2013年10月30日水曜日

良いか悪いか



以前の私は
物事を
「良い」か「悪い」か
「正しい」か「正しくないか」
だけで
判断していたようなところがありました

今 思えば 
その「良い」「悪い」とか
「正しい」「正しくない」だって
あくまでも私の基準でしか
ないのだけれど


今は  こう思います
白黒はっきりさせられないこと
できないことの方が
世の中には
ずっと多いのかもしれないと


多くの人が良いと思っても
世の中に
浸透しないこともあれば
すぐには
受けいれられないこともある

悪くても 
そうする道しか選べない人もいるし
まかり通ってしまうこともある


「良い」「悪い」だけで判断すると
許せないことや理解できないことは
たくさんあって


でも
“あくまでも私は”
良い(悪い)ような気がするけれど

どうなんだろう?

そうして  自分とは
違う見方もあるのでは……と
考えてみると


そういう場合もあるかも
“必ずしも”ではないなと

物事を 柔軟に
みることができるように
なるのかもしれません



雲の切れ間から光が地上に降り注ぐ
天使のはしご 天使の階段
とも言われる現象

正式名称は
“薄明光線”っていうんですね


2013年10月23日水曜日

変化が怖い


時々 私のまわりで
聞く言葉があります

「あの時の私
 変化が怖かったのかな

 今なら あれも
 悪くなかったって思えるんだけどね」


変化が怖い

私もそういう時があります

特に 今あるものがなくなる変化は
ちょっと 怖い


だけれど……


私たちの生活は
常に変化に富んでいて
同じ毎日なんてない

子どものころから

大人になってからも

少しずつ
環境は変化してきているし

その環境に順応し
時には 嫌な思いをしたり
迷ったりもして
なんとか乗り越えてきた……はず

(時々 乗り越えられない時も
 あったかもしれないけれど)



そして 今がある



変化に対応してきた自分がいても
新たな変化は また別のもの


 
 
今している仕事をやめる時

住む場所を変える時

誰かのそばを離れる時

今あるものが なくなる時

何かを始める時

やっぱり 怖いかも
不安になるかも



それでも
時間が経つと
思えることもあって


あの変化があったからこそ
得たものがある
できたことがある
わかったことがある


怖さや不安の
真っただ中にいた時には
見えなかったものが
見える時期が
いつか来るのかもしれません


我が家の庭の木の実が
赤く色づき始めました

日に日に
変化を見せてくれて
楽しいです

 

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若松さん本表紙
平凡な日々こそ愛おしい――30代~アラフォーの女性が向き合う自分自身の生き方、子育て、夫婦関係、親子関係などを等身大で綴ったエッセイ集。 生活情報誌『サンキュ!』(ベネッセコーポレーション)で好評連載中のエッセイ「幸せな主婦になるための方法」からセレクトした1冊。 カリスマ主婦として人気を集める著者の暮らし術やお気に入りアイテムを紹介する撮り下ろし写真や、新たに書き下ろしたエッセイも収録されています。
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2013年10月17日木曜日

失敗を許せない心


子どもたちを叱り
自分を責める

そうして 子育てに
行き詰っていた頃の
自分を思い出すと

気がつくことがあります

私 自分にも
子どもたちにも
“失敗すること”を
許せなかったんだなと


忘れ物はせず
叱られず
嫌われず
トラブルを起こさず


自分では気がつかなかったけれど
そんな期待をしていた
母でした


一生懸命子育てをすれば
いい子が育つ

一生懸命=手をかける
だけが答えだと
信じていたのです
(もちろん 
 自分で何もできない幼少期は
 手をかけることが必要ですね)


