2013年12月26日木曜日

~いつかは~



今年は我が家に 
喪中ハガキが
たくさん届きました

以前は  
お爺様 お婆様が
亡くなられたという
お知らせが多かったのですが

ここ最近は
ご両親のどちらかが
お亡くなりになられたという
お知らせも 増えてきました

そういう年齢になったのだな
と感じます


ときどき 
「両親が死を迎えると思うと
 不安でたまらない」
 「居ても立ってもいられなくなる」
という ご相談を
伺う事があります

親はずっと生きていてくれるもの
どこかにそんな気持ちがあれば
なおのこと
不安に襲われるでしょう


ですが 看護師の友人は言います
「残念だけれど 
 人の死亡率は100%なのよね」と

願っても 祈っても
この世を去らない人はいなくて……


だから 「どうしよう」と
頭の中だけで
ぐるぐる考えるのではなく
今 親のためにできることを考え
始めてみる

顔を見せていないのならば
たまには遊びに行き
自分たちは元気だよと
親を安心させる

悩みがあるのであれば
相談してみるのも
いいかもしれません
頼りにされて
嬉しい親御さんもいるでしょう

(電話でもいいから)
話し相手になる

遠いのならば
写真や手紙を送り
案じている気持ちを伝えてみる

たまには一緒に旅行へ行ったり
この先どうしたいのか
話し合ってみるのもいいでしょう

どんなにいろいろしても
「もっとこうしていれば……」
という後悔はつき物です

だからこそ 何もしないで
後悔だけをするよりは
一つでも二つでも
今できる事を
してみるのも
一つの方法なのではないでしょうか


ただ それが
子の独りよがりにならないよう
ご両親の意思を尊重されることも
必要なことなのでしょうね


横浜の新名所
「MARK IS」の
~X'masツリー~


横浜に用事があった日
私を迎えに来た
夫の横に 笑顔の母が!?

「私も連れてきてもらっちゃった
(*^_^*)」と

「お母さん 今日は
どこにも行かないっていうから
誘ったんだ」
と 夫

その後3人でショッピング
数日前 
間違えて壊した掃除機を
夫に買ってもらったりして(^^ゞ

帰りは「あ~楽しかった」を
連発していました✿

こうして 自分以外に
親を共に大事にしてくれる人が
いるというのも
ありがたいことだなと感じています



 
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2013年12月18日水曜日

~ありがたいこと~


「私 良い〇〇だと思われたくて」

良い人 良い親 
良い妻 良い嫁
良い上司 良い部下 
良い親戚 良い友だち
(親にとっての)良い子ども

思われたい理想の姿は
いろいろあるかもしれません

だから 
「こんな風に頑張っているんです」
「こうした方がいいと思うんです」と
おっしゃる方がいます


自分がした事や気持ちを
自分の思ったままに
相手に受けとってもらえたら
こんなに嬉しい事はありません

でも それが
いつも……
誰にでも……は難しくて



逆の立場で考えてみると
少しだけ理解できるかもしれません

相手は良かれと思って
言ってくれた言葉を
私たちは 相手の気持ちのままに
受け取れているでしょうか

時には「ウルサイ」
「余計なお世話だ」と
思う事はありませんか



相手が自分の気持ちを込めて
下さった物
して下さったことすべてに
ありがたいと思えていますか

「そこまでしてくれなくても……」
「ちょっと迷惑」
そんな風に思う自分は いませんか


相手が思って欲しいように
思う事ばかりではないはずです

相手の気持ちがどうであれ
それぞれが 自分の事情で
自分の思いたいように思う

相手もまた同じです



人の評価で
自分を判断するということは
思い通りにならないからこそ
苦しいのです


まずは
人にどう思われるかではなく

「私がしたいから」してみる

「私がなりたい私」を
探してみる
目指してみる


そうしたら
人が評価をくれなくても
人から感謝されなくても

(ちょっと悲しい場合もあるけれど)
「私がそうしたかったんだから
 いいかな」
「とりあえず 私が
 したいようにできて良かった」と

一旦 
自分で自分を満たすことは
できると思うのです

そして もし
相手が自分の思ったように
思ってくれたら
受けとってくれたら

それは当たり前のことではなく
ありがたいことで
感謝に値することなのかもしれません


ふと見上げて思いだしたのは
子どもの頃読んで
印象深かった
オー・ヘンリーの
「最後のひと葉」

また読んでみようかな

 

2013年12月12日木曜日

けど……のあとに続く言葉




「まぁ いいんですけど」

「大したことではないのだけれど」

「仕方のないことなんですけどね」

そう お話されたものの
本心は違うという場合は
少なくありません

「本当は(私は)あまり良くない」

「他の人にとっては
 大したことでは
 ないのかもしれないけれど
 (自分にとっては) 
 忘れられないこと
 大切なこと」

「仕方がない」と
思わなくてはいけないと
自分に言い聞かせてはみたけれど
そんな言葉で
終わらせることはできない


「けど……」のあとに
どんな言葉が続くのか
考えてみませんか

それまで 
自分の気持ちよりも
大事にしていた
周囲の気持ちを 
一旦忘れて

「私はどうしたいのか」
「どう思っているのか」
「(自分にとって)なにが良くないのか」
だけを考えた時

 
自分の気持ちの中に
どんな思いや言葉が
出てくるのでしょう

人を変えることは
変わってもらうことは
難しいことだから
あの人に「こうして欲しい」
「あぁなって欲しい」ではなく

私を主語にして考えてみては
いかがでしょう

私 こう感じているんだ
本当はこう伝えたいんだ
これをわかってもらいたいって
思っているんだな

その気持ちは
否定しなくても良いのです
大事な大事な
自分の気持ちだから

「仕方がないことだけれど
 私は辛かったな」

「大したことでは
 ないのかもしれないけれど
 図星だったから 
 傷ついちゃったな」

「まぁ 良いんだけど
 ………
 うん そう まあ良いんだ」

続く言葉はなくて

本当にそう思えたのならば
それもまた
新たな気づきかもしれませんね

私の中の
新たな気づきを
まとめたのが
「主婦が幸せになる53の方法」です

 
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2013年12月5日木曜日

嫌われたくないから


人に好かれたい
人から 良く思われたい

そこまでいかなくても

嫌われたくない
悪く思われたくない

私の気持ちのどこかにも
そんな思いがあります


ただ 
「嫌われたくない」という気持ちを
大切にするあまり


「No」と伝えることを我慢したり
意志や思いを伝えることを
避けていると


自分が辛くなることがあります
苦しくなること
悲しくなることがあります


大変なことを
押しつけられて
する羽目になっていたり

やりたくないことを
快諾していたり

何かが
自分のせいになっていたり

嫌だな~という気持ちが
相手に伝わっていなかったり
(「好きでしているのよ」
 なんて言われていたりして)


「断るわけにはいかない」
「できないなんて言えない」

自分が生み出したその答えが
自分を追い詰めているのです



私にはできないことがあります

嫌なことがあります

限界があります

 人の意に添えないことも

期待に
こたえられないこともあります


完璧な人なんていないのだから
それで 嫌だと言われたら
仕方のないことです


私は私の気持ちを
大切にします



嫌だという人以上に
自分を好きだと
言ってくれる人もいるでしょう?

その人たちのことを
忘れないで♡




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2013年11月27日水曜日

道を増やす



今日 11月27日のあさドラ
「ごちそうさん」を観て

「なるほどね~」と
つぶやいた私

主役のめ以子が 夫と
「離縁する」と宣言した後のこと

周囲が離縁に反対する中
め以子の親友 桜子は
「離縁に賛成」という雰囲気

その桜子に 
こんな問いかけをする人がいます

「桜子さん(親友)は
 離縁に賛成なんですよね?」と



彼女は こう答えるのです

「どっちでもいいかな~
 皆が離縁しない方がいいっていう時
 一人くらい
 離縁しても良いっていう人が
 いた方が 気が楽じゃない?

