2012年5月24日木曜日

余計なこと

ある雑誌の記事で、
こんな文章を見つけました。

子どもの習い事について、
「自分ができなかったから、
自分が困ったからと、
子どもに強要するのはやめましょう」。

私はこの言葉を見て、ドキッとしました。
習い事ではなくても、
やってしまうことの一つだなと。

以前はよく、
「ママはこうだったから、こうした方が良い」
と、子どもに話しをしている途中に、
夫に止められ、諭されていました。

「それは君の話でしょう」と。
「この子は君じゃない。
君が子どもの頃にできたことでも、
この子にできないことはあるし、
わからないことだってあるんだよ。
もちろん、その逆もあるんだからね」。

あの頃の私は、子どもと自分が
同化してしまっていました。


じゃあ、自分の経験を子どもに話すのは
いけないこと?

そんなことはありません。
人生の中で、あらゆることを
経験することはできないから、
他の人の、親の経験が
役に立つことは多くあります。
良い経験も反省が必要な経験も
話し、伝えることは必要なこと。

でも「だからあなたも……」は、
余計なんだと知りました。

子どもは、自分に似ている部分もあるし、
親の生活や考えを受け継いでいる部分も
あるけれど、全てが同じ人間ではないのだから。

宿題、勉強のやり方一つとっても、
“その子なりのやり方”が
あるもんね。




2 件のコメント:

  1. あゆみんママ2012年5月24日 15:10

    はじめまして。いつも楽しく読ませていただいています。
    今回の内容、本当に心にしみます。
    娘が6年生で、色々難しい年頃に突入しました。
    習い事も勉強も友達関係も、自分が子どもだった頃のことをつい引き合いに出して言ってしまいます。
    でも、「いろいろ言ったけど、どれが一番いいかはママとは別だろうから、参考にしてね。」と私自身がようやく言えるようになり、娘といい距離感が持てるようになってきました。(それでもついつい押し付けも・・・反省)
    美穂さんのブログを読んで、また心新たになりました。
    ありがとうございます!

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  2. あゆみんママさんへ

    素晴らしい!

    何を聞いても言われても、結局、
    それを実行に移すのはご本人の力です。

    お子さんとの距離感がいいものになって行く感覚。

    それを味わって初めて、私も
    どれだけ自分の意見や考えを娘に押し付けていたのか、
    感じることができました。

    愛しているからこそ、「わかって欲しい」
    「こうして欲しい」と思うのだと思うけれど、
    それが、「過保護」や「過干渉」に
    なってはいけないですものね。

    お互い、これからも良い関係を
    築けるように、頑張りましょうね(*^_^*)

    若松

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