2012年12月26日水曜日

平和な年越しをめざして

私は新聞が大好き

毎日 ゆっくり読むことは
できないけれど
今日は新聞を読む日と決めて
じっくり読むのが
楽しみの一つです

気になった記事は
切り抜いて取っておくことも

先日 記事を整理していたら
2010年12月25日の
朝日新聞の記事が
出てきました

2年も前(汗)

『年越しに備える』
という題で

①おせちは自宅で食べる
②元旦は掃除をしない
③三が日にケンカをしない

③のところで
深くうなずいてしまった私

普段 それほど長く
一緒にいることのない夫婦が
共に長い時間を過ごすと
どうしてもケンカが……

以前 そんな話を
友人ともしたっけ

私が夫とのもめごとを
増やさないために
気をつけていることがあるとすれば

①巻き込まれない
②引きずらない
③翌日まで持ち越さない
……かな

①こちらには関係なく
 自分のことで
 イライラしていたり
 不機嫌になっている時には

 何よ……と思わずに
 こちらは 気持ちを平坦に
 相手と距離を置き
 無理に話しかけたりしない

 相手が あえて距離を置いた場合も
 そっとしておく

②せっかく相手が
 気分を元に戻したり
 話しかけてきた時に

 「さっきまでの あの態度は
  何だったのよ」と 
 こちらが
 引きずっていると
 元に戻るものも戻らなくなる

 さっきはさっき
 今は今

 
 今 目の前にいる人が
 機嫌がいいのであれば
 それでよし

③一晩寝たら 次の日は
 また新しい次の日

 「おはよう」と
 声をかけ合って
 にこっと笑顔になれば
 まあ なんとかなる

若い頃は
これがうまくできなくて
お互い
数日 嫌な思いをしたことも 

結局
相手がどう……じゃなくて
こちらが気持ちを上手に
切り替えれば いいんだなと

あっ でもでも
あんまり聞きわけが良いと
調子づいちゃうこともあるので
たまには
ハッキリ言わないとね

怒らず 淡々と


* * * * *

 
このブログも
今年は これで最後です
読んでいただき
本当にありがとうございます

皆さま 良い年末年始を
お過ごしください

来年も どうぞ
よろしくお願いいたします


たまにはみんなで
写真を撮ろうよ
という二女の提案で

クリスマスの夜に
 


2012年12月21日金曜日

その時は 良くても

ある時
『これから同居をする予定がある』
という方の 
お話を伺う機会がありました


でも 迷っているんだとか


ちょうどその場に
以前 同居をしていたけれど
うまく行かなくて
解消したという方が数名

そのうちの 一人の方が
おっしゃいました

「同居を決める時
 私 他の人の気持ちばかりを
 考えていたんです
 『そのほうが 夫の両親にとって
 良いんだろう』とか

 
 でも……あの時 
 自分はどうしたいのか
 もう少し 考えてみれば良かった

  私はこうしたいですって
 伝えれば良かった」と


その時は 
まあ良いか と思ったことが
後々 小さな不満となって重なり

「我慢できない」
「私はこうしたい」
という思いが
膨らんでいったのかもしれません

これって 
同居に限らずあること
自分の気持ちを
ぐっと抑え込んで
その時には
うまくいったように見えても
実は……ということ


みんなで話しているうちに
同居に悩んでいた方の思いが
次第に ハッキリしてきました

お風呂と キッチンは別が良いな~
できれば 玄関も別が良いな~
っていうか 暮らしも別が……

「あれ?
 私 少し離れたところで
 暮らしたいのかも」

自分の思いを
ご主人や夫の両親に伝えることは
決して 簡単ではありません

それ以外 方法がない

また 我慢を続けることが
できるのならば
何も言う必要はないのかも……

でも 今 自分の気持ちが
わかっているのなら
それを伝えることも
一つの選択肢なんだな

接客業という仕事柄もあて
同居するまで
キムチは
ほぼ食べなかった母

ところがキムチ
好きの我が家にいたら
そのおいしさに
ハマってしまった!

この日は海鮮キムチ鍋

2012年12月12日水曜日

また やってる


11月1日 読売新聞の家庭面は
興味深い記事でした

1979年 12月
家庭面の連載記事について
(私がまだ7歳の頃の記事です)

 *   *   *

 登校拒否という言葉が
 当たり前になったのが
 70年代
 高校進学率が94%という中で
 学歴社会が受験戦争を激化

 親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられないため
 子も自立できないと指摘

 不登校のとらえ方が大きく変わった
 親の甘やかしを原因とするとらえ方が
 親の過度の期待を原因とするとらえ方に
 百八十度転換する

とありました

  *   *   *

すでにこの頃から
今と同じようなことが 
言われていたんだと
正直 驚きました


“今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる”
これ 今の私の
子育てモットーです


「親は常に わが子に満足できない
 ありのままが 親に
 受け入れられない」は
おそらく 数年前の
私の姿だったから

それでも救いは 娘たちが
楽しんで学校へ行ったことと

夫が私に
ブレーキをかけてくれたこと
「子供たちに 要求しすぎるな」と
時々 注意されていましたから


子どもが反抗期に入り
自分の子育てに限界を感じた私は
講演会に参加したり
気持ちの勉強をして
数年かけて 少しずつ
気がついたのです


「今のあなたでいい」と
子どもを信じて
認めることの 大切さを


自分でいうのもなんですが
以前に比べたら ずっと
「そのままのあなたでいい」
と思えるようになり
娘たちに 素直な気持ちで
そう 伝えられるようになりました


と言いつつ、それでも 
やっぱり欲を出す私がいて……


今日数時間前の私が
まさにそれ


最近ニ女は 来年行われる
サッカー大会に向けて
放課後練習に 参加しています

普段から 週4日
習い事に通っている二女は
かなり忙しくなりました

サッカーの練習に出たあとは
休みなく 習い事
帰宅したら 夕飯 宿題

いつもの 「まず おやつ~」
「先にテレビー♪」という姿は
どこにもなく
10時くらいまで 一生懸命

本人が「今日もがんばった!」
と満足そうに言うくらいです


それなのに私ったら
言っちゃったんです
「できるなら いつも
 そうすればいいのに」

彼女の頑張りを
認めるでもなく 脇に置いて
「いつもそうすれば……」と
新たな目標を 勝手に
彼女の目の前に差し出したのです
 


言ってすぐに 気がつきました
「そうじゃないよね~」と。


「ごめん ママ
 伝える言葉を間違えた
 ここ数日 あなたは良くやってる
 偉いと思うよ

 いつも いつもじゃなくても
 イザって時にちゃんとできるって
 大事なことだよね」

それを聞いたニ女は
嬉しそうに

「そう?ありがとっ♡」


全ての子に 親に
「今の子どもに満足し
ありのままを受け入れる」ことが
いいのかどうか 
私にはわかりません


でもつい 「もっと」を
要求しがちな私には
それくらいが
ちょうど良いんだと思います


クリスマスプレゼントにいただいた
『抹茶ちょこし』
コーンフレークに抹茶チョコが
かかっていておいしい!
子どもたちが
止まらなくなっていました

2012年12月5日水曜日

寝ている間に 感じる愛

児童養護施設に 8年にわたり
密着した ドキュメンタリー映画
 
『隣る人』
 
今も あちこちで
上映されている様子
 
機会があれば
子育てをされている方には
ぜひ 見ていただきたい
作品です

映画館でいただいた
プリントの中に
(実際 養護施設で
 発行されている 
 プリントだったと記憶しています)


こんな施設での様子が……

ある女の子が 
お母さんがわりをしてくれる
保育士さんにせがむんだそうです
 
「私が寝たら 
このクリームを足に塗って」と
「今 塗ってあげる」というと
「寝てからにして」
 
自分が寝ている間にも
誰かが自分に何かをしてくれる
愛を分けてくれる幸せを
感じたいのでしょう
 
 
 
ふと 思いだす記憶が

私がまだ小さい頃
車の中で寝てしまった私を
父が ベッドまで
運んでくれた 小さなおもいで
 
落ちないように
「ヨイショ!」と抱き直す感じ

冷たいベッドに移り
ブルっとする体に 布団をかけてくれ

冷えないよう 首の回りに
ギュギュッと 布団を
押しこんでくれたあたたかさは
今も 覚えています
 
親の愛をもらえなかった
その子には
寝ている間のぬくもりが
とっても とっても
特別なことだったんですね
 

寝ている娘たちの
頬をなでたり
布団をかけ直したり
 
時には 彼女たちの
隣にもぐりこんで 抱きしめた
夫と私の感覚を
娘たちが 思いだすことは
ないのかもしれません
 
 
それでも
見えない何かが
彼女たちのどこかに
積み重なっている
 
そう思いたいのは
親の私の方かな(^^ゞ
 

 私の枕元
 
 
 

