2013年7月3日水曜日

どんな家庭で育ってきたの?


「あなたは どんな家庭で
 育ちましたか?」
と 聞かれたら

どんな場面が
思い浮かぶでしょうか?


その思い出す場面から
自分の成り立ちの理由を 
見つけることが
できることもある……と 
私は思います

 
      
             *


例えば私の場合

実家は美容院 
従業員さんが約10人
家族6人が 寝床は違えど
食事もお風呂も一緒という
大所帯で育ちました


思い浮かべるのは
皆が 忙しく
働いている様子です

食事の途中でも
タオルを洗濯機に入れる人

「○○さんの仕上げを
 お願いします」と
先輩を呼びに来る人

ご飯を食べている人の横で
掃除機をかける人

みんなが 
せわしなく動いている様子が
パっと浮かぶのです

ただ 忙しくても
暗い雰囲気ではありません

笑顔もあるし 賑やか
皆 他の人のことを気にかけつつ 
テキパキと動いています

この場面から
その後の自分に繋がるものが
感じ取れるのです


   *


私は 数年前まで
気持ちが急いている人でした

 
いつも 時間に
追い立てられているような気がして
気がつくと 気持ちの中で
「早く」 「早く」と
唱えているのです

なぜなら 「急ぐ」とか 
「早く何かをする」ことが
美徳の家庭で育ったからです


多人数での暮らし
    +
  客商売ゆえ

子どもであっても
周囲を気にし
「気がきく」ことを 求められました

気がきく = 絶対良いこと
と 思ってきましたから

それが
違う価値観の人には
ありがた迷惑になることもあるとか

自分がしてしまえば
人が 何かをするチャンスを
奪うことになるということも知らず

『余計なお世話』という名の
失敗も ずいぶんしました

時には 迷惑がられることも^^;


女性ばかり
笑顔いっぱの賑やかな中で
育ちましたから

しっとりした雰囲気よりは
笑顔のある
賑やかな環境が大好きですし
ホッと 落ち着きます



どの人も それぞれ違った環境で
その人なりに 良い悪い
両方がある中で
育ってきたと思います

育った家庭の影響を
大きく受けて 今に至るのです



ただ 「だから自分はこうなんだ」
と 終わらせるのではなく
あきらめるのではなく

 
今の自分に
必要のなことと
必要ではないことに振り分け

 
必要なことだけを
自分の中に 残して行くことは
できると思います


私の場合 テキパキは
まあ良いとして 
意味もなく 急いている自分は
やめにしました

「慌てない」「ゆっくりでもいい」
と 急いてる自分に
言い聞かせるようにしたのです


「気がきく」ことは
悪いことではないけれど
”適度に……が必要”
“人や場面をよくみて”
を 心がけています


たとえ
育った環境から
多くの影響を受けてきたとしても

私たちは 自分で 
新たな自分を作ることもできますし

自分に必要なデータを
その時 その時
書きかえることも
入れ替えることもできるのです


花を大事に育てる環境で
育ったことは
今になってみれば 感謝かな


 
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16 件のコメント:

  1. 育った環境の影響が大きすぎて
    ぬけなくて苦しいというような話をした時に
    「過去は考える人にだけ影響するのよ」
    と言われてとっても気持ちが
    楽になったことがあります。
    起きたことはなかったことにはできない。
    でも影響を育てたのは自分だった。
    幼い子供にそれを気づけというのは無理でも
    大人になった自分には判断ができます。
    それから一度反省したことは
    考えない練習をするようになりました。
    これもたぶん
    あらたな自分をつくることかな。

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    1. ゆるりんりんさん

      〇〇の練習。
      私もよくします。

      考えすぎない練習。
      勝手に傷つかない練習。
      悪いことが起きることを
      妄想しない練習。

      人生ずっと成長
      学びは続く…って意味が
      最近すごくわかります。

      そうして、新しい自分を
      作っていくんですよね。

      若松 美穂

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  2. 自分で新たな自分をつくる。目標にしていきたいなぁ。

    育ってきたかんきょうかぁ。私は自分の子どもにいい環境をあたえられてるのだろうか。不安に思うしたまに後悔したり。(((^_^;)

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    1. 匿名さん

      そうですね。
      母も不安になったり
      後悔したりしますよね。

      でもね、子どもにも素晴らしい力があります。

      その子はその子なりに
      自分にとって良い環境を選びながら
      成長していくのでは……と
      私は思っています。

      若松 美穂

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  3. 育った環境って今の自分に影響しているんですね。
    父はサラリーマンで母は自宅で仕事しながら、いつも忙しくパタパタ家事をしていましたね。あまり干渉されず、しいて言えば、かならず夜8時には寝かされてましたね。だからなのか、他のことは、ともかく自分の子供には寝る時間には厳しいかも…。祖母も母も朝起きてすぐ化粧して小綺麗にしてたから私も、家でだらしない姿はして無いです。それは娘を育てる上でも良かったかなあ。
    美穂さんとは逆に、私はもっと段取り良くテキパキ家事をこなして行けたらいいなあ。でも特に苦情もないので
    このままでもいいかな…