 皆が 同じ方を見ているなんてよくない
 ただそれだけよ」

道が一つしかなく
そちらに“行かねばならぬ”となると

追い詰められた気分になって
苦しくなってしまうことも
あるかもしれません

本当の自分の気持ちは違うのに
選択の余地がなくなって
周囲に流されてしまうことだって……

でも 道が二つ以上あれば
どちらかを自分で選択できる

どちらの道にもある
プラスとマイナスを考えながら
悩む事ができる

自分の正直な気持ちに
向かい合うことだってできるかもしれない



結局 答えを見つけるのは
その人自身だから

親友の気持ちを考えて
進む道を増やす

こんな思いやりもあるのですね



選んだ道の先に
明るい光があれば
なお いいですね




 
**お知らせ 二つ**

12月10日(火)、今年最後のお茶会を開催します!
回大好評のお茶会も、第16回を迎えることになりました。

午前中のひととき、お茶を飲みながら
なんとなくもやもやしていること、誰かに聞いてほしいことなどを
自由におしゃべりしてみませんか?
ナビゲーター・若松美穂さん(心理カウンセラー・エッセイスト)
『サンキュ!』や『ESSE』などの生活情報誌で人気のカリスマ主婦。
著書『少しのお金で豊かに暮らす65のヒント』(sasaeru文庫)
『私と家族のしあわせ時間』(扶桑社)
『お金をかけない暮らしハッピー・テク』(ベネッセ・ムック)ほか多数


テーマ「家族との関係について」

夫との関係に悩んでいる、子どもとの距離の取り方がわからない、
自分の親とうまくいかない、などなど、日ごろ悩んでいることについて、気軽におしゃべりしましょう。
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、心が少し軽くなるかもしれません。

日時 12月10日(火) 10:30~12:00
会場 アカデミー音羽 会議室B
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1993

定員 6名(女性のみ・先着順)
会費 2000円
お申込み先:contact

※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号、過去に出席された場合はその旨を明記のうえ、「お茶会参加希望」と明記して、12月2日(月)までにメールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。

→これまでのお茶会の様子は、こちらからご覧いただけます


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2013年11月20日水曜日

人のぬくもり




「なんだか お腹が痛いんだよね」
家族がそう言った時

私はその人のおなかに
そっと 手を添えます

実は 私の手には
“病気を治す力”があるんです!!
なんて言ったら
誰か信じてくれるでしょうか


そんな力
あるわけないのですが

それでも
人のぬくもりは不思議です

ホッとして
深呼吸をする時間が
生まれる

今日のところはゆっくり寝て
様子をみよう なんて 
気持ちの余裕が 生まれる事もある

もしかしたら
なんとかなるかも……
そんな気持ちに
させてあげられる時もある

かなりの確率で
落ち着くから不思議です


行ってらっしゃい
頑張ってと
肩に手を添えてみる

帰宅した娘たちの手を
両手で包んで
温めてみる

手をつないでみる

ほっぺを両手で包んでみる

ぎゅっと抱きしめてみる

どんな言葉より
人をホッとさせるものが
人の体温 ぬくもりにはあると
私は思うのです


この本が
手に取って下さった皆さんの
“自分流の幸せ”を見つける
きっかけになったら
嬉しいです


*お知らせ*

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2013年11月13日水曜日

自分のために



あの人が こうしたから
こうしてくれないから
こう言ったから……

腹が経つ
困る 悲しい 嫌だ

そう言っている時って
辛いようで
実は楽だとも言える

人のせいだから
自分は悪くないから
(もちろん 全てのことが
 当てはまるわけではないのですが)
 

「相手が悪いんだ
 相手が変わればいいんだ」

そう思いたい時もあるけれど

思っただけでは
何も変わらないし 
解決もしない

それに
相手は自分の思うように
変わってはくれません

もしかしたら 
また 同じことが繰り返され
再び 腹を立てたり
困ったり 悲しんだりすることも
あるのかも……

相手が いつか変わるのを
待つのなら
こちらが変化を起こす方が
ずっと早い

なぜって 
自分の気持ちや行動は
自分で決めることができるから

例えば……
夫との関係がうまくいかないと
悩んでいる方に

まずは こちらが
言い方やタイミング
態度や表情を変えてみたら?
とお伝えすると

多くの方が
「どうして私が相手のために
 そこまでしなくちゃいけないの?」
と おっしゃいます

いえいえ
今のままでいいのなら
もちろん何もしなくても良いのです

ただ
もし なんとかしたいのなら
こちらが変化を起こすのです

その行動は
“相手のため”じゃなく
今の状況を変えたいと願う
“自分のため”

自分が行動を変えたら
(一度や二度では
 数度では 短期間では
 変わらないかもしれないけれど)

いつか 相手に変化が表れるかも

もしかしたら
行動を起こした
自分の気持ちにも

変化が起きていて
驚いたりもして……


そういう場合もあるのです




甘いもの好きな夫に
おみやげ

「俺ダイエット中なんだけど……」
と言いつつ
喜んで食べていました

豆大福が絶品
“神楽坂の梅花亭”


 

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テーマ「家族との関係について」

夫との関係に悩んでいる、子どもとの距離の取り方がわからない、
自分の親とうまくいかない、などなど、日ごろ悩んでいることについて、気軽におしゃべりしましょう。
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、心が少し軽くなるかもしれません。

日時 12月10日(火) 10:30~12:00
会場 アカデミー音羽 会議室B
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1993

定員 6名(女性のみ・先着順)
会費 2000円
お申込み先:contact

※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号、過去に出席された場合はその旨を明記のうえ、「お茶会参加希望」と明記して、12月2日(月)までにメールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。

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2013年11月6日水曜日

高すぎる目標



知り合いの女性が
ご自分のことについて
悩まれていました


一番悩んでいることを伺うと
「とにかくすぐに疲れるし
 毎日元気でいられない」と


ご本人としては
それを
どうにかしたいのですね


でも実際病院へ行っても
何か良い薬を出してもらえるわけでもなく
「次に来院するのは いつでも良い」と
特に次の約束もとってもらえないんだとか


色々お話を伺っている中で
これから彼女は
「どんな風に残りの人生を
 生きて行きたいの?」
という話になりました

すると 彼女はこういいました

「病気もせず 死ぬまで
 ずっと元気で過ごしたい」と


この言葉に
彼女のこだわりが
見えたような気がします


もちろん 夢や希望や目標が
先に進む原動力になる人は
いるでしょう


けれど 
目標が高すぎれば高すぎるほど
そこに到達できない自分を責めたり
認められずに苦しいということも


「死ぬまで病気をしない」
「ずっと元気」は 
(中には
 そういう方もいるかもしれませんが)
少し現実味に欠けるし
あまりにも高すぎる
目標・理想なのでは……


「これは可能でしょうか?
 ちょっとだけ 理想が
 高すぎませんか?」と
伺うと 彼女は声をあげて笑い

「だって 周囲の人は
 み~んな元気そうにみえるんです
 

 
 
 疲れてなさそうに見えるんですよ~」と


そう!
彼女が 

「私以外の人は疲れていない」

「私以外の人は元気」

と周囲をみているから なおのこと

「私だけが
 いつも疲れている 元気がない」
と 思ってしまうのです


病気をしたくないし
できれば怪我もしたくはない
いつも元気でいたいけれど
“時には病気やけがをすることもある”
“元気のない日もある”

「元気のない私でも 
 疲れた私でも良いんだよ」

そうして 何度でも
ご自分でご自分に
声をかけてあげられると良いなと


ご飯は食べられますか?
ちゃんと眠れていますか?
疲れていても 毎日会社に行けていますか?
毎日の生活に支障をきたしていませんか?

その質問全てに「はい」と答えた彼女


その後 

「そっか
 私 ご飯も食べられてるし
 眠れているし
 会社にも行けている
 毎日 生活にも
 支障が出ていないんですよね

 だから病院へ行っても
 また次 来て下さいって
 言われないんだ!」


彼女が自分で
気がついた瞬間でした



成美堂出版から出た
お掃除本
私も実例として
掲載されています

お掃除が苦手な方も
お掃除テクを
もっと知りたいという方も
是非 御一読を

 


2013年10月30日水曜日

良いか悪いか



以前の私は
物事を
「良い」か「悪い」か
「正しい」か「正しくないか」
だけで
判断していたようなところがありました

今 思えば 
その「良い」「悪い」とか
「正しい」「正しくない」だって
あくまでも私の基準でしか
ないのだけれど


今は  こう思います
白黒はっきりさせられないこと
できないことの方が
世の中には
ずっと多いのかもしれないと


多くの人が良いと思っても
世の中に
浸透しないこともあれば
すぐには
受けいれられないこともある

悪くても 
そうする道しか選べない人もいるし
まかり通ってしまうこともある


「良い」「悪い」だけで判断すると
許せないことや理解できないことは
たくさんあって


でも
“あくまでも私は”
良い(悪い)ような気がするけれど

どうなんだろう?