2012年11月28日水曜日

意外な人に救われる



「親孝行していれば
きっと いいことがあるよ」
 
そう言ってくれたのは
数カ月に一度 
契約に訪れる新聞屋さん
 
「お母さん まだ一緒にいるの?」
 
「えぇ 帰るところがないですから」
笑う私に 向けてくれた言葉
 
いつもと変わらず 特に
愛想が良いわけでもない表情で
でも まっすぐに
言ってくれた
 
 
「きっと いいことがある」

 
気持ちが温かかった
ジワ~っと胸に染みた
 

人は 
意外なところで救われる
 
意外な人に救われる
 
 
「きっといいことがある」

時々 つぶやいてみる
11月の中旬
以前の町並みは 平らに

一瞬
どこに自宅があったのかわからず
通り過ぎてしまった
いとこも私も
ショックを受ける

自宅跡の向こうの岸壁に
 多くの船が停まっていたことが
何よりも嬉しかった



2012年11月20日火曜日

あの時こうすれば……


「どうしてあの時」

「こうすればよかったはずなのに」

何度も過去の場面を想像し、
自分を責めて、
辛くなっている方がいらっしゃいます。

そんな時、私は、
その方と、戻りたい場面に
一緒に戻ってみることにしています。
「こうしていたら」と思うように、
想像の中で動いてもらう為です。

ところが、イザその場面になると、
彼らの口から、こんな言葉が出ます。

「あっ、でもやっぱりできないかも」

「だって、あの時には」

「こんなことになるとは
 思わなかったら、結局、
 同じ行動をとるような気が……」

今ならできても、
違う行動をとりたいという思いはあっても、
「あの状況ではできなかった」
と気がつくのです。

『今思えば』ということ、
ありますよね。

自分が違う選択をすれば、
結果は違っていたのではないか、
もっといい方向に
向かっていたのではないか。

でも、何度同じ場面に戻っても、
その行動が、
自分の精一杯だったのです。

「だから、あれで良かったんだ」と
自分にOKを出せるのが
一番良いのだけれど、
そんなことばかりでもない。

選択肢がみつからなかったし、
あったとしても、
他の選択肢は選ばなかった。
「それしかなかった」のかもしれない。

どちらにしても、
そうして納得することで、
あきらめることで、
前に進める事も
あるのかもしれません。

 
震災後、「ああすれば」
「こうすれば」は私の中にも
たくさんあって……。
 
ただ、どんなに後悔しても
私の過去は変わらない。
 
だから、今と未来を生きる。
 




2012年11月15日木曜日

マイナスの気持ちを大事にする

私は基本プラス思考ですが、
時には、マイナスの感情が、
大きくなってしまうこともあります。

特に、体調がすぐれない時には
なおのこと。

「あぁ、悲しいな~」 そう思った時、
以前の私なら、
「イヤ、悲しくなんかない!」
「そんなことを思うのは 私らしくない」
そうやって、自分を奮い立たせて いました。

でも最近は、ちょっと違う。

感じないことにしても、
あまり意味がない。
悲しさはまた湧きあがってきて、
頑張って否定して、
でもまた湧きあがって
……の繰り返しになるから。

だから、自分の気持ちは否定せず、
素直に認める。

悲しみと、ちゃんと向き合うことで、
わかることもあるし、解決策が
見つかることもあるから。

「あんなこと言われて、悲しかったんだね。
 そうだよ、悲しかったよ」って、
自分で自分に言ってみるんです。

ちゃんと悲しみに浸ると、そのうち
「まあ、このまま悲しみ続けても
 何も変わらないから
 もうそろそろ“悲しみ”から
 脱出するか」と思えたり、

「悲しいと思っていたけれど、
 本当は 悔しかったんだな。
 じゃあ次、  悔しくない 思いをするには
 どうすればいい?」 と思えたり、

「解決策はないけれど、この件は、  
 悲しかったってことで 終わりにしよう。  
私は、こういうことを嫌だな、
悲しいと感じるんだな」と
自分の気持ちに 気がつくこともあります。



一人会話、 ちょっと
寂しいヤツ みたいですね(^^ゞ

でも、どんなに人に励ましてもらっても、
「こう思えばいいよ」と 助言をもらっても、
それが 自分の気持ちにピッタリこなければ、
結局、同じところを ぐるぐる回るだけ。

だからこそ、 自分が納得できる答えを、
自分で見つけるのが良い。

「私、悲しいよ」
自分の悲しみを
しっかりと受けとめてみると、
またちょっと違う感覚を
味わえるのかもしれません。

なぜって聞かれたらわからないけれど
悲しい時のお酒はやっぱり日本酒。


2012年11月8日木曜日

あの時には……

私の祖母は、10年以上認知症です。

今では寝たきりですが、
私が施設の部屋に入るなり、
「お~、おばあちゃん!」と
手をあげると、祖母も
嬉しそうに片手をあげ、
ハイタッチをしてくれます。

先日こんなことが……。

祖母が、自分のベッドの
足元に置いてある座布団を指さし、
「これ美穂?」と母に聞いたのです。
私と母は顔を見合わせ
アハハハ~と笑いました。

どうして笑っているのか
わからなくても、
私たちが笑っていると、
その空気を感じて、
祖母も一緒に笑います。

認知症の症状は人それぞれですが、
記憶が過去に戻る人も多くいます。

祖母も、自分の若い頃に
戻る時があり、今回は孫の私が、
ベッドに横たわっている
赤ちゃんの時代に戻ったようです。

苦笑していた母ですが、
その後祖母は、母の顔をじーっと見て、
「〇〇はどこ?」と、
母の居場所を聞いたんです。
(母だとわかる時ももちろん
 あるんですよ。それも、
 その瞬間、瞬間で違うんです)

「座布団と間違えられる私を
 笑っていられないね~」と、
さらに母と二人で笑いました。

今、こうして笑っていられる
私たち家族にも、
辛い日々がありました。

祖母の記憶が失くなることや、
おかしな発言や行動を
受け入れられなかったり、
認知症への対応の仕方を
わかってはいても、
上手に対応できずにいたことも。

でも、長い長い年月を経た今は、
私たちの事がわからないからって、
私たちが訪れたことや、
したことを忘れたからって、
がっかりすることも、
悲しむこともありません。

重要なのは、彼女が
元気でいること……だから。

こう思えるようになったのも、
自分自身の気持ちと葛藤し、
試行錯誤する時間があったから。
あの時は、こうして笑える未来が
あるなんて、考えられなかったな。


ペンギンのお茶会を、石巻で開催します!

今回、念願かなって、仙台・石巻でも開催できることになりました!
お近くの方は、ぜひいらしてください。
ナビゲーター・若松美穂(心理カウンセラー・エッセイスト)
『サンキュ!』や『ESSE』などの生活情報誌で人気のカリスマ主婦。著書『少しのお金で豊かに暮らす65のヒント』(sasaeru文庫)、『私と家族のしあわせ時間』(扶桑社)、『お金をかけない暮らしハッピー・テク』(ベネッセ・ムック)ほか多数
テーマ「家族について」
夫婦の関係や子育て、親との付き合い方など、家族に関することで日ごろ悩んでいること、心配なこと、ちょっと心にひっかかっていることなどを、気軽におしゃべりしてみませんか? 心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、気持ちが少し軽くなるかもしれません。


★ペンギンのお茶会・IN石巻
日時 11月18日(日) 10:30~12:00
会場 石巻駅から徒歩8分程のところです。詳しい住所は、お申し込みいただいた方にお伝えいたします。

いずれも、定員 6名(女性のみ・先着順)
会費 1000円(お茶菓子つき)
お申込み先:contact
※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号を明記のうえ、「石巻お茶会参加希望」と明記して、11月10日(土)までにメールにてお申し込みください。折り返しご連絡いたします。

2012年10月31日水曜日

イライラを置いて行く・捨てる

時々、「子育てをしていると
イライラします。
どうやって気持ちを
抑えたらいいんでしょう」
と聞かれることがあります。

イライラしますよね~。
腹が立つこと、
ありますよね。
ん、あります。

私も今朝からありました。
朝からのんびりと過ごしたあげく、
「お気に入りのカーディガンがない」
と、次女。

少し前に、収納ケースに
入っているのを見た私は
「入っているから、よく見て」と。

「だって見たもん。
 見たけど入ってないもん」
口をとがらせ、
顎をちょっと上げて言う、
その言い方が、また、
私をイラッとさせるんです。
(いや、彼女はさせてるつもりは
 ないんですけど、私が勝手に
 そう感じるだけ)


結局、収納ケースの中に
入っていて、「だから、
入ってるって言ったじゃない。
よく探せっちゅーの」
と、心の中で、大声で叫びましたよ。

というか、心の中では収まらず、
「だから、ちゃんと
 探しなさいって言ったでしょ」
と言ってしまいました。

本人は、「しまった!」と
思っているのだから、
言わなきゃいいのに、
言わずにはいられない私。
大人げない(汗)

イライラしたり腹が立つのは、
もうそうなっちゃってるんだから、
ある意味仕方がないとは思います。

もちろん怒りを小さくするように、
大声で良いたいところを
普通の声のトーンで言うように。
三つ言いたいことがあったら、
一つにするように、自分に
「ドウドウ(馬か?)」と、
声掛けをします。

「どうすればいいですか?」
って、これはもう、
自分で努力するしかありません。

自分の気持ちや感情の運転手・
コントロール主は自分なんですから。

私なりに努力しているのは、
その後。
どんなに怒っても、イライラしても、
怒りとイライラは、
その時、その場所において行く。
もっとわかりやすくいうと、
過去に捨てる……に近いかな。

カーディガンの話はそこまで、
「はい、次!」って感じで。

「碧波、ゴミ捨て行ってね~」
「はーい」

テケテケとゴミ置き場へ向かう二女。

「ただいまー」
「お帰り、ありがとね~♡」
という感じで、次の事は次の事。
感情を引きずらないように
気をつけます。

怒りやイライラは積み重ねると
どんどん大きくなるから、
一つずつ捨てて行く。
それが私流です。


家の駐車場に落ちていた
花びらがハート型に。
なんとなく
ラッキーと思いました。

 

ペンギンのお茶会を、仙台と石巻で開催します!

今回、念願かなって、仙台・石巻でも開催できることになりました!

