私の祖母が 4月7日
生涯の幕をとじました
92歳 大往生です
母の実母なので
母は 毎日のように介護施設に通い
時間の問題になってからは
祖母のそばにいる時間も
次第に 長くなって行きました
私は祖母以上に
母の体が心配でした
死後 身内には
することが
山のように控えていることは
父の時に経験済みです
母に 休んでほしいと思いつつ
かける言葉も見つかりませんでした
祖母が他界する数日前
たまたま手にとった本に
こう書いてありました
「患者さんの様子を見守るのは
いいと思います。でも
絶対にその瞬間を逃すものかと
見張るのはやめましょう」
穏やかな死に医療はいらない~朝日新書~
あぁ これだって思いました
人生の最後って大事です
大事かもしれないけれど
私は それだけじゃないと思うのです
その人の人生
父なら七十二年
祖母なら九十二年
長~い年月の全てが
その人の人生です
私なら 最後の瞬間だけで
私の人生を考えて欲しくない
(最後に一人だったから
寂しい人生だったなんて)
最後の瞬間よりも
それまでの人生全てが
どうだったのか
どう過ごしたのかが大事
私は 本の中の言葉とともに
母に伝えました
お母さんは十分看たよ
おばあちゃんも
それは感じているし
私たち家族も知っている
施設のみなさんも
おばあちゃんを
とっても大事にしてくれた
ずーっと ついていたのに
たまたま ~~していたら
ってことは少なくないから……
たとえ 最後に看取れなくても
自分を責めるのはやめよう
最後に傍に居なくても
おばあちゃんは
寂しいとか悲しいなんて言わないよ
「ありがとう」って思ってる
だから 見張ったりせず
逝きたい時に
静かに 逝かせてあげよう
*
「血圧が下がっています
いらしてください」
施設から電話をもらい
夫と母と施設へ向かいました
20分ほどで到着しましたが
すでに呼吸はありませんでした
でも祖母の人生が
素晴らしいものだったことに
変わりはありません
みんなが一生懸命
祖母を見守り
介護したことにも変わりはありません
母は あの言葉を聞いておいて
良かったと言います
看取ることができたのなら
それも良い
でも 看取ることができなくても
私たちが 彼らと
積み上げてきた時間や
思い出は なくならないのです
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祖母は 紫色が好きで
品を大事にする人でした
私のことを
「あの子は 女として
なんとかしないと……」
が 口癖で
いまだに なんとか
なってないんですけど(汗)
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これまで お茶会を
何度かさせていただきましたが
今回は コミュニケーション講座を開きたいと思います☆
自分自身で気がつけること
変化させることができること
……きっとありますよ
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