娘たちが小さい頃
泣いている彼女たちに
何度か
言ったことがあります
『一度 部屋に戻って
気持ちが落ち着いたら
戻っておいで
あなたの気持ちを
他の 誰かが
落ち着かせてあげることは
できないから』と
冷たい母でしょうか
辛さや悲しさの場合は
また 別の対処方法も
ありますが
彼らの中で湧きあがった
腹立ち・悔しさ・苛立ちや
思い通りにならないことに
対する憤りは
なだめたり
言い聞かせたりしても
他人(親)の言い分では
納得がいかない場合もあります
思いきり 泣いたり
寝てしまった方が
スッキリすることも……
もちろん
甘えることで
もとに戻ることもありました
色々な時がありつつ
娘たちも
ある程度の時間をかけ
自分で自分を
落ち着かせることが
できるようになっていきました
よく
祖母が言っていました
「人に 機嫌を取ってもらわないと
いけない人になってはダメよ」と
私は 祖母のいう『ダメ』に
近い子どもでしたから
その後 成長するにつれ
自己コントロールに
苦労した時期があります
なだめる人がいないと
落ち着くことができない
機嫌を取ってもらわないと
気分よく居られないようでは
周りだけではなく
自分も
どうしたらいいのかわからなくて
大変なのですよね
子どもだけではなく
大人にもあるのが
・ほめて欲しい
・認めて欲しい
これも同じで
自分を満たすためには
他の人が必要になります
誰かに動いてもらわないと
叶わないことなのです
けれど 人は
自分の思うとおりに
動いてはくれません
だからこそ
機嫌を取る
なだめる・落ち着かせる
ほめる・認める
気持ちを立て直していく……を
いつでも
どこでも
自分でできるよう
日々 練習が必要だと
感じています
心理学は統計学だと 言われることもありますが 「ひきこもり」と ひと言でまとめることはできないくらい 様々な状況があるのだと 感じる本です |