そうして  自分とは
違う見方もあるのでは……と
考えてみると


そういう場合もあるかも
“必ずしも”ではないなと

物事を 柔軟に
みることができるように
なるのかもしれません



雲の切れ間から光が地上に降り注ぐ
天使のはしご 天使の階段
とも言われる現象

正式名称は
“薄明光線”っていうんですね


2013年10月23日水曜日

変化が怖い


時々 私のまわりで
聞く言葉があります

「あの時の私
 変化が怖かったのかな

 今なら あれも
 悪くなかったって思えるんだけどね」


変化が怖い

私もそういう時があります

特に 今あるものがなくなる変化は
ちょっと 怖い


だけれど……


私たちの生活は
常に変化に富んでいて
同じ毎日なんてない

子どものころから

大人になってからも

少しずつ
環境は変化してきているし

その環境に順応し
時には 嫌な思いをしたり
迷ったりもして
なんとか乗り越えてきた……はず

(時々 乗り越えられない時も
 あったかもしれないけれど)



そして 今がある



変化に対応してきた自分がいても
新たな変化は また別のもの


 
 
今している仕事をやめる時

住む場所を変える時

誰かのそばを離れる時

今あるものが なくなる時

何かを始める時

やっぱり 怖いかも
不安になるかも



それでも
時間が経つと
思えることもあって


あの変化があったからこそ
得たものがある
できたことがある
わかったことがある


怖さや不安の
真っただ中にいた時には
見えなかったものが
見える時期が
いつか来るのかもしれません


我が家の庭の木の実が
赤く色づき始めました

日に日に
変化を見せてくれて
楽しいです

 

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2013年10月17日木曜日

失敗を許せない心


子どもたちを叱り
自分を責める

そうして 子育てに
行き詰っていた頃の
自分を思い出すと

気がつくことがあります

私 自分にも
子どもたちにも
“失敗すること”を
許せなかったんだなと


忘れ物はせず
叱られず
嫌われず
トラブルを起こさず


自分では気がつかなかったけれど
そんな期待をしていた
母でした


一生懸命子育てをすれば
いい子が育つ

一生懸命=手をかける
だけが答えだと
信じていたのです
(もちろん 
 自分で何もできない幼少期は
 手をかけることが必要ですね)


                 *
 


ある本に こう書いてありました
『子どもへの
 過剰な関心と無関心の両極端

 ほどよい加減がわからないのなら
 どちらか一つを
 あきらめた方が良い

 今の時代 すてるべきは
 過剰な関心の方です』



              *



子どもたちには 親には見えない
世界があり 関係性があります

わたしたちが何から何まで
手をだしてやらなくても

転んだら 自分で
立ち上がる力があって

困った時 悩んだ時には
考える力がある

自分で乗り越えて行く力があります


どうにもならない時には
自分で人に助けを求め
時には 誰かの力に
なれることもあるでしょう

その一つ一つを
親が手とり足とり教えるのではなく
失敗から学ぶことがあるんだと
気がつけなかったのです




たくさん失敗をさせてもらい
たくさん学んでいらっしゃい
許して下さった方に
感謝の気持ちをもって

どうしても困った時には
ここに帰っておいで


子どもが 世界を広げ
羽ばたけるように

過剰な関心と
失敗を許せない心は
しまっておこう

そう思えるようになってから
わたしの子育ては
ずっと楽になったような気がします



~お知らせ~
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2013年10月10日木曜日

「あなたのため」 それとも 「お節介」

家族や友人との付き合いの中で
「このままでは 
 相手が困るのではないか」
 
「相手のことをなんとかしてあげたい」
そう思ってしまうことがあります
 
 
 でもちょっと待って!

 
こちらの思いは 
ただのお節介ではないかしら?
 
相手は困りながらも
考えている最中
試行錯誤して
答えを探している最中
かもしれない
 
 
もしかしたら
グチをこぼしているだけで
こちらが「大変!」と思うほど 
それほど気にしていないのかも

 
もっと言えば
悩んでいるのはこちらだけで
相手は 特に問題ない
このままでいいのと
思っていたりして……



        *
 

 
 
「あなたのために」のつもりが
本当は「私がしたいだけ」
「言いたいだけ」「思っているだけ」
ということはないかしら
 

相手が「どうにかするのを
手伝って欲しい」
「どう思う?」「力を貸して」
そう言った時 初めて
相手に寄り添い 力を貸す

それでも
遅くはないのかもしれません




先日友人に
「何をしている時が好き?」
 と 聞かれ

「色んな人の話を聞くのが好き」
と 答えた私

仲のいい友人たちと
家族と

さらにおいしいものと
時には
お酒があったら
なおのこと……♡



 

 

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2013年10月4日金曜日

そういう時期



中学時代の同窓会へ
行った時のこと

中学3年のクラス担任の先生と
お会いすることができました

先生は女性で
体が小さくて 細くて
かわいらしい方
(その姿は健在でした)

でも 目力があって 凛として

男性の先生でも
言いたいことが言えなくなるような
男子生徒に

顔と体を寄せ
じっと目を見て
伝えたいことをちゃんと伝える
強い人でもあります


私たちが中学3年生の頃は
(色々事情もあって)
授業を抜け出したり
授業の邪魔をしたり
時には 親たちが
学校を巡回する必要があるくらい
やんちゃが流行!?し
大変な時期もあって

だからなおのこと
その子たちに真正面から向き合う
先生の姿が
印象に残ったのかもしれません

先生に 「大変でしたよね」と
お話しすると 彼女は笑って

「私ね  
 あの頃の子どもたちの行動は
 大したことじゃないと
 思っているのよ

 
 
 
 あの時もそう思っていたの

 だって そういう時期なんだもの

 その時期にやっておいて良かったのよ
 大人になってからするようじゃ困るでしょ」

先生の懐の深さと
これぞ中学教師!!という心意気を
見せてもらったような気がしました


「それでもね みんな立派な
 お父さんになって
 大人になって
 
 がんばっているんだもの

 
 いいのよ そういう時期があっても」


我が家にやんちゃ男子はいないけれど
それでも 子育て中は
迷いや悩みが生ずるもの

「これでいいのかしら?」
そう思った時
先生の言葉が
私の頭の中に浮かびます

そういう時期……なんだなって




        *




10月29日(火) 
ペンギンのお茶会を開催します

 

毎回楽しいお茶会も第15回目を迎えることになりました
 
 
午後のひととき、お茶を飲みながら
なんとなくもやもやしていること、誰かに聞いてほしいことなどを
自由におしゃべりしてみませんか?

ナビゲーター・若松美穂(心理カウンセラー・エッセイスト)

夫との関係に悩んでいる、子どもとの距離の取り方がわからない、
自分の親とうまくいかない、などなど、日ごろ悩んでいることについて、
気軽におしゃべりしませんか?
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、心が少し軽くなるかもしれません

日時 10月29日(火) 13:30~15:00
会場 清瀬けやきホール 第1会議室
http://kiyosekeyakihall.jp/access/index.html
定員 7名(女性のみ・先着順)
会費 2000円

お申込み先:contact
※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号、過去に出席された場合はその旨を明記のうえ、「お茶会参加希望」と明記して、10月21日(月)までにメールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。
→これまでのお茶会の様子は、こちらからご覧いただけます

2013年9月25日水曜日

私を許す~続~


~前回の続きです~

私は以前より ずっと
自分のことが 好きです

それはたぶん

自分のダメな部分を
自分の嫌だと思っていた部分を
「それでもいいよ」と
自分自身が
認められるようになったから
なんだと思うのです


例えば その一つが

あわてん坊で
抜けているので
家族に 周囲に
迷惑をかけてしまうことがあって

それも頻繁に(汗)

なんとかしたくもある
マイナスの部分ではあるので
少しずつ 修正しながら
生活しているところなのですが……

実は “そのおかげ” もあるのです

他の人がドジをした時
「あぁ 私もやるから
 あまり人のことは言えないな」と
少しだけ 人に優しくなれます

子どもたちに似た部分をみつけても
「わたしの子だから しょうがない」
と 受け入れることができます

危なっかしいので
私のまわりには
いつも 危険を察知してくれる人がいます

助けてくれる人や
アドバイスをくれる人
引っ張ってくれる人がいます

周囲は 「まただよ~」
「いい加減にしてよ」と
嫌な思いをすることも
多いかもしれないけれど

(そこはやっぱりまずいな)