ナビゲーター・若松美穂(心理カウンセラー・エッセイスト)

『サンキュ!』や『ESSE』などの生活情報誌で人気のカリスマ主婦。
著書『少しのお金で豊かに暮らす65のヒント』(sasaeru文庫)、
『私と家族のしあわせ時間』(扶桑社)、
『お金をかけない暮らしハッピー・テク』(ベネッセ・ムック)ほか多数

テーマ「家族について」
夫婦の関係や子育て、親との付き合い方など、家族に関することで
日ごろ悩んでいること、心配なこと、ちょっと心にひっかかっていることなどを、
気軽におしゃべりしてみませんか? 
心の中に閉じ込めていたことを外に出すことで、
気持ちが少し軽くなるかもしれません。

★ペンギンのお茶会・IN仙台
日時 11月17日(土) 14:00~15:30
会場 レンタルスペース イヴ
仙台市青葉区一番町1丁目8-10京成壱番町 701号室
http://space-eve.jimdo.com/map/

★ペンギンのお茶会・IN石巻
日時 11月18日(日) 10:30~12:00
会場 石巻駅から徒歩8分程のところです。詳しい住所は、お申し込みいただいた方にお伝えいたします。

いずれも、定員 6名(女性のみ・先着順)
会費 1000円(お茶菓子つき)
お申込み先:contact

※必ずお名前、年齢、住所(市区町村まででOK)、お電話番号を明記のうえ、
「仙台お茶会参加希望」もしくは「石巻お茶会参加希望」と明記して、
11月10日(土)までにメールにてお申し込みください。
折り返しご連絡いたします。

2012年10月24日水曜日

愛ある言葉

友人が赤ちゃんを生んだので、
見せてもらいに伺いました。

もう本当に天使です。
見ているだけで
こちらも笑顔になり、
幸せを感じさせてくれます。

それでも始めての育児は
やっぱり大変!
おむつ、おっぱいと
お母さんは忙しそう。

「幸せだよ」
「本当に可愛いでしょ?」
口にするどの言葉も、
ママの本音。

その一方で、時には、
落ち込むこともあるし、
不安もいっぱいあると
話してくれました。

わかるな~。

産後、ご主人の両親が
遠方から孫を見に来た時、
彼女に言ってくれたんだそうです。

「可愛い、可愛いって
 (思って)育ててね」と。

「この子の顔に
 ひどく湿疹がで出ていてね。
 せっかく会いに来てくれるのに
 ……って、私は気にしていたの。
 だけど、そういう事にも一切触れず、
 ただそれだけ言ってくれたの」。

彼女は、ホッとしたような
表情を浮かべました。

素敵なご両親です。

子育ての経験者だけに
周囲は、こうした方が良い、
ああした方が良いと、
細々言いたいこともあるでしょう。

でもね、ママたちは
言われなくても、たくさんの
「~した方が良い」を知っていて、
時には、その言葉に
押しつぶされそうになっている。

この先、泣きじゃくるベビーに、
どうしたらいいのか
わからなくなることもあるでしょう。

それでも、「可愛いと思って」
育てていれば、
きっと乗り越えて行けるんだと思う。

「可愛い・可愛いって育てる」
良い言葉だな~と、
帰り道、気がつくと、
心の中でつぶやいている私がいました。

娘たちのことは
かなり豪快に扱っていた私ですが、
人の子となると緊張して、
肩に力が入ります(^^ゞ


2012年10月17日水曜日

話さなくてもいんだよ

震災後、母は人に会うのを
ひどく嫌がりました。

家族にしか会わない生活で
彼女は良いのだろうか
大丈夫なのだろうかと、
ずいぶん心配しました。

『人に会うのが嫌なわけじゃないの。
 でもたいてい、話のどこかに、
 津波の話や亡くなった人の話が、
 出るでしょう。私はそれが嫌なの」
と、彼女は言いました。

話して癒される人もいる一方で、
我が家の夫や母のように、
「話すと、嫌なことを
 再び思い出すことになるから、
 話したくない」という人もいます。

「聞かれたら答えないわけには
 いかないわよね」
正直さをモットーに、
お客様に接してきた、
母らしい言葉です。

「答えたくないことには、
 答えなくてもいいんだよ」
と私が言うと、母は「そう?」
どう断ればいいのか
考えているようでした。

「今はまだ、その話はできる状況じゃ
 ないの。ごめんなさいね」
「話すと辛くなっちゃうのよ」

ただ正直に、自分の気持ちを
伝えることは、悪いことじゃない。
自分の気持ちを癒すことを優先し、
自分を守ることも、悪いことじゃない。

話さなくても良いんだと思ったら、
ちょっと気持ちが軽くなったのかな。
最近は、外出が増えている母です。

海のそばで暮らしてきた人だから、
「海、見に行く?」と言うと
「良いわね」と言う母。

でも夫(義理の息子)が
サーフィンに行くというと、
複雑な気持ちになるらしい。
なんとなくごちゃごちゃな
その気持ちもわかる気がする。
 




2012年10月10日水曜日

気持ちの中のトラブル


「うちの子、賞をいただいたの。
 頑張っていたから、本当に嬉しかった」
ママ友からこう聞いたら、
あなたはどう感じるでしょう?

a, 「良かったわね。
   A君すごく上手だもんね」

  「頑張ったかいがあって、
   良かったね」と、
   素直に一緒に喜ぶ。

b, 「良かったわね」と
   口では言ってみたものの、
  「どうせ、うちの子は……」

  「だって、あそこのうちは
   ずいぶん前から習っているもの」
   
     思わず自分の子や
     自分の家庭の状況と比べちゃう。

c, 「あれは、うちの子は優秀です
   って自慢したいのよね」
   と相手の思いを
   マイナスに想像してしまう。

人間だもの、羨ましいと
思うことはあるかもしれません。

でも、「c」のように相手の言葉に
ないものまで勝手に想像し、
自分の気持ちがブルーになる
状況を作り出すのって、
すごく無駄なことだと思う。

自分が疲れるだけだと思う。

友人が、
こんな話を聞かせてくれました。

その人はあるお店の従業員。
以前、おなかの大きかったお客様が
「赤ちゃんが生まれたんです」
と、ベビーを連れて、
お店に見せに来てくれた事が
あったそうです。

友人は「良かったですね。
本当にかわいい。
無事に生まれてきてよかった」と
お客様と共に喜んだと言います。

ところが、その後。

お客様が帰ると、
さっきまで一緒に「良かったね」と
言っていた同僚の従業員が、
「あれはさ、店主にお祝いをくれって
 言いに来たんだよね~」と。
言ったのだそうです。

私の友人は、心の中で
「えっ?」と叫び、
すごい想像力!と驚いたそうです。

相手の考えや思いを
感じようとすることは大切なこと。

けれど、想像しすぎは危険です。

相手が言った言葉だけを
素直に受け取る。
それも、自分の気持ちの中の
トラブルを防ぐ、
一つの方法かもしれません。




友人が石巻で作っている
手作りのご祝儀袋。
私の気持ちも包んでもらっているようで
温かさを感じます。
また注文しちゃいました。
 


2012年10月5日金曜日

目で見たものの効果

あれは、長女が小さかった頃。
いくつの時だったんだろう。

ズボンをはく時、
床にお尻を下ろし、両足を入れ、
裾を踏まないように
足首の当たりまでたくしあげてから
両足で立ちあがらないと、
長女はズボンをはけませんでした。

ある時、温泉に行くと、
すぐ近くで、彼女よりも
ちょっと大きい女の子が、
片足で立ったまま、
ズボンにもう片方の足を
入れていました。

お尻を地面に落とした状態で、
お姉さんの様子を
じーっと見ていた長女。

おもむろに立ちあがり、
お姉さんのようにできないかと、
片足で立ってはフラフラ、
挑戦してみてはフラフラ。
そうやって、何度も何度も
挑戦していました。

その後まもなく、彼女は
立ったままズボンを
はけるようになりました。

子どもたちを育てる時、
私は口で説明して
やらせようとしたことが、
何度も何度もありました。

でも、見たものの効果
にはかなわない。

お友だちにおもちゃを貸してあげる、
トイレトレーニング、お絵描き、
挨拶をする姿や、「ありがとう」ということ。

誰かがやっているのを見せた方が、
口で説明するよりも
ずっと効果があるということに、
後になってから気がつきました。

とはいえ、これから先もまだ
夫や私、周囲の大人の
姿を見て、良いも悪いも
学ぶことはたくさんあると思います。
こちらも、肝に銘じて
行動しないと……と思うのでした。

近所の子たちが、楽しそうに
おみこしを担ぐのを見ていたから、
彼女も張り切っていました。

今年は、はっぴ姿も
恥ずかしくなったようで、卒業。
私たち家族のいい思い出です♡

 

2012年9月25日火曜日

お母さんの選択

小学生も中学年(3・4年生)になると、
働くお母さんが増え、
自分で鍵を持ち、
帰宅後の時間を
一人で過ごす子も増えますね。

そんなことはさせられないと
「子どもが帰宅するまでに、
家に戻らなきゃ」というお母さん。

「それくらいはできないとね」
というお母さん。

状況も、暮らしている環境も
考え方も違いますから、
人それぞれです。

とはいえ、子どもが
大学生にもなるのに、
「私は夜は外出できないわ。
子どもが居るから」という
お母さんの言葉を聞いた時には
少々心配になりました。

ある時、中学年のお子さんを持つ
お母さんに出会いました。
「今、子どもはもう、
 帰宅している時間なんです」。

時計を見ると、
3時を過ぎています。
お子さんの様子を気にしつつ、
彼女はこう続けました。

「習い事をすると、子どもの帰宅に
間に合わないから、本当は
やめようかなと思ったんです。
だけど、そんなことを言っていたら、
いつまでも何もできないと思って。
私もちょうど、自分の時間を
大切にしたいなと思っていたところなので、
子どもの帰宅に間に合わなくても、
習い事をしてみようと思ったんです」と。

彼女自身、一歩を踏み出すには、
勇気が必要だったでしょう
心配もたくさんしたでしょう。
(初めてのお子さんならなおの事)

 
それでも、子どもを信じて、
自分の新しい発見を楽しみに
前に歩き出したのです。

時には鍵を忘れて困ることや
寂しい思いをすることもあるでしょう。
宿題をしないで、
連絡をせずに出かけてしまって、
ご両親に叱られることもあるでしょう。

でも、それも
その子とママが何かに気がつく
チャンスかもしれません。

家族で話し合う、
失敗した時の対策を考える
良い機会になるかもしれません。

別れてから、彼女を思いだし、
お母さんにとって、
良い選択だったと思えますように
……と思いました。

ガーターなしのレーンを卒業し、
私たちとボーリングを楽しんだ二女。
やるたびに、何かしらのコツを
つかんで、ちょっとづつ上手に
なって行く。経験から学ぶんだな。

2012年9月20日木曜日

おはようございます!

