2012年5月9日水曜日

ちょうどいいところ

友人が言います。

「うちの子、人とうまくやることは
得意みたいなの。小学校でも、
ありがたいくらいにトラブルはないのよ。
でももう少し、積極的になって欲しいのよね」。

親のない物ねだりは私にもあるから、
彼女の気持ちはわかります。

「そっか、でも、積極的じゃないからこそ、
優しいとか、人当たりが良いって
言われるんじゃないの?」と私が言うと、

「まっ、そうなんだよね。
どっちもちょうどいいくらい……なんて子
なかなかいないか」と友人。

二人で「ね~」と笑いました。

積極的であれば、発言量も多い分、
人と、意見の違いが生まれます。
意思や思いが強ければ、
人を自分の思い通りに動かそうとして
ぶつかることだってある。

消極的な子は、我慢することや
人のいいなりになることはあっても、
上手に人に合わせることができるから、
その分、思いやりがある、
人とうまくやれると評価されることもあります。

我が家の娘は前者が次女で、後者が長女。

長女は先生に、「授業中の反応や
授業中の発言が少ない」
「もう少し積極的に、リーダーシップを
とって欲しい」などと
言われることが多くありました。
(小・中学校時代)

次女は「ああしたいこうしたいが多い」とか、
「態度にハッキリ出過ぎる」と
言われることがあります。

もちろん、指摘していただいたところは、
彼女たちに伝えますし、
直せたらいいね……と助言はします。

でもね、そこは、マイナスのようで、
その子のいいところでもある。

「どっちもちょうどいいくらい」は
理想ではあるけれど、偏りがあるのは
仕方がないことのような気もします。

成長するにつれ、“ちょうどいいところ”を
自分で見つけてくれることを期待しよう。

空や雲のように
色んな表情を見せてくれる子どもたち。
それが悩みの種になることもあるし、
親の楽しみになることもあるんだよね。

4 件のコメント:

  1. ひなりきのまま2012年5月10日 12:21

    夏穂ちゃんと同い歳の娘と、中一の男の子がいます。
    娘は色に例えると、原色で、強い意思力と日本人にはめずらしくかなりしっかり自分を持っているため、回りに与える影響力が大きく、目立つ分、誤解されたり回りを疲れさせたりもします。
    私は逆に淡色で、穏やかな日常と人間関係をとても大切にしていて、のんびりしているぶんけっこう誰とでも上手くおつきあい出来るのですが、よほど親しくない限り言い争うということが出来なくて、いい年をして恥ずかしいなあと思う時があります。
    その人にしかない個性を長所・短所と置き換えると、長所・短所とはまさに表裏一体ですよね~。短所だと思う所を長所にひっくり返せるのは、本人の努力とやっぱり周りからのアドバイスが大事のような気がします。
    そうは言っても言うは安し行うは難し・・・ですね。
    我が家だけかもしれませんが、最近娘とは、親と子供というよりも女対女!っていう感じの時の方が多くなってきて気が抜けずに大変です~!

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    1. ひなりきのままさんへ

      『長所・短所とはまさに表裏一体』
      そうなんですよね。

      今、短所も表現の仕方次第では、
      長所にもなりえる。難しいですね~。

      若松

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  2. 美穂さん今晩は♪もこです(^^)/
    「無いものねだり」ついしてしまいがちですよね。
    「ちょうどいいところ」と言うのも、その子の環境や状況で、それぞれ違うんだろうなぁ~

    第3回のお茶会、今回のテーマ☆
    すごく行きたかったのですが、どうしても都合がつきませんでした(;;)とっても残念です。
    きっと、中身が濃いお茶会になるんだろうな~
    差し障りのない範囲で、内容や心に響く言葉など、教えていただけると嬉しいです。

    5回目の開催を楽しみにしていますので、またぜひよろしくお願いいたします♪

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    1. もこさんへ

      どんなお話を、皆さんして下さるのか、本当に楽しみです。
      又書きますね。

      若松

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