「私って 本当に
 周囲の人に恵まれている」と
ありがたい気持ちで生きています


こういうことって
何でも一人でこなせる人で
完璧にミスなくすることができて
人に頼ることもない私だったら

感じられないことなんですよね


「それはいくらなんでも
 プラスに考えすぎだよ」

そんな意見もあるかもしれませんね


それでも調子に乗って
もう一つ言うと

あわてん坊でドジゆえに
周囲に笑いをもたらすことも
けっこうあるのです


お友だちから頂いた
ペコちゃんの綿棒
なんだか癒されるキャラです

使うのが もったいないような
 

2013年9月19日木曜日

自分を許してあげることで


私は こんなに
一生懸命にやっているのに
夫は……

私はこんなに 両親のことを
考えているのに
言うことを聞いているのに
あの人たちは

私はこどものためを思って
言っているのに……


その気持ちが強ければ強いほど
思うようにならないことへの
腹立たしさや悲しさが募り
苦しいだろうな
辛いだろうなと思います


そんな時 私は
あくまでも一つの方法として

「……のに」と 思うまで
こちらががんばらなくても
いいのでは!?
と お伝えしています


     *


そういう私も  以前は
よく思っていたものです

私だけががんばっている
一生懸命やっている
周りのことを考えているって

今 思うと
ちょっと恥ずかしいのですけれど


たとえ自分ががんばったとしても
私が辛いと思うまで
誰かのために何かをすることや
悩むことを
相手は望んでいなかったりもして

いえ 望んでいたとしても
そこまでしなければならない
……ということではないのです



「私はこんなに~しているのに」
と 思った時 

ほんの少し
手を抜くことを許してあげる

わがままを言うことを
許してあげる

誰が誰に?

私が私に許してあげる
そこまでしなくても良いんだよって

時には 
思い通りにならないこともあるさ
通じない思いもあるよと
肩の力を抜いてみる


そうしていると……
不思議です


相手も 私と同じように
手を抜いても良いよね
と 思える

相手だって 
我がままを言いたい時や
言うことを 聞きたくない時も
あるのかも と思える

私の思い通りでなくても
相手には相手の思いが
あるよねと 思えてくる

こういうことを
繰り返しているうちに
やっと 気がつくことができたんです

自分を許すことが
相手を許すことに
つながっていたんだなって




広い心をもちたいね~♡









2013年9月10日火曜日

言ってみよう 伝えてみよう


新聞に
「首傾げ沈黙 通用しない」
という 記事が
~読売新聞 異文化体験~


異文化の中に身を置いても
自分の考えを恐れず
英語を発信できる子を
育てようとする 
スポーツ教室が あるのだそうです

わからない時に
首をかしげて モジモジし
相手に気がついてもらうのではなく
「わからない」と 口に出して言う

“恥ずかしがったり ごまかして 
 困った表情を作っても
 米国はチャンスをくれない”
というのです

先日 私も 某有名大学教授の
講演を聞いてきたという方に
講演内容を 教えていただきました

これからは 
子どもも自分の考えをもち
発言させる方向に
教育が変わるらしいとのこと

今のままでは 日本人は
世界で通用しないと
その教授もおっしゃっていたとか


話を聞いて 数週間後
私たちがサイパンへ行った時のこと

夫と次女が プールの中で
ボールで遊んでいました

ちょっとわきの方へ
ボールがそれてしまうと
それを見ていた
他国の子が ボールを
サッと持って行って
遊び始めたのです

二女は 日本ではあまりない光景に
驚いていましたけれど
いい機会だったのかもしれません

ここで 「そのボール 今
私たちが使っていたの

使い終わったら貸すから
ちょっと待っててもらえるかな?」

そう言えなければ
あきらめるしかないのです
(英語力が必要ですが
 伝える習慣もないと
 難しいですね)



       *


子どもにそうなってもらうには
まずは 教育者が 親が
変わらないと 難しいのかな

一方的に話して 伝えて
「そうでしょ わかったね」
ではなく
「あなたはどう思う?」が必要だし

それが少数意見であっても
「そういう考えもあるね
 どうして そう思ったの?」と
発言するチャンスを与えなければ
認めなければ

結局は大人の顔色を伺って
大人が求める答えを探してしまうから

私に孫ができる頃には
もしかしたら 学校でも
違う教育が 始まっているかしら?

それはそれで とても楽しみです



 

ものすご~く
遠浅の海


~NEWS~

今月号のESSE
「がんばらない アラフォー家事術」
で 若松 美穂が掲載されています


 
 
 

2013年9月4日水曜日

心配いらない


先日 叔母(母の双子の妹)と
電話で話していたら

「私と姉は ちょっと
 世間様とずれているのよね~」
と 言うので
 


「大丈夫だよ そんなこと
 皆 知っているし
 二人が 世の常識と合っているなんて
 誰も思ってないから」

と 私が言い 二人で大笑いしました

言われた本人も どうってことなく
「まぁ そうね
 あぁ おかしい」と笑い続けていて……

そんな二人の影響を受けて
育ってきた私が 
世の中の常識と
合っているわけがない

よく考えると 
父もちょっと変わっていて

バカがつくくらい正直で 真面目で
そんなこと言ったら嫌われるでしょ
と思うようなことでも
正しいと思うことを
まっすぐに主張し 譲らない人でした

晩年は
ずいぶん丸くなりましたけど

……ということは 
私は 変わった夫婦に
育てられたので

当然 変わっているわけで


そんな私だから
きっと 子ども時代も
変わったことを 言ったり
したりしてきたのでしょう
(実際 子どもの頃の私を知る人から
 多くの証言があります……(^^ゞ)


それでも「あなたはそれでいい」と
言ってくれる周囲の人がいて
笑って済ませてくれたから

私は自分を否定せずに
ここまで来ることができたのだと
思うのです


大好きな『WOMAN』というドラマで
祖母が母について 
孫に語って聞かせる
こんなセリフがありました

             *

この子(母)が
このまま大人になったら
とんでもないことになると思いました

心配して ちゃんとした子に
しなきゃと思って……



思ったんだけど そんな
心配いらなかったの

あなたたちの素敵な
お母さんになりました



            *



娘たちを見ていると
時々 思うのです
「この子 このままで
 大丈夫だろうか?」って

でもね あんな私でも
友だちができ 結婚し 妻になり 
『WOMAN』の主人公のように
素敵ではないけれど
母になり 
それなりに暮らせているのだから

個性いっぱいのあの子たちも 
きっと大丈夫
心配いらないって




家では自由気ままな二女も
自分より小さい子がいれば
手をつないで
面倒をみたりするんだな~と


【若松美穂NEWS】

「幸せ力」を身につける方法  ~ セルフカウンセリングで人生が変わる! ~
という講座を、9月20日より4回連続で行います。

詳しくは、こちらのサイトをご覧ください!





 
  






2013年8月29日木曜日

周囲に振り回されない



周りは面白いほど
いろんなことを言うものです
(おもしろいと思えるよに
 なったのも成長かも)

私もこれまで
あることないこと
イヤ……
ないことないこと
と言っても良いかな(笑)
というくらい
憶測で私自身を語られてきました

きっとこうだ!
こう思っているんじゃない?
こうしたいのよね?