朝、玄関先で、近所の
小学2年生の男の子に会いました。

「おはよー」と声をかけると
「おはようございます!」
という言葉が返ってきました。

思わず、私、心の中で叫びました
「オォ~~~」っと。

A君が一年生だったとき、
時間までに用意ができなかったり、
学校に行きたくない日もあって、
登校班に遅れてくることが
たびたびありました。

泣きながらくることもあったし、
時には出発に間に合わず、
親御さんが、自転車にのせて
途中まで送ってくることも。

お母さんは、とても心配していましたが、
その時代を通り過ぎた私は
「うちも遅れたり、泣きながら
 行ったことがあったな~」と
懐かしいくらい。

「大丈夫、必ず少しずつ変わるよ」
と伝えました。

その後……、
1年生の2学期、3学期、
学年が変わって2年生になると、
泣いている日も、遅れてくる日も、
親御さんに送られてくる日も
どんどん少なくなりました。

行きたくないって感じで歩く彼に、
「みんなが待っているから急ごう!」
と声をかけると、ハッとした顔をして、
走って集合場所に向かったり、
誰よりも早く来て、
待つ姿も見られるように。

学校帰り、同級生に
「おう!〇〇、また明日な」
と言う姿を見た時には、
人の子なのに、
「うわ~、男の子って感じに
なってきた―」と
グッときたりもして(涙)

そして今日。
かわいい小さな声で
「おはよう」と言っていたAくんが
「おはようございます」と
言ってくれました。

家に入り、次女や母に伝えました。
「Aくん、すごいよ。
“おはよう”に“ございます“が
 つくようになった。
 成長したね~」と。

A君はこれからも、
素敵になっていく姿を
私たちにたくさん
見せてくれることでしょう。

子どもは、親の心配をよそに、
ちゃんと成長するのです。


靴が小さくなったというので
買いに……。
もうすぐ運動会の季節。
いつも自分の子を探せず困るので、
靴で見分けられるように
あえて派手めにしました。

単に、二女がピンク好き
だから買ったとも言える(^^ゞ
 

2012年9月12日水曜日

同じことがあっても

AさんとBさんのお子さんは
それぞれ、一学期中に数日、
(同じ日数)
学校をお休みしました。

具合が悪いわけではなく、
「行きたくない」という
理由だったので、
どちらの親御さんも大変心配し、
「行く」「行かない」という
お子さんとのやり取りで、
気も滅入ったと言います。

同じ親として、その時の
気苦労を考えると、心が痛みます。

その後、お子さんたちは、
休まず学校に通っているとのこと、
本当に良かったと、嬉しくなります。

……が、二組の親御さんの受け止め方に
大きな違いが生まれました。

Aさんのお母さんは、
「あれはもう過去の話よ。
今は、ちゃんと行っているしね」
といいます。

さらに、
「今思い出すと、ああやって、
 子どもとぶつかりあった時期が
 あったのも良かった。
 同じようなことがあったとしても、
 次は慌てふためかないかな」
と笑います。

一方Bさんのお母さんは、
事あるごとに
「うちの子は学校に行けない日が
 あるのよ。本当に困るわ」
と、行けなかった時の話を持ち出し、
「この先も行きたくないと言われたら
どうしよう」と、不安でいっぱいです。

Bさんが
頑張って学校へ行き続けても、
お母さんは、
行けなかった部分だけ拾い上げ、
話題にします。

確かに、
学校に行けなかった日がある
という事実はなくならないにしても、
記憶のどこかに、
そっとしまえそうになると、
お母さんがその記憶を引っ張り出し、
みんなの見えるところに
もう一度並べ直している印象さえあります。

私たちは「あんなことがあったから‥‥」
幸せ、不幸せ、苦労がある、ない、
そうやって、物事を理由に
気持ちが決まったように話すことが
あります。

震災、不慮の事故など、
そのこと自体が大変なことも
たくさんありますから、
物事自体が原因の事もあるでしょう。

でも、感じる原因が、
物事だけにあるわけではなく、
受けとめる側にもあるということも、
二組の親御さんの例から、
わかるような気がします。
この空も、見る人によって
晴れた空、雲いっぱいの空、
これから降るかもしれない空
色んな風に見えるんだろうな。





2012年9月5日水曜日

愛は伝わる

毎日楽しく見ている
NHKの朝の連ドラ『梅ちゃん先生』

今日、自分の気持ちを
思い出すシーンがありました。

泣きやまない子どもに、
母である梅ちゃん先生が
オロオロ。
(お医者さんでもオロオロするのか
 と、ちょっと安心したりして)

それを見て彼女の祖母が
「もっとドシっとしなさい。
 お母さんの不安が、子どもに
 伝わるっていうでしょう?」
と言います。

二人の子育てを経験した今、
その言葉には「だよね~」と、
納得できる私がいます。

というのも、子どもたちが小さい頃、
こちらが「早く寝てくれ~」と
焦れば焦るほど、子どもは寝ない。

こちらが「一緒に寝ようかな」
と、気持ちをゆったり持つと、
スーッと寝るとか、

こちらが用事で忙しかったり
慌てている時に限って、
子どもがぐずったり、泣いたりする
‥‥なんてことが、よくありました。

これって、やっぱり
私の気持ちが伝わっていたから
だと思うんです。



でも、子育て真最中の頃は、
「お母さんの気持ちが伝わる」
という言葉に、
「お母さんがだめだから、
 泣くんだよ」
と言われているようで、
悲しかったし辛かった。

だからといって、
どうしたらいいのかも
わからず、途方にくれました。


今、もし、私と同じ気持ちに
なっているお母さんがいたら、
私は言葉を変えて、伝えたい。

今のお母さんで良いんですよ。
これ以上「頑張ろう」、
「こうでなくちゃ」と思わず、
今と同じように子どもを
かわいがってあげてください。

子どもは泣くのが仕事です。
ありとあらゆることを
やっても
泣いちゃう事ってあるんです。

甘えて、ママを困らせたくなる時も
あるんです。

子育ては大変な仕事です。
時々、休んでください。
自分を労わってください。

人間だもの、お母さんだって、
いつもゆったりした気持ちで
……なんて無理ですよね。

イライラすることがあっても
お母さんが、子どもを愛していれば、、
可愛いと思っていれば、大丈夫。
それを伝えてあげれば大丈夫。

お母さんの気持ちは、
子どもに伝わるんですから。


父の一周忌の2日前から、
二女がたくさんの鶴を折り始めました。
誰も何も言っていないのに‥‥。
こういう娘の気持ちに
私たちもホッとします。

2012年8月29日水曜日

家庭内のトラブル

自分の家の中でのトラブル。
皆さんはどう解決していますか?

子育て、夫婦関係、嫁姑問題、
お金の問題、地域との関係
実の親との関係、色々ありますよね?

私が周囲の方のお話を聞く限り、
何の問題もない家庭って、
本当に少ないんだと思います。
(もちろん、問題のない家庭も
 ありますよ)

どうしたらいいのかわからない、
誰かに聞いて欲しい、
なんとかしたい、
正直、助けて欲しい……。
そう思っているのに、
周囲の人にどう思われるのかが
不安で話せない。

誰かに聞いてもらえたら、
少し楽になるのに、
「辛かったよね」
「頑張ったんだね」
そう言ってもらえたら、
わっと泣けるのに、
肩の力が抜けるのに、
意地やプライドが、
頼ることを許さない。

だれがって、
自分が自分を許さない。

24時間テレビで、嵐の
「ニノ〈二宮君〉」主演のドラマ
『車イスで僕は空を飛ぶ』で、
とても印象的な言葉がありました。
「どうしたらいんだろう」
と悩む人に
「助けてって言えば
良いんじゃないですか」。

もっと素直に、
「辛いんです」
「苦しんです」
「悩んでいるんです」
「いいアイデアないかな?」
「どう思う?」

そう言って、
人に頼ることができたら、
すぐに解決方法が見つからなくても、
ほんの少し、気持ちが
楽になるのかもしれません。

逆に感情のセーブがきかなくて、
やたらと何でもかんでも話しちゃう。
そのせいで、後で
「あんなこと話さなければ良かった」と
後悔することもたびたび‥‥なんて人は
人の目がある、外で話した方が
冷静に話せるかも‥‥。
 

2012年8月22日水曜日

先週の続き

宿題をしないお子さんの事で悩む
中学生のママ友の話。

「宿題って、普通するものでしょう?」
と友人。

“普通するもの”と言われれば
”するもの”のような気もする。

私なら、先生に叱られるのは嫌だし、
提出物を出さないで、
成績が下がるのは
もったいないような気もする‥‥。

でもそれって、あくまでも、
彼女の感覚であり、
私の感覚‥‥なんですよね。

実際しない子もいるし、
先生に叱られようが、
わからなかろうが、
成績が下がろうが、
「まあいいか」って
のほほんとしている子もいる。

宿題をしなくても
バッチリわかっていて、
テストの点数が良いとか、
先生からの評価は低くても、
受験を乗り越えて、
学力の高い学校に進む子も
実際にいます。

「私は宿題をちゃんとする子だったから、
 しない‥‥という感覚がわからない」
と彼女は首を横に振ります。

「自分が生んだ子とはいえ、
 別人格なんだから、
 違って当たり前なのよね~」

“わからない”という言葉とは違い、
子どもと自分を一緒にせず
理解しようとしている彼女を
私は立派だなと思います。

「でも、わからないわ~」

私も、何度も感じてきた
理解できない、娘たちの気持ち。
私との違い。

「そういうこと、たっくさんあるよね」、
「あるある~」
肩の力が抜けて、二人で笑いました。

長女は、忙しい朝に
夢中になって
小さな「のり」を並べる
母(私)の感覚の方が
わからないらしいです(^^ゞ


2012年8月16日木曜日

子供の悩みのようで‥‥

二人の友人が、今の悩みを
私に話してくれました。

偶然にも、どちらも同じ悩みです。
中学生のお子さんが、
なかなか宿題をしないんだとか。

「私が困るわけじゃないから
 いいんだけどね」
と友人の一人。

「困るわけじゃないけど、
 悩んでるんだ……」
と私が言うと、

「だって、宿題しなかったら
 成績が下がるでしょう?」

「そうだねー。
 下がるかもしれないね。
 でも、さっきの言葉を借りると、
 ママが困るわけじゃないんでしょ?」

すると、
「ん~、困らないんだけど……。
 成績が良くないと、
 公立に行けないじゃない?」

「公立に行けなくても
 行ける私立はあるかもよ(*^_^*)」
と話すと、

「私立は困る~。公立に
 行ってもらいたいもん」。

なるほど!