                 *
 


ある本に こう書いてありました
『子どもへの
 過剰な関心と無関心の両極端

 ほどよい加減がわからないのなら
 どちらか一つを
 あきらめた方が良い

 今の時代 すてるべきは
 過剰な関心の方です』



              *



子どもたちには 親には見えない
世界があり 関係性があります

わたしたちが何から何まで
手をだしてやらなくても

転んだら 自分で
立ち上がる力があって

困った時 悩んだ時には
考える力がある

自分で乗り越えて行く力があります


どうにもならない時には
自分で人に助けを求め
時には 誰かの力に
なれることもあるでしょう

その一つ一つを
親が手とり足とり教えるのではなく
失敗から学ぶことがあるんだと
気がつけなかったのです




たくさん失敗をさせてもらい
たくさん学んでいらっしゃい
許して下さった方に
感謝の気持ちをもって

どうしても困った時には
ここに帰っておいで


子どもが 世界を広げ
羽ばたけるように

過剰な関心と
失敗を許せない心は
しまっておこう

そう思えるようになってから
わたしの子育ては
ずっと楽になったような気がします



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2013年10月10日木曜日

「あなたのため」 それとも 「お節介」

家族や友人との付き合いの中で
「このままでは 
 相手が困るのではないか」
 
「相手のことをなんとかしてあげたい」
そう思ってしまうことがあります
 
 
 でもちょっと待って!

 
こちらの思いは 
ただのお節介ではないかしら?
 
相手は困りながらも
考えている最中
試行錯誤して
答えを探している最中
かもしれない
 
 
もしかしたら
グチをこぼしているだけで
こちらが「大変!」と思うほど 
それほど気にしていないのかも

 
もっと言えば
悩んでいるのはこちらだけで
相手は 特に問題ない
このままでいいのと
思っていたりして……



        *
 

 
 
「あなたのために」のつもりが
本当は「私がしたいだけ」
「言いたいだけ」「思っているだけ」
ということはないかしら
 

相手が「どうにかするのを
手伝って欲しい」
「どう思う?」「力を貸して」
そう言った時 初めて
相手に寄り添い 力を貸す

それでも
遅くはないのかもしれません




先日友人に
「何をしている時が好き?」
 と 聞かれ

「色んな人の話を聞くのが好き」
と 答えた私

仲のいい友人たちと
家族と

さらにおいしいものと
時には
お酒があったら
なおのこと……♡



 

 

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2013年10月4日金曜日

そういう時期



中学時代の同窓会へ
行った時のこと

中学3年のクラス担任の先生と
お会いすることができました

先生は女性で
体が小さくて 細くて
かわいらしい方
(その姿は健在でした)

でも 目力があって 凛として

男性の先生でも
言いたいことが言えなくなるような
男子生徒に

顔と体を寄せ
じっと目を見て
伝えたいことをちゃんと伝える
強い人でもあります


私たちが中学3年生の頃は
(色々事情もあって)
授業を抜け出したり
授業の邪魔をしたり
時には 親たちが
学校を巡回する必要があるくらい
やんちゃが流行!?し
大変な時期もあって

だからなおのこと
その子たちに真正面から向き合う
先生の姿が
印象に残ったのかもしれません

先生に 「大変でしたよね」と
お話しすると 彼女は笑って

「私ね  
 あの頃の子どもたちの行動は
 大したことじゃないと
 思っているのよ

 
 
 
 あの時もそう思っていたの

 だって そういう時期なんだもの

 その時期にやっておいて良かったのよ
 大人になってからするようじゃ困るでしょ」

先生の懐の深さと
これぞ中学教師!!という心意気を
見せてもらったような気がしました


「それでもね みんな立派な
 お父さんになって
 大人になって
 
 がんばっているんだもの

 
 いいのよ そういう時期があっても」


我が家にやんちゃ男子はいないけれど
それでも 子育て中は
迷いや悩みが生ずるもの

「これでいいのかしら?」
そう思った時
先生の言葉が
私の頭の中に浮かびます

そういう時期……なんだなって




        *




10月29日(火) 
ペンギンのお茶会を開催します

 

毎回楽しいお茶会も第15回目を迎えることになりました
 
 
午後のひととき、お茶を飲みながら
なんとなくもやもやしていること、誰かに聞いてほしいことなどを
自由におしゃべりしてみませんか?

ナビゲーター・若松美穂(心理カウンセラー・エッセイスト)

夫との関係に悩んでいる、子どもとの距離の取り方がわからない、
自分の親とうまくいかない、などなど、日ごろ悩んでいることについて、
気軽におしゃべりしませんか?
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、心が少し軽くなるかもしれません

日時 10月29日(火) 13:30~15:00
会場 清瀬けやきホール 第1会議室
http://kiyosekeyakihall.jp/access/index.html
定員 7名(女性のみ・先着順)
会費 2000円

お申込み先:contact
※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号、過去に出席された場合はその旨を明記のうえ、「お茶会参加希望」と明記して、10月21日(月)までにメールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。
→これまでのお茶会の様子は、こちらからご覧いただけます