でもね 
そう思っているのは
私じゃなくて
話している その人なのです

AさんやBさんやCさんが
思っているだけで
そこに私の思いはありません

私 ずーっと思ってきました

言いたいように言って下さい
どう言われても私は私です

自分の気持ちは
他の人にはわからないし
他の人には決められない

決められたように見えても
見えているだけ

私の気持ちは
私の中にある一つだけ
なのです


あの人がこう言ったから
この人がこう言ったから

そうして周囲の言葉を
自分の中に
取りこむのも
取りこまないのも
自分次第です

取りこむものと
取りこまないものを
選択するのも
自分自身


いらないものは
ポイッと ポイッと
捨てちゃえば良いのです


周囲の意見を聞くことが
大切な時もあるけれど
同じくらい
振り回され過ぎないことも
大切です

周囲の言葉を
取り入れなくても良い


選択しても良い

どうするのか
どう思うのかは
自分で決めて良い


周囲の言葉に
振り回されそうな時ほど
自分で自分に
そう言ってあげるのです

ちなみにイチロー選手は
こう言っています

敵地での試合での
怒号やブーイングが
飛び交う不穏な空気に

関わらないことですね」と


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2013年8月20日火曜日

自分の力で


「私 叱るのをやめました
 叱っても何も変わらないんです

 気がついたんです
 やっと……なんですけど」

そう言って Bさんは笑います


Bさんは ずいぶん前から 
何度注意しても
時間を守れない部下がいると
悩んでいました

その部下は
おおらかと言えばおおらかですが
仕事ですから
そうとばかりは言っていられません


そのたびに叱り
何度も説教をし続けた
……にもかかわらず
変化が見られないのだと言います


ある時
どうして叱るのかと
Bさんに聞いてみました

一つ目の理由は
「他の人に迷惑がかかるから」


お話を伺っていると
Bさん自身は
人に迷惑をかけたり
他の人に嫌な思いをさせることを
ひどく嫌っています

でもBさんと
時間を守らない部下が
同じ考えとは限りません

少なくとも 何度
Bさんの考えを伝えても
部下に変化がないということは
「会社のため」「他人のため」
という理由は 部下には
響かなかったとも考えられます

時間を守らないその人のせいで
会社が 上司が 同僚や後輩が
困ることがあっても

その人自身に「悪いな」
という気持ちがなければ
「○○が困る」
「○○の迷惑になる」
という説教は
何の役にも立ちません


もう一つBさんが
部下を叱る理由

それは
「部下自身が困るから」でした


時間に遅れて
人に迷惑をかけたり
仕事がうまくいかなければ
部下の評価はそれなりです

でもBさんは
そのことを 部下に
伝えていませんでした


なぜなら 
部下の評価が下がる前に
自分がなんとかしなくては
と 思っていたというのです

Bさんは 叱るという
表現を使っているけれど
相手のことを考えられる
優しい人なんですね

相手のことは相手のこと
自分が困るわけじゃない
と 割り切れれば
ほおっておいても良いはずです

でもほおっておけないのです
自分がなんとかしなくては……

会社を辞めさせられたら困るだろう
生活が成り立たなくなるだろう
そう思っていたのだと言います



私はBさんにお伝えしました
Bさんが 部下の体を
自分の思うように動かすことは
できないのでないかと

相手は子どもではなく
一人の大人です

その人自身が
時間を守ろう なんとかしようと
思わなければ
どんな変化も生まれないのですから


もしかしたら
「周りの人が」ではなく
「部下自身が」どう困るのか説明し 
私がなんとかしなくては……ではなく
「自分で考えてみて下さい」と
部下と心の距離を取ってみてはどうかと
お伝えしました


それでも Bさんは
すぐに 叱ることを
やめることはできなかったようでした


それから半年ほどがたち
Bさんがおっしゃいました

「私 叱るのをやめました
 叱っても何も変わらないんです

 気がついたんです
 やっと……なんですけど」


不思議なことに
Bさんが叱るのをやめたころから
部下にも変化が見え
時間が守れるように
なってきたのだと言います

どう説明したのか
どういう対応を取ったのか
私にはわかりません


ただ 嬉しいことは
Bさんが
自分の気持ちや対応を
自分の力で変えたということと

その変化と同時に
部下にも
変化が見えたということです

Bさんは 自分の力で
悩みを解決したのです


ちょっと距離を置いて
離れてみると

わかることも
よく見えることも
あるような




8月23日(金) 松戸にて
「生活美人のつくり方」という講座を開きます。
詳しくはこちらをご覧ください!
http://www.kireinotane.jp/event/wakamatsu_miho.html
 

2013年8月14日水曜日

子育て?それとも抑えつけ?


以前 お茶会をした時
母と娘の関係について
貴重なお話をして下さった方が
いらっしゃいます


彼女は小さいころから
一挙手一投足を制限されて
育ったと言います

子どもの頃は気がつかなくても
おとなになって
気がついたということですね

中学でも高校でも
親に反抗をせず
親の期待通りの人生を歩みました

      

就職しても 親の監視は止まらず
「仕事で遅くなった」……など
うまい言い訳を考えないと
自由がなかったのだそうです


25歳くらいの時 

彼女が出かける予定を
母親に話すと
「そんな つまらないことは
 やめておきなさい」
という答えが返ってきました

その時です 

彼女がそれまで
抑えていたものが
爆発したのは

「行くのは私なの!
 なぜ お母さんにそんなことを
 言われなくちゃいけないの

 お母さんがしてきたのは
 子育てじゃない 
 抑えつけだー!!」

そう叫んだんだと言います


彼女はその時
「とてもスッキリした」……と

苦しかった 辛かった
もうやめて 私に決めさせて
そんな叫びの声を
あげることができて
本当に良かった

その時は辛くても
正直な気持ちをぶつけてもらった
(あえて“もらった”と書きます)
母親はラッキーかもしれません

人より少し遅かったけれど
彼女の母離れ
母親の子離れのスタートです

   
     *


彼女はその時 25歳頃ですから
自分の気持ちを自分で
表すことができました


でも 小学生 中学生 高校生は  
自分の気持ちを
(大人がいう)問題行動という形で
表現することがあります


子どもたちの問題行動は
表現方法がうまくはないけれど
両親へ 
周囲の大人へのメッセージです


私たち親は 大人は
彼らの気持ちに目をそむけず
受けとめる責任がある
そう思っています



時々長女と
ファミレスデート

最近は
つきあってもらってるのかも!?




 
8月23日(金) 松戸にて
「生活美人のつくり方」という講座を開きます。
詳しくはこちらをご覧ください!
http://www.kireinotane.jp/event/wakamatsu_miho.html
 

ペンギンのお茶会を9月7日に
長崎で開催する予定です
興味のある方はこちら↑をクリック




2013年8月8日木曜日

頑張る時 休む時


ある場所に
学びに行った時のこと
先生の言葉で
とても印象的な言葉がありました

多くの人が 頑張る時を
間違えています


辛い時・苦しい時
もっと頑張ろう
なんとかしなくちゃと
自分を追い詰めるのではなく
一つ することを減らしましょう
休養が必要なのかもしれません


うまくいっている時
体力や気力に
余裕がある時にこそ
一つすることを増やし
もう一歩 頑張るのです


話を聞きながら
あぁ  私 間違えてた……と


うまくいっている時には
ついつい気も緩み
“ご褒美”などと楽をして
(ご褒美はあってもよいのだけれど)
キツイと感じる時ほど
もっともっとと
自分で自分をいじめていた


今は頑張る時か
休む時か

時々自分に聞いて
バランスを取っています


朝 車の扉にバッタが


庭屋さんにお願いして
たくさんの花や木を
庭に入れてから
我が家には虫や蝶が
よく訪れるようになりました

 

ペンギンのお茶会を9月7日に
長崎で開催する予定です
興味のある方はこちら↑をクリック

2013年8月1日木曜日

他の誰かに

読売新聞に 
こんな言葉を見つけました

『人は常に 
 何かを選択しながら

 それが正しい判断なのかどうか
 分からない

 そういう人生を生きている
 選ばなかった別の道を
 くよくよ想像することもある

 〈中略〉

 人には限界がある
 正しい道を見極められない
 ただし 選んだ道を
 肯定して生きることはできる』


 
あの時 こうすれば良かった
やめておけばよかった

違う選択をしていたら……

そう思うことは
人生の中で 
数え切れないほどあります

それでも 
過去に戻ることはできなくて

     ・

     ・

     ・



ある時
祖母を見送る母に  友人が
言ってくれたのだそうです

「あの時の私には
 あれが精いっぱいだった
 あれ以上のことはできなかったと
  思うことにしているのよ」と

選んだ道を
肯定して生きる
一つの方法なのでしょう


一方で
イヤ あの時できたのに
私は“しなかったんだ”と
後悔の念が 
消えない人もいると思います


そんな時 私は思うのです
この後悔は 次に
他の誰かに生かそうと

その人にできなくても
まだ他の人にはできるから


祖父が先に亡くなって
できなかった分は
祖母にしよう

父が亡くなって
父にできなかったことは
母にしよう


あの友だちにしてしまったミスは
再び 他の人にしないようにしよう


今まで私が出会った人たちは
そういう私を許してくれる
優しい人たちだと思うから







ペンギンのお茶会を9月7日に
長崎で開催する予定です
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2013年7月23日火曜日