“子どもが宿題をしない”
ことからつながる彼女の悩みは、
これかもしれません。

子どものことが悩み……と言いつつ、
実はそこに、自分の悩みが
隠れていること
私も結構あるんだよな~。

16歳になった娘が
「もうほんと、お店で誕生日の歌を
歌ってもらうサービスはいらないから」
というのに、どのお店でも秘密に
お願いして、嫌がられる夫と私。


2012年8月8日水曜日

相手の問題

先日、「どう解決したらいんだろう?」と
悩んでいるお話を伺いました。

ある時、Aさんの
ちょっとしたミスで、
Bさんを怒らせてしまいました。

Aさんは、何度も何度も、
何度も謝りましたが、
Bさんは、「謝れば
許してもらえると思うなよ」と言います。

それでも、Aさんは
謝り続けました。

そのうちBさんは、
Aさんがしたこととは関係のない、
Aさんの見た目のことや、
「Aさんはこんな人だろう」という
想像の話を持ち出して、
怒り続けます。

普段は、それほど腹を立てることのない、
Aさんも、さすがにそれには
ムッとしたらしく、
「では、どうしたらいいでしょう」
と聞きました。

……が、それに対する返事はなしで、
その後もBさんはAさんに
怒りをぶつけ続けます。

次第に悲しくなってきたAさんは、
目に涙を溜めはじめました。

すると、それをみたBさんは
捨て台詞を吐いて、
その場を立ち去ったのです。

この話を読んで、人それぞれ
感じることは違うと思います。

私は、(勝手に)こう思いました。
Aさんのしたことだけが、
Bさんにとっての怒りの全てでは
ないのだろうなと。


Bさんの中に、他にも何か、
怒りの理由があって、
Aさんとのトラブルをきっかけに
それらをワーっと
吐き出したのかもしれない‥‥と。

単に怒りっぽい人だったってことも
あるのかな。

Aさんはどうすれば良かったのかと
悩んでいましたが、
考えても考えても、謝ること以外
できることは見つからない様子。

ケガをさせたとか、
何か損害を与えたというのであれば、
謝っただけでは済まされない場合も
確かにあるのかもしれません。

でも気持ちの問題だけ……と
なるとどうでしょう。

「謝ってくれたのだし、まあ、いいよ」
と事を納めるのも、
怒り続けることで、さらに怒りを増やし、
二人の関係を悪化させるのも、
相手の問題のような気がします。

許してもらえるかどうかは
わかりませんが、
相手が、自分の気持ちの中で
解決してくれるのを待つ以外
手はないのかな~と思う私でした。


自分の気持ちを整理したり、
落ち着けたりするために
1人でコーヒーを飲みに行きます。
私にとって必要な時間です。





2012年8月2日木曜日

やっぱり大事

TBSテレビ『もてもてナインティナイン』
のお見合い番組が大好きな私と娘たち。

先週〈7月24日〉の放送を見ていた長女。
男性と女性の
第一印象を聞いて、
一言、「結局見た目じゃ~ん」。

確かに、男性も女性も、
ぱっと見、カッコいい、さわやか
可愛い、笑顔が素敵な人が一番人気です。
(もちろん、カッコいい・かわいいの
基準は人それぞれですが)

人を見ためで判断してはいけない
……よく言われることですが、
私たちが何も知らない相手に会った瞬間、
なにでその人を判断するかと言ったら
やっぱり見た目。

単に顔というわけではありません。
立ち方・座り方・表情・目線
服装・話し方・礼儀
そういうものを自分の目で見て、
短時間の間に判断しているんですね。

心理について書いた本では、
人の印象を決めるのは、
最初の3分と書いてあるものもあるし、
最初の30秒、さらに短い時間まで
書いてあるものまであります。

もちろんその後、変化はあるのですが
人は、自分の判断が正しいと思う情報を
集めがちだから、
「いい印象」を持てば、
それを肯定する良い情報を集め、
「悪い印象」をもてば、これまた
それを肯定する悪い情報を
自然と集めてしまうものらしいです。

そう考えたら、
やっぱり第一印象は大事ですね。


暑い毎日ですね。
冷たいものを食べすぎて
お腹を壊した二女。
そんな時のおやつは
ロイヤルミルクティです。

2012年7月25日水曜日

理想の‥‥

理想の妻

理想の母

理想の家庭

理想の子育て

たぶん、結婚当初の私の頭の中は
これでいっぱいだったような気がします。

理想というとカッコいいけれど、
「こうあるのが良いのだろう」という、
私の勝手な“妄想”とも言える。

今、振り返って思うのは、
その“理想”とやらに縛られていた時が、
一番ストレスがたまったし、辛かった。

「どうして……」という思いが
頭の中をぐるぐる回って、
見つからない答えを、
一生懸命探している感じでした。

理想(妄想)に近づくことができない
自分に腹を立てるだけならまだしも、
その原因が、夫や子どもにまで
あるような気がして、
勝手に腹を立てることも
多かったように思います。

ほんと、家族にしたら、いい迷惑(汗)。

でも、今は思う。
我が家流で、自分流でいいんだって。

どんなことも山あり谷あり。
いい時もあれば、悪い時もある、
順調な時もあれば、
上手くいかないこともある。

それでも、「そこを乗り越えようよ」と
言ってくれる人がそばにいて、
私も、色々あっても、
その人のそばが良いと思う。
〈お互い、今のところは……ね〉

私たち二人に笑顔を向けてくれる
子どもたちも生きていて、
震災を乗り越えた母もいる。

泣いたり悲しんだり、
腹を立てたりする自分も
居るけれど、腹を抱えて笑ったり、
嬉しいって感じる自分もいる。

理想的じゃなくても、
ありのままで良い。
今は、自分にそう言うことができます。

夫と次女が育てているパセリ。
昨晩はキャベツのサラダに
刻んで入れました。

皆「あっ、これうちのパセリだね」と
反応するのが面白い。








2012年7月19日木曜日

なぜ?

「私、子どもを叱ってばかりいるんです」
ある方が、私に教えてくれました。
(こういうことを人に話すって、
 勇気がいることです

私は「叱ってばかり」という言葉が
引っかかり、伺ってみました。

「どうして叱ってばかりいるんでしょうね?」

「ん~、なんでだろう」

「ちょっと考えてみましょうか」と私。

「ん~、何となく……感情が……」

急な質問だったのも、
時間があまりなかったのもあって、
その時には、ハッキリとした答えは
見つかりませんでした。

私も今でこそ、
「人の言動には、理由がある」と思うから、
事あるごとに、自分にも「なぜ?」と
問いかけることができます。

……が、初めはなかなか難しい。

「子どもがこうしたから」と、
目の前に居る子どもを理由にするのなら、
いくらでも見つかりそうなことでも、
自分の行動や気持ちを自分に問う
となると、すぐに答えが見つからない。
こんなに毎日毎日
一緒に居る自分なのに……です。

でも、考えてみると、
そこから見えることがあるんです。

私が以前考えてみた時には、

*やたらと子どもに期待している自分

*「なんでわかんないのよー」と、
感情的になる自分

*待つことや、我慢が足りない自分

が原因で、叱っているんだと、
ハッとしました。

それをセーブする努力をしたら、
叱らなくても、伝えればいいんだと
いうことに気がついて……。
「子どもに理由が」なんて
自分へのいいわけで、
「私に原因があるんじゃな~い」と
恥ずかしくなりました。

「なぜ?」と自分に聞いてみる。
もしかしたら、
解決への一歩になるかもしれません。

いただき物の焼きドーナツ。
ドーナツ自体はすごく
シンプルだけれど、
このシールで、かわいさ倍増。

どれを食べるか選ぶとき、
「パパは、どれを食べるかな?
どれとっておこうか?」
そうやって、いない人のことを
考えてくれる子どもたちを見ると
嬉しくなります(*^_^*)



2012年7月12日木曜日

共通点

人は、自分と環境が似ていたり、
趣味や好きなものが同じだったりすると、
その人のことが、急に
身近に感じられることがあります。

私のブログにも、
「(我が家と同じで)夫と同級生なので」、
「美穂さんと年が近いので」、
「子どもの年が近いので……」
などの理由で、『身近に感じています。
親近感が湧いています』
などと言っていただくことがあります。

私は、宮城県出身だけではなく、
東北出身だと聞くと、「近い~」と、
急に仲間意識が働きます。

背が高い店員さんとは、
洋服選びの悩みで
意気投合して盛り上がるし、
子どもが同じ習い事をしている
ということで、仲良くなった
ママ友もいます。

今日は、初めてじっくりお話した方が、
私と一緒で、
読書や映画鑑賞が好きと
教えて下さって……。

「そういう時間が多いと、
時々、あれ、わたしって孤独?
と思うこともあるんです」と
私が笑ったら、
「そうそう、私って友だちいない?
なんて思ったりして……」と、
彼女。