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    1. 匿名さん

      そうそう 人は人

      テキパキしてると
      うるさく感じる時もある
      ~by うちの夫~
      と いう人もいるわけで

      のんびり ゆったりでいいという
      パートナーや家族なら
      それで良いですよね。

      若松 美穂

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  4. 育った環境って、影響しますよね。^m^
     夫は超おおらかで、義父も「なんとかなるっしょ」と
    いう。。。感じの方です。そういう環境で育ちました。
     私は、心配症の両親。それを確実に心のどこかで引き継いで
    いるので、^m^結婚したばかりの時、結婚の準備の時は、
    「大丈夫なんだろうか?(゜-゜)」の毎日でした。
     でも、今となっては、この、おおらかさに感謝です。
    「自分に必要なデータをその時その時書きかえることもいれかえることもできる」煮詰まった時思いだしたいです。(^-^)

    サンキュの若松さんの新しいお写真。すごく素敵です。
    私はショートなので、久しぶりに伸ばしたい(^-^)と
    思ってしまいました。(^-^)
     

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    1. ますこさん

      ありがとうございます~。
      実は髪、また切っちゃったの。

      どんどん短くなっていきそう^^;

      うち、もはすこさんのところと似ています。
      夫や義父のおおらかさに
      何度も助けられた気がします。

      若松 美穂

      削除
  5. うわぁ~(^-^)
    こちらのプロフィール写真の方が大きくていいですね。
    美容室に持っていきたいです。
    その前にのばさなければ。。。。。^^;

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    返信
    1. はすこさん

      伸ばすのって
      “辛抱”がいりますよね。

      私 もう伸ばせないかも^^;

      若松 美穂

      削除
  6.  美穂さん 大阪は、蒸し暑い日が続いています。夕方になるとゲリラ雷雨もあったりして。
     
     育ってきた家庭・・・
    私が育ってきた家庭は 祖母がめっちゃ厳しい人でした。 「ヤヌスの鏡」のおばあちゃんみたいな。
    家庭の中に男尊女卑もあったり 女とは。みたいなかなり偏った考え方もあったり。
     例えば 1番風呂を父が入る前に入るとめっちゃ怒られたり。姿勢が悪かったら めっちゃ怒られたり。女なんだから○○しなさい。とか○○したらダメとか。

     ちゃんとしとかないと許されない環境だったように思います。

     そんな家庭が 嫌で嫌で仕方ない時期もありました。
    大人になってから 家庭の話を友だちに話したところ、厳しいけど それが役に立ってたりする事もあるんじゃない?と言われた事があります。
     そして、何でもキチンとしようとする性格は いい事だと思うよって言われた事があります。

     環境とか性格とか 影響される事は多いですが、美穂さんの書かれているように 自分の思うように変える事や今の家庭環境で変わっていく事も ありだな~と思いました。

     反面教師にしている部分もあります(笑)

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    1. 胡桃さん

      うちも厳しかったですよ~。

      反面教師にしている部分も
      もちろんある。

      そういう意味では
      反面教師だとしても
      それも、親や祖父母が教えてくれたこと。

      良い悪いじゃなく考えれば
      どちらも感謝かなと思う私です(^_-)-☆

      若松 美穂

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  7. 美穂さん、こんばんは。
    ご実家は、美容院なんですね。
    正直、イメージですが、憧れてしまいます。
    でも、現実は忙しくて大変そうですね。

    本当、人それぞれ家庭環境で生活習慣や考えた方など、
    しきたり等違いますね。
    私は、四人兄弟の二番目なんです、三人姉妹の真ん中、
    末っ子は男の子で、いつも挟まれて、母を味方に
    付けてました。笑
    勉強面も姉や妹はよく出来て、私はあんまり出来なくて、
    父によく怒られてました。多分教えてくれてただけなんですが。
    いまでも覚えてて…でも今は子供を持ち、父の怒る気持ちも
    分かるようになり、複雑ですね。笑
    今では、父も母も愛情いっぱいで、しかも4人の子供達を
    立派に育ててくれて、感謝でいっぱいです。

    結婚したら、夫に変えられ、子供に変えられ、
    結局自分自身が変わってるんですが…人間らしくなります。
    当たり前に感じていた日常が幸せだと気付くんですよね。









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    1. りえっこさん

      親になってわかることありますよね。

      だから 娘たちに思うの。
      今わからなくても良いかなって。

      彼女たちもいつかわかる時が来るよねって。

      若松 美穂

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  8. 五人家族でごく普通の家庭だと思っていました。その時は普通などと思うことさえ多分ありませんでした。

    父の借金がきっかけで家族は変わりました。なんども同じことを繰り返しうまくいくことはもう在りません。

    私も家庭をもちましたが、自分もいつか同じことをしてしまうのではないかとの、恐怖がたまにあります。なんだろうな、育ってきた環境は途中までは悪くなかったのになぁ。もういちどやり直せたらすべて変えたいけど、もう無理だし。

    時々子供のころを思い出すと胸が傷みます。(((^_^;)

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  9. 匿名さん

    お返事が遅くなって、申し訳ありません。

    恐怖心が生まれてしまうのですね。

    わたしたちは父とは違う存在だから。
    反面教師という言葉もありますし、
    過去はどうあれ、私たちが、
    向かいたい方向へ向かえるといいですよね。

    若松 美穂

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