いつか私たちも……


ありがたいことに
『ペンギン企画室』さんと始めた 
“ペンギンのお茶会”
13回目を迎えました

第13回ペンギンのお茶会レポート

今月末には  
お茶会に集まっていただいた方
限定で募集をさせていただき
ランチ会を開催します
( 会費はランチ代のみ
 ……ただ ただ
 ランチとおしゃべりを
 楽しむ会です)

これからも ランチ会や
夜には 飲み会なども
できればいいな~(私の願望)

皆さんと ざっくばらんに
色々なお話を 
楽しみたいなと思っています


    *


 
14回目は 高知以降
久々の遠征で
9月の上旬に
長崎で開催する予定です
興味のある方はこちら↑をクリック

来年 再来年と
あちこち 足をのばすことが
今の私の目標なんです


    *


ペンギンのお茶会は
皆さんのお悩みや
経験を伺う場でもあり
私や参加者の皆さんが
学ばせて頂く場でもあります

前回のお茶会には
家族の中に
障がいのある方が
数名いらっしゃいました

家族でしかわからないこと
不安など 色々ある中
「兄弟に障がいがある場合  
 他の兄弟への影響は?
 いじめられたりしない?」と
質問があがりました

それに対しての
ある女性の答えに
私は「本当にそうだな」と共感し
このブログを読んでくださる皆様に
お伝えしたいと思いました


彼女はお子さんに
こう伝えているのだそうです

「歳を重ねれば
 人はいつか
 障がいを持つようになる

 兄弟は たまたま
 それが早かっただけよ」と


私の祖母も 晩年は
車イス生活になり
あらゆることで
人の手を借りました

祖父は脳梗塞で
半身不随になりました

そして 私たちもまた
それが いつ来るかなんて
わからない

明日 交通事故にあって
体が動かなくなることだって
あるのです


こうして 自分にとっての
新しい考え方に
出会えるのも 

初めて出会う方がいる場所の
良いところなのかもしれません








井出綾さんの
「紫陽花を使った花のワークショップ」
に 参加しました




2013年7月16日火曜日

何をしてあげたら良いの?


私が何度も繰り返し読んでいる
「逆効果の心理」という
子育て本があります

かなり前に出された本なのですが
現代の子育てにも
しっくりくる
母親がおかしやすいミスが
たっぷりと載っている本なのです

その中に ハッとする
文章があります

『母親が
「物理現象と心理現象とを
 混同している」

今 机の上に載っている灰皿に対して
右から左への力を加えれば
ほとんど例外なく
その灰皿は左へ動いてゆく
これが物理現象

しかし心理現象は必ずしも
そうはいかないのです』


子育てほど
自分が思ったように
行かないものはないですよね


その理由が上に書いてあること
なんだと思うのです

口うるさく言ったから
子どもに手をかけたからといって
ダメなところが直るとも
勉強するとも限らない

うるさがられるだけ
……なんてことも


かえって何も言わない方が
自分で経験して
自分でまずいと気がついて
自分で何とかする

これ 私も経験ずみです

結果 たとえ
親が望んだレベルに達しないとしても
その“レベル”とやらは
親が勝手に望んだものであって
彼女たちが望んだものではないのです

運動や勉強・生活態度の
レベルがどうこうではなく
「自分で何かをする
「自分で気がつく」
価値があると気がついたのは
親になって ずいぶん経ってからです

子どものためと疑わず
習い事をさせたのに
そのおかげで 
英語や音楽・スポーツ嫌いに
なってしまった話もよく聞きます

「じゃあ どうすればいいのよ」
という声が聞こえてきそうです

本を書いた
昌子 武司さんは 言います

師弟関係と親子関係は
違うということを
肝に銘じてください


師弟というのは
冷静で客観的な関係です

知的なものをなかだちとした
関係とも言えます
だから「知識や技術を
“教える”ことが可能」なのです

ところが親子というのは
“情”をなかだちとしています
親子というのは
「教えたり」「教えられたり」
するような関係ではなく

「情」で「包みこんだり」
「包み込まれたりする」関係
「情」をなかだちとして
「育てたり」「育てられたり」
する関係といえます







先日 まだ小さい子どもに
「何をしてあげたらいいのか」と
悩んでいるお母さんに出会いました

こうしたら こう育つ という
単純なものではないから

愛情を持って「包み込み」
生まれてきてくれてありがとうね
君がいてくれて嬉しいよ
あなたがいるから
私たちは幸せ

そういう気持ちを忘れずに
「育てる」ことができれば
それで充分なのかもしれません




井出綾さんとの
グリーンカレッジで
撮った一枚

よーく見ると
一つ一つの花が
かわいいです




第13回ペンギンのお茶会レポートアップしました

第1回ペンギングリーンカレッジに参加しました

井出綾さんの
「紫陽花を使った花のワークショップ」が開催されます

2013年7月10日水曜日

いいたいことが言えない

数日前 ある方に
「これまでの  自分の子育てを
 点数にしたら何点くらい?」
と聞かれました

今でこそ 多少
(それでも多少です)

冷静に判断するとか
子どもを信じる 
子どもの意見を尊重する
距離を取るが
できるようになってきましたが

長女が中1くらいまでは
私 ダメダメな親だったな~と
思うんです

点数でいえば30点くらい(汗)

それに気がついて  
心の勉強をしたわけです


特に 私が
まずかったなと思っていることは
“自分の思いや考えを  
 子どもに押しつけてきたこと”

もっと簡単に言ったら
長女に  自由に
発言をさせてこなかったこと



そうして過ごすことが続くと
言いたいことが言えなくなる

……というより 言わなくなる
「どうせママに言ったって
 わかってもらえない」

他の場所でも
「私の意見が  尊重されるわけじゃない」
という気持ちになってしまう

成長したとたん 急に
「ほら 言いたいことを  
 言いなさい」
「きちんと自己主張しなさい!」 なんて
 都合が良すぎるってもの

言える状況を
私が作ってこなかったのだから
子どもは戸惑ってしまうのです


あれから4年
私が聞く耳を持つ
彼女の主張を受け入れる
彼女自身を肯定するという
姿勢になってから
長女に 少しずつ変化が表れました

親が変われば子が変わる
実体験したわけです

「私はこうしたい」
「こう思う」 という
長女の思いを聞くたび
言わせてあげなくて
ごめんねという思いと

ホッとした気持ちになる
私がいるのです

ミスドで新しい味のドーナツが
出たから買いに行こう~と
誘われ 一緒に出かけました

一緒に出かけることも
少なくなったから
ウキウキと出かける私です

2013年7月3日水曜日

どんな家庭で育ってきたの?


「あなたは どんな家庭で
 育ちましたか?」
と 聞かれたら

どんな場面が
思い浮かぶでしょうか?


その思い出す場面から
自分の成り立ちの理由を 
見つけることが
できることもある……と 
私は思います

 
      
             *


例えば私の場合

実家は美容院 
従業員さんが約10人
家族6人が 寝床は違えど
食事もお風呂も一緒という
大所帯で育ちました


思い浮かべるのは
皆が 忙しく
働いている様子です

食事の途中でも
タオルを洗濯機に入れる人

「○○さんの仕上げを
 お願いします」と
先輩を呼びに来る人

ご飯を食べている人の横で
掃除機をかける人

みんなが 
せわしなく動いている様子が
パっと浮かぶのです

ただ 忙しくても
暗い雰囲気ではありません

笑顔もあるし 賑やか
皆 他の人のことを気にかけつつ 
テキパキと動いています

この場面から
その後の自分に繋がるものが
感じ取れるのです


   *


私は 数年前まで
気持ちが急いている人でした

 
いつも 時間に
追い立てられているような気がして
気がつくと 気持ちの中で
「早く」 「早く」と
唱えているのです

なぜなら 「急ぐ」とか 
「早く何かをする」ことが
美徳の家庭で育ったからです


多人数での暮らし
    +
  客商売ゆえ

子どもであっても
周囲を気にし
「気がきく」ことを 求められました

気がきく = 絶対良いこと
と 思ってきましたから

それが
違う価値観の人には
ありがた迷惑になることもあるとか

自分がしてしまえば
人が 何かをするチャンスを
奪うことになるということも知らず

『余計なお世話』という名の
失敗も ずいぶんしました

時には 迷惑がられることも^^;