あ~、そう感じるのは
自分だけじゃないんだと思ったら、
さらに彼女と、
グッと、近づけた感じがしました。

最近は人と話していて、
その共通点探しが楽しい私。

小さいことでも、共通点って、
意外とあるものです。

同じ高校生を持つお母さんとは、
「お弁当で朝が辛いね~」
「そう、そうなのよー」って
話で盛り上がることも。

2012年7月5日木曜日

口ぐせ

私の母の口癖は
「大変だわ」「失敗した」
「~したら大事(おおごと)だ」
なんだと、一緒に暮らしてみて
気がつきました。

本人に伝えると、
全く気がついていない様子。

最近「あらやだ、まただわ」
「ホントだ、言ってる……」と
つぶやく声が聞こえます〈笑〉

聞いた周りも「何事か?」と驚くし、
本人も、自分の言葉に振り回されて、
やたらと焦っている。
「本当に大変なことなら良いんだけど、
そうじゃないことだったら、
気がついた時に、言いなおしてみると良いよ」
と伝えました。

もちろん人によって大変なことの
違いがあるから、
私=母ではないのだけれど、
彼女の「大変だ」は、
正直、あまり大したことじゃない。

例えば、
ゴミを出すのを一つだけ忘れたとか、
花に水をやるのが遅くなって、
しんなりしちゃったとか。
出そうと思っていた宅急便を
出し忘れたとか……そんなこと。
どれもこれも、
どうにもならないことではなくて、
今からでも、なんとかなること。

「今からやればいいか」
「何とかなるさ」
「まあ、いいか」
自分で自分にそう言ってあげられると、
ちょっと気楽に、
肩の力を抜いて過ごせると思うんだけどな。



この季節は、やっぱり
ハイビスカスがないと(*^_^*)

2012年6月27日水曜日

待ってみる

子どもを叱ったり、言い聞かせたりして、
子どもが「わかった」とか、
「うん」というと、
すぐに変わってくれることを
期待してしまう自分がいます。


何度も同じことを言っても
わかってくれないと、

変わってくれないと、
何だかモヤモヤする。


自分の思いが
伝わっていないような気がして。

でも、あるんですよね。
わかってはいるのだけれど、
ササッとは変えられないこと。
変わるのに時間がかかること。


大人の私にだって、
あるんだもの。
子どもたちにも……あるよね。


そんな中でも、時々見えることがある。
「あ~、またやっちゃった」
って顔や、反省の言葉。
どうしたらいんだろうって、
悩んでいる姿。

きっと、それが大事なんだと思う。
本人が自分で気がついて初めて、
変えよう、変わろうとするのだから。

1回や2回の経験では、
わからないこともある。
かわらないこともある。

だから、待ってみようと思う。
本人が「気がついて」
「変わろうとする」ことを。

それも親ができることの一つ。


どんなに枯れそうになっても、
春になると必ず花を咲かせてくれる
我が家の良い子です。

冬が過ぎるのを
待ってこそ……です。

 

2012年6月20日水曜日

経験で大きく変わる

今年、高校受験をするお子さんを持つ
お母さんとお話をする機会がありました。

お子さんの成績のことや、
「いつ、何を、どうすればよいのやら?」と
この先のことが、とても不安な様子。

お話を伺いながら、
「そうそう、誰か教えて。
そんな気持ちだよね」と思いました。

昨年の長女の受験で、
私が思い出すことがあります。

先輩ママからは、
「私立高校は、一学期の成績と
模擬試験の結果を持って、
学校回りをするから、
一学期の成績は大事だよ」と
助言をもらっていました。
(さいたまは、親子が自分の成績をもって、
 直接高校へ行き、入学できるかどうか
 成績の確認をしてもらいます)



娘は、初めから私立を考えていましたから、
私もそれは、娘に伝えていました。

……が、彼女が持って帰ってきた
一学期の中間テストの成績表は、
50番も下がっていて。
本人もそれまでは安定していただけに、
かなりショックを受けていました。

今思えば、東日本大震災が起きた
昨年の3月以降、
我が家に落ち着いた状況は全くなく。
私も両親の生活に気持ちが集中し、
子どもたちもずいぶん振り回しました。

何があっても本人次第……とも
言えるかもしれませんが、
長女が、勉強できる環境に
なかったとも言える。

でも、いつも思う。
『マイナスの中にも、良いことはある』と。
彼女にとって、その出来事は
プラスに作用しました。

「勉強しなければ、それなりの成績」と、
自分で学んだのでしょう。
期末試験も、夏休みも
本人が「頑張った」と言える位、
よく勉強していました。

もちろん、程よく気を抜く時間も
ありましたけど。

おかげで、期末試験は順番も
点数も元に戻り、模擬試験も
目標の点数まで、、
なんとか成績を伸ばしました。

彼女を見ていると思います。
勉強だけではななく、部活も人間関係も、
本人が経験して学んだことは、
何よりも大きな力になると。

『経験し、自分で気がついた時』
初めて人は大きく成長するんだと
感じた出来事でした。

子どもたちが「何これ~」と
喜んだのが、味が変わるストロー。

ストローの中にイチゴやバナナ、
チョコレートの味のするものが入っていて、
そこを普通の牛乳が通過すると、
イチゴ牛乳、バナナ牛乳、
チョコレート牛乳になります☆





2012年6月15日金曜日

一本線を引いて

お母さんたちって、いろんな世代の方が
いらっしゃいますよね。

私の周囲も、次女のお母さんたちとなれば、
20代前半から50代前半まで、様々です。

そんな中、「若いお母さんについていけない」。
「自分では何も言えない性格なので、
受け入れてしまうけれど、納得がいかない」。
そんな声をいただきました。

それは当たり前だと思うのです。

年代の違いももちろんあるけれど、
同じ年代の方でも
「違うな~」「合わないな~」
と感じる方はいるでしょう?


価値観や思い、考えは
一人ひとり違って当たり前。

問題は、無理について行こうとしたり
納得しようとして、辛くなってしまうこと。

自分の気持ちと相手の気持ちを
無理に一緒にしようとせず、
「あぁ、この人はこう思ってるんだ」
「私とは違うな」
それで良いと思うのです。

どちらが正しいとか間違っていると考えても、
それもまた、その人の思いで違ってくること。

相手と自分の気持ちの間に
1本線を引いて、
こういう考えもあるし、あんな考えもある。
そう思えたら、少しだけ
気持ちが楽になるのかもしれません。

こうして読者の方からいただく
お手紙の内容も、人それぞれ。
「なるほど」「そうか」
色んなことに気がつかせて
いただいています。


2012年6月7日木曜日

イライラ解決法

「イライラした時、どうやってそれを解消しますか?」
そんな質問を受けて、考えてみました。

以前は私も頻繁にイライラしていたし、
どうすればいいのかわからなくて……。

でも今は、そんな気持ちになることが、
ぐっと減りました。
一瞬「イラッとする」と思ったとしても、
「ちょっと待て」と、
自分に言い聞かせてみます。

イライラしても、何も解決しない。
もし、変わることがあるとしたら、
自分の中の嫌な気持ちが増えるだけ。

「どうしてイライラするの?」
「私はどうしたい?」
「じゃあ、それをどうやって解決しようか?」
そうやって自分に聞いてみる。

考えると、原因は自分にあることの方が、
私の場合はずっと多いんです。
自分自身の疲れ、
寝不足や体調不良ということもあるし、
物事や人が、
自分の思い通りに動いてくれないとか、
時間がなくて慌てているとか、
私の勝手な理由だったりすることも。

イライラすることに時間を使うくらいなら、
その原因を取り去ることに、
解決することに力を注ぐ。

それが私のイライラ解決法。




2012年5月30日水曜日

自分じゃなきゃ 自分じゃなくても

「私がいないと……」
「これは私じゃないとだめね」

そんなことを思っていたころの自分って、
ちょっと可愛いなーと思ったりする。

本当は、どうしてもその人じゃないといけない
なんてことは、実は少なくて……。

その人がいなかったら、
初めは大変でも、別な人が
ちゃんとその力を身につける。

一人でダメでも、みんなで力を合わせれば、
なんとか切りぬけられる。

その人がいなくて、うまくいかないことが
あったとしたら、今度は、
いなくても何とかなる方法を探す。

だからこそ、
私じゃなくてもできるだろうことを
私がさせてもらっていることに感謝する。
仕事も、母であることも、妻であることも、
そのチャンスをもらったってことに感謝する。

お弁当もね、「作ってあげている」
と思えばそうだけれど、
作らせてもらっているとも言える。
食べてくれる人がいるからこそ、
作ることができるのだから。

2012年5月24日木曜日

余計なこと

ある雑誌の記事で、
こんな文章を見つけました。

子どもの習い事について、
「自分ができなかったから、
自分が困ったからと、
子どもに強要するのはやめましょう」。

私はこの言葉を見て、ドキッとしました。
習い事ではなくても、
やってしまうことの一つだなと。

以前はよく、
「ママはこうだったから、こうした方が良い」
と、子どもに話しをしている途中に、
夫に止められ、諭されていました。

「それは君の話でしょう」と。
「この子は君じゃない。
君が子どもの頃にできたことでも、
この子にできないことはあるし、
わからないことだってあるんだよ。
もちろん、その逆もあるんだからね」。

あの頃の私は、子どもと自分が
同化してしまっていました。


じゃあ、自分の経験を子どもに話すのは
いけないこと?

