ女は 来年行われる
サッカー大会に向けて
放課後練習に 参加しています

普段から 週4日
習い事に通っている二女は
かなり忙しくなりました

サッカーの練習に出たあとは
休みなく 習い事
帰宅したら 夕飯 宿題

いつもの 「まず おやつ~」
「先にテレビー♪」という姿は
どこにもなく
10時くらいまで 一生懸命

本人が「今日もがんばった!」
と満足そうに言うくらいです


それなのに私ったら
言っちゃったんです
「できるなら いつも
 そうすればいいのに」

彼女の頑張りを
認めるでもなく 脇に置いて
「いつもそうすれば……」と
新たな目標を 勝手に
彼女の目の前に差し出したのです
 


言ってすぐに 気がつきました
「そうじゃないよね~」と。


「ごめん ママ
 伝える言葉を間違えた
 ここ数日 あなたは良くやってる
 偉いと思うよ

 いつも いつもじゃなくても
 イザって時にちゃんとできるって
 大事なことだよね」

それを聞いたニ女は
嬉しそうに

「そう?ありがとっ♡」


全ての子に 親に
「今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる」ことが
いいのかどうか 
私にはわかりません


でもつい 「もっと」を
要求しがちな私には
それくらいが
ちょうど良いんだと思います


クリスマスプレゼントにいただいた
『抹茶ちょこし』
コーンフレークに抹茶チョコが
かかっていておいしい!
子どもたちが
止まらなくなっていました

6 件のコメント:

  1.  はじめまして、こんにちは♪
     いつも温かいメッセージ、心にしみます。

     前回のお話のことですが、うちの長女(小5)も
    寝た後で、アロママッサージをしてといつも言います。
    どうして寝た後でなのかなあと???
     長女に聞いても、うーん何となく、とかはっきりしないので
    すが、私も疲れていてつい一緒に寝てしまったりすると、
    次の朝、アロマの香りがしない!ママ、マッサージして
    くれなかったでしょ!とご機嫌斜め・・・。

    前回のお話を読んで、どうしてなのか、わかったような
    気がします。
     しっかり者の長女には、小さいときからお姉ちゃんだから、
    もう5年生だから、と我慢させてばかり。
     長女も自分が頑張らなくちゃと無理してきたんだなあ、
    と反省しました。

     起きているとき甘えられないから寝た後なのかな、
    いろいろプレッシャーで夜不安になるのかなとおもいますが、
    長女が安心して眠れるように温かくマッサージしてあげようと
    思いました。
     そう思えるようになれました。
     いつもありがとうございます(^^)。

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    1. aiさんへ

      そうなんですね

      起きた時の アロマの香りが
      娘さんにとっては
      ママとの幸せな
      つながりなんだな~

      お姉ちゃんとしても頑張っている
      娘さんへ
      ママからのご褒美ですね

      若松 美穂

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  2. 読んでいてアイタタタ…
    わたしも煮詰まったことあったなあ…
    子どもたちが大人になって
    今度は高齢になった両親に対して
    同じ態度のわたしなんです。
    「ありのままの親に満足し
     ありのままを受け入れる」を忘れています。
    「わたしがわが親に満足できない
     ありのままをわたしが受け入れられない」のは
    おそらく数年後のわたしの姿だから。
    高齢になっていくということは
    どんどんできないことや
    わからないことが増えていくということでした。
    それは本人の努力うんぬんじゃなく
    自然な現象です。
    それをすっかり忘れていました。
    よその子には客観的でいられるのに
    自分の子どものことになるとむきになるように
    両親にたいして厳しくなりすぎていました。
    子どもとして両親に欲をぶつけていたんだなあ。
    「いまのあなたはそうなんやね」
    この視点が何よりも必要で大切でした。
    両親の不便が増えていくことを
    悲しく思っているのを腹立たしく表現していました。
    そのエネルギーを
    「今はこれができている」をみつけることに使います。
    ここ数年悶々としてたことが
    す~っととけました。
    いいお話しをありがとう。

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    1. ゆるりんりんさんへ

      わかるな~

      私たち家族が
      祖母の認知症を認めるまでが
      そうだったから

      今は 
      子どもも祖母も生きている 
      それでいい

      十分です

      若松 美穂

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  3. こんにちは。大学生の息子が、アルバイトを始めて1年。
    最近、社員の方やお客様から、よく褒めていただくそうです。『君は言葉遣いがていねいだね』『几帳面だね』『いつも一生懸命だね』嬉しそうに話す息子につい『家では全くやらないのにね~』と言ってしまって。『そんな~、俺は24時間完璧になんてできないよ』その言い方は、お母さんはいつも完璧に出来るかも知れないけど、自分は無理!と思っているようでした。そうか?私も全然いい加減。子供に言う時だけ、偉そうに言ってる…せっかく人から認めてもらえて喜ぶ息子に、なんて酷いことを言ったものか。『ごめんね、あなたの良さをわかってくれる人がいて良かったね』というと、『常連のお客さんが、君ならどこに行っても大丈夫。立派な社会人になれるって~』と。親より暖かい目で見てくれる皆さんに感謝感謝です。

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    1. たまりんさんへ

      息子さん 素敵だな
      それに頑張ってる

      子どもって 結構外では
      頑張っているんですよね

      家は甘えても ダラダラしても
      いい場所だから 居心地がいい

      それは 親である私も一緒

      お母さんにちゃんと
      言いたいことが言えているし
      いい親子関係なんだなと
      感じました♡

      親以外にも
      わかってくれる誰かがいるって
      本当にありがたいことですね

      若松 美穂

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