女性ばかり
笑顔いっぱの賑やかな中で
育ちましたから

しっとりした雰囲気よりは
笑顔のある
賑やかな環境が大好きですし
ホッと 落ち着きます



どの人も それぞれ違った環境で
その人なりに 良い悪い
両方がある中で
育ってきたと思います

育った家庭の影響を
大きく受けて 今に至るのです



ただ 「だから自分はこうなんだ」
と 終わらせるのではなく
あきらめるのではなく

 
今の自分に
必要のなことと
必要ではないことに振り分け

 
必要なことだけを
自分の中に 残して行くことは
できると思います


私の場合 テキパキは
まあ良いとして 
意味もなく 急いている自分は
やめにしました

「慌てない」「ゆっくりでもいい」
と 急いてる自分に
言い聞かせるようにしたのです


「気がきく」ことは
悪いことではないけれど
”適度に……が必要”
“人や場面をよくみて”
を 心がけています


たとえ
育った環境から
多くの影響を受けてきたとしても

私たちは 自分で 
新たな自分を作ることもできますし

自分に必要なデータを
その時 その時
書きかえることも
入れ替えることもできるのです


花を大事に育てる環境で
育ったことは
今になってみれば 感謝かな


 
7月8日(月) 松戸にて
「生活美人のつくり方」という講座を開きます。
詳しくはこちらをご覧ください!
http://www.kireinotane.jp/event/wakamatsu_miho.html
  


2013年6月26日水曜日

なぜ怒る?


怒りには
違った感情が隠れている
ということは 
よく言われることです

例えば 
寂しさ 悲しさ 恐れ……



ある時 こんなことがありました

私が 言った覚えのないことを
「君が 言ったはずだと」
決めつけられ さらに
その責任をとるように
言われたのです

本当に言ったのであれば
傷ついた方に
謝った方が良いと思える 
ひどい内容でしたから

私が本当に言ったのか
誰が傷ついたのか
確認したい状況でした

ところが それは伝え聞きで
実際には
誰が言ったかもわからない

ただ 他の人が皆
「私ではありません」と言うから
言ったのは 
最後に残った君のはずだ
と言うのです

私は久々に  心底
腹が立ちました





しばらく経って 
自分も 冷静になり
そのことについて 考えてみました

なぜ腹が立ったのか

相手の言動を理由に
怒り続けていても
もう 過ぎたこと

相手の反応や 思いを
変えることはできません


でも 自分の気持ちに
区切りをつけたり
納得したりすることは
できるかもしれません


私は 怒りの裏側にあるものを
探してみました 


自分だけがが疑われて
悲しかったの?

それは違うな
悲しかったんじゃない 



寂しかったの……?

寂しいと思うほど
相手と 近い関係でもない



怖かったの……?
その時 ハッとしました
あっ 怖かったのかも!!



何が?

確証もないまま
私が言ったとを
広められることが怖かった

それをさらに聞いた人が
「そうなんだ 若松って
 そういう人なんだ」と
思うのではないかと思ったら
さらに 恐怖感が広がりました

しかも それは 
過去にあった
同じような経験
(噂が事実となって
 広まることへの恐怖)
と重なって 怖さが増したのです


人はこうして 過去に味わった 
怖さ 寂しさ 悲しさを 
繰り返し味わうんですね

あぁ 怖かったんだ私……

そう思ったら 怖かった自分を
慰めてあげたくなりました


怖かったよね
嫌だったよね
でもさ そういうこともあるよ
自分では どうしようもないことも
あるよねって


これまで 私が腹を立てたり
怒ったことを一つ一つ
思い出して行くと
その多くが 実は「恐れ」から
来ているのだと気がつきます

子どもを叱るのは
「子どもがちゃんと育たなかったら
 どうしよう」という恐れ

今はないけれど
過去には
「周囲に ちゃんと育てていないと
 思われたらどうしよう」という恐れ
などなど


私は 怖くなると怒るんだ
腹が経つんだな

だから……

自分の中に怒りが顔を出した時
自分に聞いてみます

「今 何が怖いの?」
「それはおびえるほどの恐さ?」
「気にしなくても良いことではない?」
「助けは求められない?」


 
自分の怒りの裏側に
どんな 気持ちがかくれているのか
考えてみると
自分の本心に
気がつくことがあるのかもしれません





若松美穂がナビゲートする
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2013年6月19日水曜日

親子の力

 
 
先日 日テレのNEWS 
「every」の特集で

”荒れる少女14才 
カメラが追った母と娘”

という題名で ある一組の
親子の5年間を追った
ドキュメンタリーが
放送されました



母は外国人の夫と離婚 
二人の子どもたちは
成長し 家を出て

末っ子の女の子を
一人で育てている


仕事に没頭し 帰宅は深夜
朝と夜の食事は
作って出かけるという


生活の為には 仕事が必要
食事もきちんと作っていて
一見 母業を
やっているようにも見えます



ところが
毎朝 友だちが家を訪れ
メイクをしてから
中学校へ行くという娘には
「この部屋に 朝食を
 持ってこようか」と
的外れな言葉をかけてしまう


「明日は9時半待ち合せね」と
明らかに遅刻をすると
思われる約束を
友だちとしていても 母は
背を向けたまま 何も言わない

自分が出ていった後
娘が学校へ行ったのか
何時に着いたのかを
確認するでも
把握しようとするでもない母


子どもに反抗されること
暴力をふるわれることを恐れ
向き合えない 
向きあうことを避けているんですね

最後には
「自分では育てられない」と




その子の行動が
母に訴えているようにも
感じました

お母さんこっちを向いて!
何か言って 時には叱って
私は まだ中学生だよ
一人にしないで
寂しいよ

生活費を稼ぎ 食事をさせるのも
大切な親の役目です

でも それだけで 
親とは言えなくて

社会の中で生きていくために
必要なことを教え

あなたは 大切な存在
私はいつも気にかけているよと
言葉で 態度で表し

何かあれば 共に
困難に立ち向かう姿勢を見せる

親に与えられた使命は
まだまだあって……


TVを見ながら 何度も
「私はどう?」と
自分に問いかけました



それでも この母は
偉かったのです!


「母と一緒にいたい」という
娘の気持ちを大切にし

すぐに転校をさせ 
以前よりも
短い時間の仕事に変えました

放課後 娘は
家のすぐ近くで
勉強を教えてくれる人の元で
過ごすことで
寂しさを感じずに済む状況に

勉強もするようになっていきます

ほんの一年という短い間に
娘と母の関係は修復され
無理だと思っていた
高校受験にもチャレンジ

合格 
 
その後 就職 

結婚して 出産

今 母(祖母)は頻繁に
娘の家を訪れ
孫を可愛がっているといいます

「あのことがあって
 良かったと思っています

 大人になったら
 人に注意されることなんて
 少ないじゃないですか

 子ども(娘の兄)に
 お母さんが間違っていると
 言われて気がつきました」


確か 母親は
そんな言葉を口に
していたように思います


もちろん 一番大変な時に
助けを求めた
ある団体の協力が
最も大きかったと思うのですが

その人たちの助言を受け入れ
変わろうと思い

実際に行動に移した
母と娘  
二人の力でもあると思います


これからも
二人とご家族の未来が
明るく照らされていきますように
 


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2013年6月12日水曜日

心の中で


いつも
ポーカーフェイスの女性がいて

一緒に飲んだ時に
「腹が立ったり 嫌なことは
 ないの?」と
聞いたことがあります


「あるよ すっごくある!」(友人)

「それがまったく表情には
 出ていない様に見えるけど」(私)

「心の中で言ってるの

 ふざけるな~とか
 何言ってるの?
 全然 理解できない とかね

 それで スッキリするからかも」(友人)

と 彼女

なるほど!

心の中で言うのね!


溜めこむとストレスになるし
口に出すとトラブルになるから
心の中で言う 

良いかも



時々 街中で「えっ?」と思うことや
「そりゃないよ」と思うことに
出会った時には 
なるべく 表情には出さず
心の中で
自分の気持ちをつぶやいてみる


んー けっこうスッキリするし 
良い感じ


どこにも出せないというのではなく
正直な気持ちを
出せる場所がある
というのが良いのかも


       *


ある朝 
洗面所の収納扉を開けると
夫が洗顔料の蓋を
きちんと閉めなかったらしく
けっこうな量の
洗顔料が飛び出している

「次から ちゃんと閉めてね」
と言う私に 「あっ うん」
と 拭きもせず
その場から居なくなった

「もう! (朝から用事が増えて)
 迷惑なんですけど」

心の中で呟いて
拭き始めたら……

足音が近づいてきて


「ホント ごめん」


え? 