そんなことはありません。
人生の中で、あらゆることを
経験することはできないから、
他の人の、親の経験が
役に立つことは多くあります。
良い経験も反省が必要な経験も
話し、伝えることは必要なこと。

でも「だからあなたも……」は、
余計なんだと知りました。

子どもは、自分に似ている部分もあるし、
親の生活や考えを受け継いでいる部分も
あるけれど、全てが同じ人間ではないのだから。

宿題、勉強のやり方一つとっても、
“その子なりのやり方”が
あるもんね。




2012年5月16日水曜日

言葉を変えずに伝えてみる

東日本大震災の後、家をなくした私の実母と
私たち家族は、同居を始めました。

私が母と暮らしていて、
心地いいと感じること。
それは、自分の気持ちを、
言葉を変えずに、ストレートに
伝えてくれることです。

これが、家族間で大きなトラブルが生まれない
一つの理由でもあるような気がします。

母は、「これをやって欲しいの」
「それは私がするから、しなくていいわ」
「これ欲しいな」「それは私には必要ないわ」と、
かなりハッキリ、私たちに伝えてくれます。
そして、「私の言葉はそのまま受け取って
ちょうだいね。裏はないから」と笑います。

わかりやすいから、
「本当はこう思っているんじゃないか?」
「こうしてあげた方が良いんじゃないか?」
なんて、変に想像したり、気を使う必要がなく、
気持ちが疲れずに済むのです。

ある人がこう言っていました。
「私がね、『お皿は洗わなくていいわよ。
私がするから』と言ったら、
うちの嫁、本当に洗わないのよ。
気が利かないでしょう?ビックリしたわ」

これを聞いた私の方がびっくりです。

人は皆、感じ方も、思いも、考え方も違うのだから、
「口に出さなくても、私の気持ち、
わかるでしょ?」
「想像してよ!」は、難しい。
それは自分の両親でも、娘や息子でも、
夫でも同じこと。ましてや他人ならなおのこと。

言葉を変えずに、今の正直な思いを伝える、
お互いを、誤解を少なく理解するには、
とても大切なことです。

母が近所のお花屋さんで
ガーベラを買って来てくれました。
お花屋さんが、「美穂ちゃん
ガーベラ好きでしょう?」と
言ってくれたのだとか。

好きなお花を
覚えてくれている人がいる、
嬉しいな~。


※若松美穂さんをナビゲーターに、第4回ペンギンのお茶会を開催します! 詳しくはこちらをご覧ください

2012年5月9日水曜日

ちょうどいいところ

友人が言います。

「うちの子、人とうまくやることは
得意みたいなの。小学校でも、
ありがたいくらいにトラブルはないのよ。
でももう少し、積極的になって欲しいのよね」。

親のない物ねだりは私にもあるから、
彼女の気持ちはわかります。

「そっか、でも、積極的じゃないからこそ、
優しいとか、人当たりが良いって
言われるんじゃないの?」と私が言うと、

「まっ、そうなんだよね。
どっちもちょうどいいくらい……なんて子
なかなかいないか」と友人。

二人で「ね~」と笑いました。

積極的であれば、発言量も多い分、
人と、意見の違いが生まれます。
意思や思いが強ければ、
人を自分の思い通りに動かそうとして
ぶつかることだってある。

消極的な子は、我慢することや
人のいいなりになることはあっても、
上手に人に合わせることができるから、
その分、思いやりがある、
人とうまくやれると評価されることもあります。

我が家の娘は前者が次女で、後者が長女。

長女は先生に、「授業中の反応や
授業中の発言が少ない」
「もう少し積極的に、リーダーシップを
とって欲しい」などと
言われることが多くありました。
(小・中学校時代)

次女は「ああしたいこうしたいが多い」とか、
「態度にハッキリ出過ぎる」と
言われることがあります。

もちろん、指摘していただいたところは、
彼女たちに伝えますし、
直せたらいいね……と助言はします。

でもね、そこは、マイナスのようで、
その子のいいところでもある。

「どっちもちょうどいいくらい」は
理想ではあるけれど、偏りがあるのは
仕方がないことのような気もします。

成長するにつれ、“ちょうどいいところ”を
自分で見つけてくれることを期待しよう。

空や雲のように
色んな表情を見せてくれる子どもたち。
それが悩みの種になることもあるし、
親の楽しみになることもあるんだよね。

2012年5月2日水曜日

方法はある

新聞に英語のことわざ問題が載っていました。

Where there is a will, there is a____ .

答えは way (方法) 
「意思があるところに方法はある」

日本語の、『為せば成る』に近い言葉のようですが、
いきなり「成る」よるも、
「成らなくても、それに近づく方法を見つける」方が、
身近な一歩を踏み出せる気がする。

どちらにしても、まずは自分の意思。
「こうしたい」「こうしよう」が大事なんだな。

小さいころから、よく言われていただけではなく、
実体験から「そうだな」と感じることも多くある。

だから、娘たちにも伝えます。
「まず、思おうよ。願おうよ!
すべて、そこから始まるんだから」と。

それを聞いた次女。
「そうか!よ~し、私、嵐のニノ(二宮和也君)と
結婚する。うん、できるような気がしてきた!
その為には……」。

思わず笑っちゃうけど、それも良いと思う。
したいことを考えるだけでも
楽しくない?ワクワクしない?


夢って、そこから始まるんだと思うよ。


2012年4月26日木曜日

ありがとう

時々、お手洗いに入ると
「きれいに使っていただき、
ありがとうございます」
というような張り紙を
目にすることがあります。

先に言ってしまうことで
「そうしよう」と思わせる効果があるとか。

これ、子どもとの会話に入れてみると、
確かに効果的だなと思うことがあります。

我が家は、ゴミ捨ては子どもたちの役目。
・・・といっても、最近は家を早く出る
長女に代わって、ほとんど次女の役目。

朝、ねむい目をこすりながら食事を取り、
なかなか機敏な動きができない次女に
「ゴミは外にまとめてあるから行ってね」
というと、なんとなく不機嫌に。

言っているこちらも、あまり気分が良くない。
「あおちゃん、いつもゴミ捨て行ってくれて
 ありがとう。今日もお願いね」
というと、なぜかすんなり
「うん」と帰ってくる。

行ってくれたらもう一度、
「ありがとね」。
今度の「うん」はもっと元気。

「ありがとう」という言葉には、
人をやる気にさせる力も
あるのかもしれない。

被災地・宮城県女川町で手作りされている
木製のキーホルダー。
“おさかな ドット onagawa”の文字に
「魚がどっと取れますように」との
願いを込めて。

作ってくれてありがとう❤

2012年4月19日木曜日

自分を責めることも悪くない


相変わらず DVDで「24」を
見続けている私。今はシーズン4。
ファイナルまで、まだ先は長いです.


その中で、家族を亡くし、
悲しんでいる女性に、妻を亡くした上司が
声をかけるシーンがあります。

彼の言葉に、私はハッとして、
思わず、巻き戻しました。

「ため込むのはよくない。
泣いて、神をなじり、
自分を責め、また泣くといい。
友だちに頼ればいい」

私たちはつい、大事な人を亡くした人に
「自分を責めないで」と声をかける。

でも、そばにいた人が亡くなった時、
自分を責めないでいられる人は
少ないと思う。

もっとこうしていれば、
ああしていれば、違ったかも。
どうしてこうしようと思えなかったんだろう、
思わなかったんだろう。


私たち家族も、父が亡くなった時、
皆が同じように思っていました。
自分を責め続ける母に、私は言いました。

「お母さんのせいじゃない。
津波が、お父さんから
全てを奪っていったせいだよ。
体調も気持ちも、おかしくなるよ」と。

でも、母に言う言葉とは裏腹に、
私は自分を責めていました。


もしかしたら、
とことん自分を責めることで、
救われることもあるのかもしれません。

自分を責め、考えても考えても、
それ以上のことはできなかったと知った時、
結果は、変わらなかったと気が付いた時、
初めて、死を受け入れることが
できるのかもしれません。


父が大好きだった、
宮城県松島市にある、
『円通院』庭園。

これは冬の景色だけど、
これから、どんどん
表情を変えて行くんだろうな。




2012年4月10日火曜日

うれしい気持ちが先か 笑顔が先か


嬉しいこと
楽しいことがあるから
笑顔になれるのか

笑顔でいるから、
嬉しい気持ち、
楽しい気持ちになるのか

本で、テレビで、
カウンセリングの授業で、
何度も耳にした言葉です。

どちらもあるのだけれど、
笑顔でいることで、
幸せを呼び寄せることはある気がする。
磁石みたいに。

笑顔でいる人には
話しかけたいと思う。

「そばに来てもいいよ」と
言ってもらっている気がする。

その人の話を聞くことで、
幸せのおすそわけをいただけそうな気がする。

何より、自然とこちらまで笑顔になる。

初めは無理に……だって良いんだと思う。
いつの間にか、それがクセになって、
本当の笑顔になる時が来るから。

「はなかっぱ(NHK)ですけど何か?」
こんなものをつけ、真面目な顔で
宿題をする二女。思わず笑ってしまう。


2012年4月4日水曜日

愛を伝える

戸塚ヨットスクールを描いた、
「スパルタの海」というDVDを観ました。
主演の伊東四朗さんが若い!
(ということは、ずいぶん前の作品です)

本当は戸塚ヨットスクールの今を描いた、
ドキュメンタリー映画「平成ジレンマ」
を観たかったのですが、レンタルがなく……。

私はこの件について、昔、
テレビで得た以外の情報は持っていないし、
描き方というのもあるから、
どこまでが本当かはわからない。

ただ「平成ジレンマ」を観た方が、
「見方が変わるよ。
あの当時の報道だけでは、
わからないことってあるよ」と、
教えてくれたように、
私も、気がついたことがあります。

子どもたちに被害
(という言葉が適切かどうかはわからない)
が及ぶ場所であるのなら、
子どもをそこに預ける人はいなくなるはず。

でも、そうじゃない。
そこを頼る親がいるから、
必要とする人がいるから、
スクールがある。

全員ではないにしても、
親では手に負えないから、
そこの大人たちが、
代わりに育ててくれているともいえる。

子どもには、愛を伝えることが大事。
それはいつも思っているけれど、
伝え方を間違えてはいけない。

愛を伝えているつもりが、
単に子どもを縛ったり、
親の思い通りに動かしているだけ、
甘やかしているだけということもある。

私は、親としてどうだろう?
またひとつ、自分の子育てを、
考えるきっかけをもらいました。

~メリーゴーランドに乗って~
子どもたちの未来が
明るいものになるよう、
私たち親も、努力が必要なんだな。

2012年3月28日水曜日

にじみ出るもの

テレビでお見合い番組を見ました。
色々なドラマがあって、
私、これ大好き!

