働くお母さんが増え、
自分で鍵を持ち、
帰宅後の時間を
一人で過ごす子も増えますね。
そんなことはさせられないと
「子どもが帰宅するまでに、
家に戻らなきゃ」というお母さん。
「それくらいはできないとね」
というお母さん。
状況も、暮らしている環境も
考え方も違いますから、
人それぞれです。
とはいえ、子どもが
大学生にもなるのに、
「私は夜は外出できないわ。
子どもが居るから」という
お母さんの言葉を聞いた時には
少々心配になりました。
ある時、中学年のお子さんを持つ
お母さんに出会いました。
「今、子どもはもう、
帰宅している時間なんです」。
時計を見ると、
3時を過ぎています。
お子さんの様子を気にしつつ、
彼女はこう続けました。
「習い事をすると、子どもの帰宅に
間に合わないから、本当は
やめようかなと思ったんです。
だけど、そんなことを言っていたら、
いつまでも何もできないと思って。
私もちょうど、自分の時間を
大切にしたいなと思っていたところなので、
子どもの帰宅に間に合わなくても、
習い事をしてみようと思ったんです」と。
彼女自身、一歩を踏み出すには、
勇気が必要だったでしょう
心配もたくさんしたでしょう。
(初めてのお子さんならなおの事)
それでも、子どもを信じて、
自分の新しい発見を楽しみに
前に歩き出したのです。
時には鍵を忘れて困ることや
寂しい思いをすることもあるでしょう。
宿題をしないで、
連絡をせずに出かけてしまって、
ご両親に叱られることもあるでしょう。
でも、それも
その子とママが何かに気がつく
チャンスかもしれません。
家族で話し合う、
失敗した時の対策を考える
良い機会になるかもしれません。
別れてから、彼女を思いだし、
お母さんにとって、
良い選択だったと思えますように
……と思いました。
ガーターなしのレーンを卒業し、 私たちとボーリングを楽しんだ二女。 やるたびに、何かしらのコツを つかんで、ちょっとづつ上手に なって行く。経験から学ぶんだな。 |