へ?

あら?

ペロリと舌を出した私

心の中で呟いてたつもりが
声に出ちゃってたみたい(汗)

気をつけないと……ですね


ある冬の日の一枚

翌日
忘れ物がないように
帰宅すると
持ち物を 玄関に
 一列に並べる夫

几帳面なところもある一方
他に管理する人がいるところは
(管理者=私)
たいてい適当^^;









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2013年6月9日日曜日

悪いところ 良いところ


「自分のだめなところに
 似ている子どもをみると
 つい叱ってしまうんです」
と ある女性

遺伝もあるかもしれないし

私たち親が 色々教え
親のことを
見て育っているのだから
似る部分もありますよね

我が家の長女は 
私と過ごす時間の方が
ずっと 長かったのに 
考え方も 行動も 夫似

気持ちの勉強をしてからは
その違いも受け入れることが
できるようになりましたが

以前は
自分とは全く違うことで
理解をしてやれないことが
たくさんありました


悪かったな(反省)


一方 二女は 
良いところも
「ここはちょっと……」と
思うところも 
私と よく似ています

    *

自分に似た 嫌な所を
叱ってしまうのは
子どもを叱っているようで
実は 自分で自分を
叱っているようなもの


一番早い解決方法は
子どもを変えようとすることではなく
私たちが 自分のダメなところ
嫌だと思っている所の認識を変え
まずは 自分を認めることです



“自分中心で 空気が読めない”
(変に気を使ってまで
 空気を読まなくても良いか
 と 思っているとも言える)

二女が 私に
そっくりなところの一つです

これを 自分なりの
良い言葉に変えてみると
「人にこびない」
「自分らしくいられる」
とも言える……かな

他の人が考えると
全然違う言葉に変化したりもするから
おもしろい

プラスの言葉に変えると
案外 そういう自分も
良いかもしれないと思えるのです

私に似ているとはいえ
二女は子どもです
彼女を肯定的にとらえるとしたら

自由奔放 天真爛漫

私も二女も それゆえ 
失敗することもあるのですが
失敗を糧に
少しずつ修正すればいいこと

決して悪い所ではないのです

夫と長女は

 
1.ギリギリにならないと
  物事をやらない

2.「まあ いいか」
   で済ませることが多い

3. 物事をあまり深く考えない

これを肯定的に捉えたら

1.イザとなったら
   ちゃんとやる

2.気持ちの切り替えが早い

3.悩みが少ない

という感じ


良いところも悪いところも
表裏一体
見る方向を変えるだけで
良いところは 悪い所になり
悪いところは良い所にも
なり得るのです


夫と長女は
食べ物の好みまで似ている

ホットケーキ大好きです


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2013年6月5日水曜日

根拠のない心配


私が育った家庭は
朝食に色々なルールがあり

「朝 卵にストローをさして
 丸ごと一つ飲む」
白身がかなり気持ち悪いです

「液体プルーンを 
 ひと匙なめる」
子どもにとって
決しておいしいものではありません


「梅干しを毎朝1個食べる」
確か 郷ひろみさんか
西城秀樹さんがやってるから
と言われた記憶があります


健康おたくの母親が決めたルールを
正しいと信じ!?

イヤ……
「それ自体が正しいかどうか」
を信じているというより

親の言うことだから
正しいのだろうと
信じていたという方が
合っているのかも

どれも体に悪いことでは
ないのだろうから
まぁ 良いのですが

だからと言って
「必ずしなければいけないこと」
でもないですね

当時の健康法の流行とか 
親の思い込みも
あったような気がします

今もうちの親は 孫に
「こうすると良い」
「あれを食べるといい」
と言い続けています(笑)

もう クセみたいなものかな

言われる方が迷惑でなければ
「あっ そうなんだ
 でも 私はいいや」
「じゃあ やってみる」と
一つの会話のネタとしてありです

ただ
『○○を食べないとよくない』
『こうしないと 不健康になる』
『毎日~しなければならない』
という 考え方に進んだ時には
ストップをかけたいところです

言われる方に
ストレスが溜まるだけでははなく

言った本人も 自分の思いを
聞いてもらえないことに
ストレスをためてしまう

何より 考えが偏れば偏るほど 
家族が健康を崩すかも
しれないという 根拠のない
“心配の種”が増えてしまうから

こういうことって
食べ物に関することだけではなく
生活の中にたくさんあること

「私の思い込みではない?」
「考えが行きすぎてない?」
時々自分に聞いてみることも
必要なのかもしれません



昔は私の中にも
変なこだわりというか
思い込みがあって

お弁当に 冷凍食品は 
入れない方が良いとか


今は 一日一品は
入ってる~♡
頼りになる存在です
 









2013年5月30日木曜日

その人にしかわからないこと


「私にとって

 震災について
 聞かれること

 話してと言われることは

 間違えて犯した罪を償って
 社会に出てきた人が
 (なかったことには
 ならないとわかっていても)
 
 それを秘密にして
 なんとか生きて行こうとしている時
 

 過去について
 根掘り葉掘り聞かれるのと
 同じくらい嫌なことなの」


母の言葉で
一番強烈に
心に残った言葉だ

たとえ 周囲が
震災からもう2年
……と言っても

どれだけ 心の傷が
根深いものなのかが
伝わる


東日本大震災で
自宅を失い 仮設住宅に入居している
約4万世帯を対象に
宮城県が行った健康調査で
約半数が持病をもっていると回答した

(プレハブ・みなし仮設共)
持病で多いのは
高血圧・糖尿病・心疾患だった

心の状態については
プレハブ仮設が45.3%
みなし仮設は41・6%が
「心理的ストレス相当」
にあたると判定された

このうち 不安や抑うつにより
日常生活に支障をきたす恐れがある
「重症精神障害相当」は
プレハブで9.5%
みなし仮設で8.0%だった

~5月23日 読売新聞より~




母にとって癒しの一つが
お花です




2013年5月22日水曜日

わかって欲しい


「ネットにお料理を載せている人みたいに
 手の込んだ料理を作って
 きれいに盛り付けて食卓に出したい
 って 思うんです
 
 でも 働いているし 時間もないでしょ
 どうしても 買って来たものを
 並べるだけになってしまうんです」

こんな お悩みを持つ 
A子さん

お話を伺うと

彼女がそう思っているからと言って
ご主人に文句を言われたことは
一度もないのだと言います

実際 料理の担当は
夫という家庭もあるし   
料理はほとんどせず
買ったものや外食が中心
というお宅も
ないわけではありません

彼女の中に 
“妻は きちんと料理を
 作らなくてはていけない”
という 『思い込み』
……みたいなものが
あったのかもしれません

夫が良くても 
このままの自分では嫌だ
というのであれば
改善策を
探す方法もあるのですが

実は ご本人も 
初めのような言葉を
口にしたものの

「だからと言って 
 毎日手の込んだ料理を作って
 盛り付けもきれいに
 ……なんて言われたら 苦痛かも

 それを どうしても
 したいわけでは ない気がする」
 と言います

では 彼女の言いたいことは
なんだったのでしょう?

人は伝えたい事や
気になっていることは
繰り返し 口にするものです

「私 本当に忙しいんです
 子どもも 小さいし
 大変なんです」

彼女は 何度もそう言いました

「仕事をしていて忙しい
 子どもが小さくて 
 大変だということを
 ご主人に
 わかって欲しいんですね」
と お伝えすると

「そう そうなんです!

 あの人 私の大変さに
 気がついているのかなって

 
 手を抜いているわけじゃなくて
 子育てや仕事で
 忙しくて 食事の用意が
 できないんだってことを
 わかっているのかな~って」


伝えない気持ちは
相手に伝わらないし

相手の気持ちは
聞いてみないとわかりません

伝えたり聞いたりしても
自分の期待通りの答えが
返って来るとは限らない

それでも 相手の気持ちを
知ることができたら

お互いの気持ちや行動が
変わる可能性はある
……と 私は思います



お互い向かい合うと
言いづらいことでも

車の中で
横並びだと
言いやすい事も……

車の中での本音トーク
我が家はありです


講座のお知らせ
http://40s-style-magazine.com/若松美穂さんの「幸せになるためのコミュニケー/