2012年2月7日火曜日

できるわけないじゃん!

我が家に、次女のお友だち数人が遊びに来ました。
遊ぶ前に、宿題をするんだと言って
リビングのテーブルに、皆で宿題を広げました。
おしゃべりをしつつ、宿題も一生懸命にやって、
5年生、偉いじゃん!って感じです。

私も、ちょっとだけ輪の中に入れてもらっておしゃべり。
「ねえ、みんな仲良しだけど、ケンカとかする?」
「うん、する時もあるよね~」
「たまにはあるよ」

そうだよね、子ども……だもんね。

「ケンカしたらさ、どうやって仲直りするの?」

「え、普通に」
「うん、何となく」
「遊んでいるうちに、自然と元に戻る時もあるよね」
「次の日学校で『おはよっ』って言ったら
『おはよう』って言ってくれて、
それで、いつも通りになることもある」
「でもさ、そんなに長い間ケンカしないよね~」
皆、色々と話してくれます。

するとある子が、こう言いました。
「私さ、その仲直りですごく嫌なことがあるんだ!」。

「そう?嫌なことがあるの?」と私。

「うん、ケンカした後、誰かがいいつけたり
先生たちが見ていたりすると、『謝りなさい』とか、
『握手して仲直りしなさい』って言うんだよ。
今ケンカしたばっかりなのに、
っていうか、している最中なのに、
すぐにできるわけないじゃん!って感じ」。

的を射ているような気もする。

「そう言われたらどうするの?」
「謝るし、握手もする。
でも仲直りはしてないし、仲直りになってない」

そうか~、でもね、
先生側の都合も、理由もわかる。
知っていて、そばで見ていて
何もしないわけにはいかないんだよ。


同じ物事でも、人によって、立場によって、
見え方が全然違う。理解できないことに見えたり、
「そうだよね」と、すごく共感できたり。

どちらが良いとか悪いとかではなくて、
「あぁ、こういう見方もあるんだな」
と思える自分でいたい。

子どもは、そう思うこともあるんだって
知らなかったから、二女のお友だちに
教えてもらって良かった。
もっのすごく季節外れだけど(^^ゞ

まだ娘たちが小さかった頃。
何てことない砂浜が、彼女たちには、
楽しくてしょうがない場所だった。
二人を見ているのが、楽しかったな。

4 件のコメント:

  1. こちらにもお邪魔しました。福島のさくらんぼちゃんです。 
    心理カンセラ-のお勉強をしてたのですね。
    ケンカといえば・・・4歳児の娘がいるんですけど、今、反抗期でいやいや~ばかり、私の話をきいてくれなくて・・困ってます。まあ。私も悪いのかもしれないけど・・・原発以来、子供が小さいから神経質になってしまい、すぐ怒りっぽくなってしまう感じで、自分では気をつけてるけど・・・ダメなんですよね。どうしたら、いいのですかね?

    ちょうど、考えていたところでした。
    そんな主婦が福島には・・・たくさんいるでしょう。
    それに県外での二重生活、たえず、離婚・・・色々、あるとおもいます。私も3・11の時、自主避難した一人です。
    一ヶ月足立区にいましたが・・・二週間、旦那と離れ・・・
    子供達はパパに会いたくて、会いたくて、泣いていました。旦那は会社休みになると、子供達に会いに来てくれました。そんな姿をみてるのがいやで・・結局、福島に戻ってきましたけどね。
    福島のみんな、プラスになるようにまた・・・福島での講演会を待っています。

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    1. 反抗期があっての成長ですものね。
      あっ、でもその時にはそうは思えない(^^ゞ
      母も困るしけっこう辛いですよね。

      私、子どもや夫に怒ったり
      イライラした時、ちょっとだけ落ち着いて、
      自分に聞いてみるんです。
      「私、本当は何に怒ってる?」って。

      そうすると、子どもに言いたいことがあるのに、
      それを夫にぶつけていたり、
      自分が急いでいる焦りを
      子どもにぶつけていたり、
      向ける相手じゃない所に向けていることがあって……。

      本当は、お子さんが反抗期だって
      わかってるし、お子さんのことは可愛い。
      反抗期に戸惑いはあっても、
      『原発以来、子供が小さいから
      神経質になってしまい、
      すぐ怒りっぽくなってしまう』
      という言葉を拝見すると、
      それだけじゃないのかな?と。

      原発や、安心感のなさに向かう怒りが、
      ご自身の持つ不安が、
      違う形で出ているということはないですか?

      私は震災以来思っています。
      誰が特に大変で誰が特に辛いということではなく、
      当事者とそれに関係する人は
      皆傷ついているし、皆悲しい。

      きっとお子さんもパパとママと
      同じくらい不安で、心配だと思います。

      うちの次女は、いつも明るく元気な子ですが、
      体は正直でした。震災後、
      私の母が彼女の髪を結んでいる時、
      髪のない部分を見つけました。
      ハゲができてたんです。

      その時思いました。
      どんなにか不安だったんだろう、
      悲しかったんだろうって。

      子どもの不安をぬぐってやれるのは、
      私たち大人です。
      パパとママの笑顔はお子さんを救いますよ。

      若松

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  2. けんかをした後、
    それを解決するのは
    誰かじゃなく、自分たちなんだ、
    そういう意識が
    そこにいらしたお子さんたちの中に
    根付いているんだなと思いました。
    けんかもコミュニケーションの途中。
    しっかりとしたお子さんたちですね。

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    1. ほんとですね。
      この子たちよくわかってる!と、
      感心しました。

      いつも、コメントありがとうございます。
      私も勉強させていただいています。

      若松

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