途中、気になった男性の家に
女性たちが訪れます。

訪れた女性の四人のうち三人は、
お皿を配ったり、お酌をしたり、
自己アピール……というのか、
積極的にお話をしたり。

でも、そのうちの一人は
ずーっとニコニコして
話を聞くだけ。

のちに、男性が誰を選んだのか?

ニコニコして、みんなの話を
聞く女性を選びました。
理由は、「とにかく愛想が良い」。

笑顔が人に与える印象は大きい。
気遣いを見せることは、
努力すればなんとかできても、
笑顔や雰囲気はにじみ出るもの。
急に作れるものじゃない。

急に作っても、どこかでふと、
違う顔は見え隠れするもの。

カップルになった後の彼女の笑顔は、
さらに素敵で、見ているこちらまで、
幸せな気持ちになりました。

2012年3月22日木曜日

この手で

いま、我が家でみんなが口ずさむ歌があります。
それがAIさんの「ハピネス」。

軽快で、気持ちが明るくなる歌。
私が一番好きな歌詞は

『君が笑えば、
すべてが良くなる
この手で その手で
つながる』

「あの人がもっとこうしてくれれば」
と、つい人に求めたり
「相手がひどい態度だったから、
私もあんなこと言っちゃって」と
人のせいにしてしまうことが、
私は時々あります。

でも、相手にかかわらず
私が笑ったら、
少しだけ良い方に向かうのかも。

誰かがじゃなくて、私が
“この手で”人とつながろうと
一歩踏み出せば、
離れて行きそうな手をぐっと握れば、
状況は変わるかも。

この手で、その手で、
つなげて行こうとすれば
違う世界が広がるかもしれません。

AI/ハピネス
www.youtube.com/embed/uKgmu8g-kXE


春なので、ピンクのカードに
チューリップのシールを張って、
手紙を書いてみました

2012年3月14日水曜日

聴くことで

ある時、私の友人と、その友人の知り合いと
3人で会う機会がありました。

たまたまご一緒させていただので、
私は、二人の会話の邪魔をしないよう、
でも、「そうだな」と思えることには、
相槌を打ちました。

友人の知り合いは、とてもよく話す方。
見ていると、私だけではなく
友人も聴く一方です。

帰り際、知り合いの方が私に言いました。
「あなたみたいに、気の合う人と出会えて、
私、嬉しかったわ」

「えっ?」
私はびっくりしました。

だって、気が合うとか合わないとかいうほど、
話していないんです。
ただ「そうなんですね」と、うなずいていただけ。

のちに友人に「あの時……」と話をすると、
「嬉しかったんだと思うよ。聞いてもらって」
と笑っていました。

人と会話をするとき、こちらの思いを
話して伝えようとするよりも、
聴くことの方が、ずっと
自分を身近に感じていただけるのかもしれません。

2012年3月7日水曜日

なかなかできないけど……

海外ドラマ「24-TWENTY FOUR-」の
シーズン2を見終わりました。

毎回、「ここで、終わり?」と
次が気になり、つい見てしまいます。
寝不足気味です(-_-;)

今回の「24」のテーマは
リーダーシップかな。

特に、大統領(役ですけどね)の
「他人の気持ちと自分の気持ちを
混同しない冷静さ」には、
ひとこと「すごいな」と感心。

「こうすると、○○さんが喜ぶのでは」
という側近の言葉には、
「私は彼を喜ばせるために
仕事をしているのではない」

「○○さん(部下)が困惑するかと
思うのですが」という言葉には、
「それは(困惑している)彼の問題だろう」。

大事なことは、国と国民の為に
正しい決断ができるかどうかであって、
一人の部下の気持ちを
満足させるかどうかではないってこと。


人の気持ちを思いやる、
心から信頼する、
人の意見に耳を傾けるって、
すごく大切なこと。

でも、自分の進もうとしている道や
目的がハッキリしている時には、
相手の気持ちと少し距離をとり、
周囲の価値観や判断、言葉に
惑わされないことも必要なんじゃないか
……そんなことを思った私でした。

一人でのんびり散歩をしながら
自分と向き合う時間、
私は好きです。



2012年2月29日水曜日

見えなくても

娘たちに英語を教えてくれる女性は
素敵な人。なんでも正直に話せる、
私の友人の一人でもあります。

習い事の時間が終わると、
外に出てきて、いつもニコニコ
笑顔で見送ってくれる。

その日は姿が見えなかったので、
用事があるのかも……と、
娘を車に乗せて、発進させました。

ふとバックミラーを見ると、
真っ暗な中、
こちらに手を振る彼女が。

「行っちゃったから、いいか」
そう思っても不思議はないのに、
こちらが、気がつくかどうかも
わからないのに、
手を振ってくれる彼女。

帰宅して「手を振ってくれて
ありがとね」とメールをすると、
「見てたんだ……、いつも
支えてくれてありがとう」と
返信メールが。

支えてもらってるのは
こちらなのに。

彼女が魅力的に見えるわけを
また一つ知りました。

オオイヌノフグリが咲いているのを
見ると、もうすぐ春だな~と思います。


2012年2月23日木曜日

しなやかに

年を重ねれば重ねるほど思うこと、
「しなやかに生きてみたい」と 。
   
若いころは、女のくせに
強い大木になりたいと思っていた。

何がぶつかっても、倒そうとしても
動じずそこに立っている……、
そんな強い人になりたいと。

でも、今はちょっと違う。

あえて例をあげるとすれば、
ちょっとだけかわいい花を咲かせる
野の花のようでありたい。

雨の日はびっしょりと濡れ、
踏まれたら、いったんは地面に貼りつく、
風に吹かれたら吹かれたまま、
吹かれる方へ姿勢を、顔を向ける。
自分に降りかかってくることを
よけようとせず、ありのままに受け止める。

雨水から力をもらい、
濡れた体はお天道さまに乾かしてもらう。
吹かれて倒れた体は、時間をかけて
ゆっくりと立てなおす。
季節になったら、また花を咲かせる。

自分は強くないとわかったからかな。

これからは……、
周囲に頼りながら、ゆっくりとしなやかに。

 庭の花。
茎が弱ったものは、
水に浮かべて。


2012年2月15日水曜日

相手の思い


「~~したら、あの人は喜ぶんじゃないかしら?」
「~~した方が、相手にとっても良いわよね」
母が言います。
私の母は、長い間美容師をしていましたから、
お客様に喜んでもらいたい、
満足してもらいたいという思いが
体に染みついています。
仕事以外でも、家族に親戚に、友人にも、
「何が相手にとっていいのか」
「どうしたら喜んでもらえるのか」を
いつも考えています。

彼女の気使い、私は嫌いじゃない。
夫も、「お母さんは根っから優しんだよね」と
言ってくれます。
でも、「相手の思いは、相手の思い」
でしかない……とも思う。

どこかで、そういう割り切りも必要だと。
どんなにこちらが、相手にとってよかろうと思っても、
相手が喜ぶだろうと思っても、
受け取る相手によっては迷惑になることもあるし、
嬉しくないことも、一歩間違うと、
悲しい思いをさせてしまうことだってある。
物を、気持ちを、言葉を受け取った相手が
どう思うかまでは、想像することはできても、
私たちには決められない。

「相手の思いは相手の思い」
を、胸のどこかに置いておく。

そうしたら、万が一
反応が自分の期待どおりじゃなくても、
がっかりせずに済むし、
相手を責めずにいられると思うから。
私の思いは私の思い
相手の思いは相手の思い
今、コージーコーナーでは
復刻版のスイーツが販売されています。
私が大好きだった『サバラン』もあって。

夫も、その当時は好きだって言ってたから、
彼の分も買ってきました。

でもね、味覚は変わるもの。
彼がまたおいしいというか、
喜んでくれるかどうかは
私にはわからない。

「ん~」って反応だったら……、
2個目になるけど
私が食べちゃおっと!

2012年2月7日火曜日

できるわけないじゃん!

我が家に、次女のお友だち数人が遊びに来ました。
遊ぶ前に、宿題をするんだと言って
リビングのテーブルに、皆で宿題を広げました。
おしゃべりをしつつ、宿題も一生懸命にやって、
5年生、偉いじゃん!って感じです。

私も、ちょっとだけ輪の中に入れてもらっておしゃべり。
「ねえ、みんな仲良しだけど、ケンカとかする?」
「うん、する時もあるよね~」
「たまにはあるよ」

そうだよね、子ども……だもんね。

「ケンカしたらさ、どうやって仲直りするの?」

「え、普通に」
「うん、何となく」
「遊んでいるうちに、自然と元に戻る時もあるよね」
「次の日学校で『おはよっ』って言ったら
『おはよう』って言ってくれて、
それで、いつも通りになることもある」
「でもさ、そんなに長い間ケンカしないよね~」
皆、色々と話してくれます。

するとある子が、こう言いました。
「私さ、その仲直りですごく嫌なことがあるんだ!」。

「そう?嫌なことがあるの?」と私。

「うん、ケンカした後、誰かがいいつけたり
先生たちが見ていたりすると、『謝りなさい』とか、
『握手して仲直りしなさい』って言うんだよ。
今ケンカしたばっかりなのに、
っていうか、している最中なのに、
すぐにできるわけないじゃん!って感じ」。

的を射ているような気もする。

「そう言われたらどうするの?」
「謝るし、握手もする。
でも仲直りはしてないし、仲直りになってない」

そうか~、でもね、
先生側の都合も、理由もわかる。
知っていて、そばで見ていて
何もしないわけにはいかないんだよ。


同じ物事でも、人によって、立場によって、
見え方が全然違う。理解できないことに見えたり、
「そうだよね」と、すごく共感できたり。

どちらが良いとか悪いとかではなくて、
「あぁ、こういう見方もあるんだな」
と思える自分でいたい。

子どもは、そう思うこともあるんだって
知らなかったから、二女のお友だちに
教えてもらって良かった。
もっのすごく季節外れだけど(^^ゞ

まだ娘たちが小さかった頃。
何てことない砂浜が、彼女たちには、
楽しくてしょうがない場所だった。
二人を見ているのが、楽しかったな。