そういう人もいる

お茶会や講座の面白い所は
その日
どなたがいらして
どんなお話をされるのか
雰囲気がどうなるか……すら
わからない点です


でも　なぜでしょう

たいてい
誰かと誰かに
共通点が見つかる

共通点ではなく
全く反対の人の気持ちを
聞くことができることもあれば

自分にはない考えを
持っている人に
なぜそう思うのかを
聞くことができる

経験者の話を聞き
自分の過去や未来をあてはめ
考えることができる

ほんの２時間の間に
色々な感情を
味わうことができるのです


例えば……

職場で　ハッキリと
自分の思いを伝えるという方がいて
時に　仲間と
言い合いになることも
あるのだと言います

ぶつかっても　言い合っても
それが　その人の普通

言い合いが終わってしまえば
自分も相手も普通に話すから　
「自分が気にならないように
　相手も気になっていないと思う」と

ある意味
気持ちが良い
スカッとした関係とも言える


ところが

別な人は　
「信じられない
そこに毎日いるのは苦痛かも」


また別な人は
「私は言われる一方で
さすがに
何度も言われていると
気が滅入る」と


正解はないので
どれがいい・悪いではないのですが

ここで大切なことは
「そう感じる人もいる」を
知ることなのだと思うのです

自分は気にならなくても
ハッキリ言葉にしたことで
傷つく人も
引きずる人もいる

言い合いを見て苦痛だと
感じる人もいる

逆に　
こちらがどんなに気にしても
「過ぎたこと～」と
サッパリした人も

雰囲気や言葉を引きずらない
切り替え上手の人もいるのだと

だから　どうする
というところまでいかなくてもいい

「そういう人もいるんだ」
……だけで
ほんの少し
自分の受け入れ幅が
広がることも
あるような気がするのです

反対の意見に
耳を傾けるって
勇気がいることですね