2015年1月7日水曜日

夫婦の関係~私の場合~

 

〝手のひらの幸せ”に 
以下のような質問を下さった方がいらっしゃいます
 
『色々悩んでいて 初めて相談させていただきます
かなり前から若松さんの本や特集を読ませて頂き 共感させていただきました
前の本から考えても 若松さん自身の変化や夫婦関係 夫婦喧嘩や生活なども含めて
とても変化して 穏やかな生活が伺えます
 
私は今 夫婦喧嘩をする事も多く 離婚も話に出たり (この先について)考えています
いままで 若松さんは離婚などの危機はなかったのでしょうか?
色々なトラブル 喧嘩をどうのり越えて来たのか 参考にさせていただきたいです
愛情表現など 夫婦中では難しいこともありますが
旦那さんとはよく話し合われたりするのでしょうか?』


       ・    ・    ・    ・    ・   ・
 
 
初めは、ご質問いただいた方に……と思って書き始めたのですが、
夫婦の問題は 多くの方が身近に感じる内容なのではないかと
こちらに書かせていただくことにしました
 
 
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私が思うに……というか 多くの場で言われることですが
夫婦の関係は その夫婦にしかわからないことが たくさんあるのではないかと思います

わが夫婦の場合も 人に話しても理解できないこともあるでしょうし
私たちの未来も 今の私たちには 正直わかりません

ただ一つ 以前の私と 今の私の大きな違いは
考える基準を 相手(夫)ではなく 自分に置いたことです

以前の私は 「相手がどう思っているのか?」「相手はどうしたいのか?」
基準がいつも 相手にあったような気がします
それを考え・想像するのが 愛情だと思っていたのです

けれど 残念ながら 相手の思いは 考えても考えてもわからないのです
なぜなら 答えは 私ではなく 相手が持っているものだから(*^_^*)

だから私は訊きます
 「どう思っているの?」「どうしたいの?」「どう考えているの?」って
彼の想いを聞いて ~そうだったのか~と発見もありますし
私の想像が 〝単なる考えすぎに過ぎない″のだと 気がつくこともあります

価値観も考え方も違う人なのだから 仕方がないのですけれど
どんなに話して・伝えてもらっても 私には理解できないこともあります

返答が返ってくればまだしも 彼の返答が 
「わからない」「どうでも(どちらでも)いい」「答えるのが面倒くさい」だったりもして
理解不能ということもあるのです

だから 私 
相手がどうか……ではなくて 『自分がどうしたいのか?』に切り替えました

建前やプライドを捨て 
今の私が 自分の気持ちに正直に向き合うと
気持ちの中はこうなのです

相手がどうあれ 私は彼と一緒にいて楽しいし
ケンカをしても 短時間で元に戻ることができる
仕事も 日々頑張ってくれている
いっしょにいて黙っていても あまり苦にならない……etc
というわけで 
相手がどうあれ 私が 彼と共に生活をしていたいのです

夫婦生活は 必ずしも 
うまくいっているから続けるわけではなく
本人が納得できれば
理由も それぞれ違っていいと思うのです

例えば
夫に興味がある・無し 居心地がいい・悪いに関わらず
夫といることで 収入があり 生活が成り立つという理由で
生活を続ける場合ももありますし

他の人には理解できなくても
その人なりの理由があって 別れないという選択もあります

他人に「うちのは……」と 文句ばかり言っている夫(妻)が
必ずしも相手を嫌いなわけではない・うまくいっていないわけではない
というのも 面白い所です

夫婦の関係に正解は無く 千差万別なのだと思うのです



私 結婚三年目くらいまでは
「結婚を続けられるのかな~」という不安がありました
たぶんそれは 私自身が作り出した不安で
相手だけではなく 自分自身も
信じることができていなかったから……のような気がします

今の我が家
夫婦でぶつかることも 意見がくい違うことも
ぜ~んぜん 理解できないことも まだまだあります
娘たちに「かなり やりあっていましたね」と言われることも

でも 今の私は それでいいと感じています
私と 異なる考えの人が家にいることで
娘たちの 私の 選択肢の幅も 広がるのではないかと思うから

この先 私たち夫婦も
続くかもしれないし 別れるかもしれない
私たちの未来は誰にもわからないけれど

「自分がどうしたいのか」を
自分自身に問いながら この先を生きていくのかなと
今は 思っています

夫に三下り半を突き付けられた時には
その時に考えよう

ちなみに 愛情表現
夫はあまり得意ではないようですけれど
私はします 
明日 次の瞬間 一緒にいられるとは限りませんから
後悔がないように……
震災から得た教訓です


正しさや理想から
かけ離れたとしても

ふざけたことばかりしている
家族のそばに
〝私が″ いたいのです



~お知らせ~

1月20日「きれいのたねさん」で
『母と娘との関係について考える~この先を心地よく過ごすために~』
を 開催いたします

母と娘の関係で悩んでいる方・迷っている方は 決して少なくないのです
「私だけじゃない」 「こんな考え方も」 「あんな方法もある」

今すぐに 解決はできなくても ちょっと心を軽くすること ヒントを得ることはできるかも

2015年 1月20日(火) 10:30~12:30受付 /10:10~
今回は2時間スペシャル
おいしいお茶をお供に お話ししませんか

詳しくは“きれいのたね”さんの HPをご覧ください
http://www.kireinotane.jp/event/wakamatsu_miho7

8 件のコメント:

  1. 美穂さん
    明けましておめでとうございます。
    本年もよろしくお願いいたします。

    夫婦はいつもいつも一体感がなくてもそれが普通。
    親子もそれが普通。
    それがなくても縁があって一緒に暮らせるって
    人間の適応能力ってすごいなと思います。
    時々つながってるんだなあと味わえること、
    それがわたしにとっては家族のありがたみです。
    心や体の暴力を頻繁に直接受けている場合は
    すみやかに別れた方がいいと思うのですが
    それ以外は別れても
    次の環境で同じ課題に向き合うことになると思います。
    すぐそばの人と心が通わなくなることは
    家庭の中でも外でもおこることなので。
    離婚することが自分を大事にすることになるのなら
    それもあり。
    離婚しなくても自分を大事にすることを選ぶのなら
    それもあり。
    わたしは大切にされていると
    誰だって強く感じたいのですが、
    自分以上に自分を理解し大切にできる人はいません。
    喧嘩しちゃうのも
    「わたしのことが大切ならばわたしの考えに従いなさい」
    という思いがお互いにあるから。
    でも、そんなことしょっちゅうです。
    ついつい・・・またやっちゃったあです。

    でも、わたしもその日のうち、
    いや、相手が出かける前には
    「ごめんちゃい、言い過ぎちゃった。」と和解宣言します。
    わたしも20年前被災して、
    送りだした人がまた帰ってくるのは
    当たり前なことじゃないと知っているからです。

    ぎくしゃくすることもあるけれど、
    それを自分の本心をつかむ機会にして、
    喧嘩しても、
    ひょっとしたら別れても、
    それを人生の全てにしなくていいと思います。
    相談者の方、一生懸命なのが伝わってきます。
    自分らしくがんばってくださいね。




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    1. ゆるりんりんさん

      今年もどうぞよろしくお願いいたします(*^_^*)

      若松 美穂

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  2. 美穂さんとたぶん同じような考え方に私もかえたら
    随分と夫婦関係も変わってきたなと思います。
    相手の立場にたって物事を少しでも見てみると
    喧嘩もほとんどしなくなったし
    考え方もかわってきました。
    まあ私の場合は40も過ぎてからですが・・・

    昨年からの旦那さんの単身赴任生活で、
    また新たな発見があって
    お互いの事を見つめなおすいい時間にも
    なっています。
    夫婦生活は山あり谷ありだなぁと思います。
    私も旦那さんには愛情表現をたっぷりします。
    娘はそれをいつも聞いているので、
    またいつものを言ってるとあきれ顔されます。
    でもそれが私なんです。

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    1. るんママさん

      「それが私なんです」……この感覚も、大事だと思うな。

      人に共感してもらえれば、理解してもらえれば
      それはそれで嬉しいこと、ありがたいことかもしれないけれど、
      そうでなくても、自分にとって〝いい状態″ということもあるから。

      夫婦円満が理想的ではあるけれど、
      長年一緒にいれば、
      そうとばかりは行かないものですね。

      若松 美穂

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  3. 若松さんありがとうございます♪コメントした者です。見ず知らずの私のためにこんなに返信を頂けて…心から感謝しています。
    新しい年を迎え、夫とたくさん話し合った所でこのブログを見ました。夫と話し合った上で自分の気持ちを大事に過ごせたらと考えていたので…この先を誰のせいにすることなく日々前向きに頑張れそうです。
    私は超わがままの自分一番人間です。夫には大事にされて当然という気持ちが多くあります。だから、ぶつかってしまうし、不満もでてしまいます。自分と同じくらい夫の気持ちを大切に想えるように2015年過ごせたらいいですね☆
    若松さんに私の気持ちを拾って頂けて、お年玉をもらった気持ちです。感謝しています。
    人に救われるってこんなに嬉しいんですね。私も誰かの役に立てる人になりたいです。
    追伸…ゆるりんりんさん、ありがとうございます。感激しました。

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    1. 匿名さん

      ご主人様と話し合われ、ご自身のことも
      振り返られたのですね。

      「自分と同じくらい 夫の気持ちを
      大切に想えるように2015年過ごせたらいいですね☆」

      このコメント ご主人様に見せたいわ~~♥

      若松 美穂

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  4. ショコラティエ2015年1月12日 7:42

    美穂さん、皆さん、今年もよろしくお願いいたします♪

    相談者さんの気持ちすごくわかります。以前は、そのことで悩みんでいました。
    今は、美穂さんの言う ``自分がどうしたいか`` 自分の気持ちを素直に感じることに赴きを置くようになって、今年は、それを言葉にしたり、行動に移したりできたらなと、新年思っていたところです。

    先日、相談番組で、 仮面夫婦 をテーマに、芸能人が赤裸々にトークしてたんですが、その内容からしたら、うちは、まさに仮面夫婦!

    でも、私は、こんなもんかと、離婚まではと思ったので、今も別れずにいますが、どう赴きを置くかも自分次第だなと改めて感じた番組でした。
    でも、その番組を見て、私が寂しく思ったことは、わがままじゃなく、求め過ぎたのではなく、女心♪まだまだ 乙女♪だったんだ 笑 って思えて自分が可愛く思えました♪

    でも、それもこれも、悩んで辛い思いや、辛い喧嘩をしてきたからこそ。。。。

    どんな思いも、自分素直な気持ちを大事にしてたら、きっと大丈夫だと思います♪
    無駄な経験なんてないと思うから。色んな気持ち、出来事を味わえる人間になりたいな♪

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  5. ショコラティエさん

    おっしゃる通りですね。
    色々な経験をされてきたから、わかることなんだな。

    若松 美穂

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