2015年4月26日日曜日

愛情と心の距離感



私自身
母と同居を始めて
3年半が経ちます

この3年半
母の言葉や行動を見て
時に 彼女の考え方を聞いていると
(もちろん母だけではなく
父・祖父母・環境・地域など
自分に影響を与えるものは
他にもあるのですが)

なぜ 自分が
せっかちなのか
堅物だったのか
ある部分のこだわりが強かったのか
わかるときがあります

「あゝ こう言われて育ったんだ」
「親のいう事が正しいと思っていたんだ」
「答えはそれしかないと思っていたんだ」
と 理由が見つかることも

夫に求めていたものが
実は 実家を理想としたばかりに
苦しんでいたことだったり

子育てで避けてきたこと
押し通してきたことが
親から学んだことだったり
反面教師で したくないこと
しないほうが良いと思っているのに
してしまう事だったり

生まれてから 自分の中に
植え付けられてきたものと
親の影響力を感じます

     * 

一緒に住んでいればなおのこと
未だに私は母の娘
母は私の母

「こうしなさい」
「こうした方が良いじゃない」
「こうした方が良いに決まっている」

母が私のことを思って言う言葉

ありがたい部分もある
あるけれど……

もう 私は自分で考えるから
自分で決めることができるから

私は母に 繰り返し伝えます

「お母さんはそう思うんだ

でもね それは 
お母さんの考えで
私の考えではないの」

「時代が違うのかもね」

「私はこうしたいの」

「こういう考えはどう?」


愛情と 心の距離感は
また 別の物

母は母らしく
私は私らしくいるために
どちらも大事にしたいもの


私と娘も また同じ







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14 件のコメント:

  1. 私も母と同居を始めて4年目に入ります。子どもの頃と違って家庭を持った私と母の関係は時に難しい時もあり、模索しながら毎日過ごしています。それまで良い関係だったのが同居により崩れ掛けてく様です。家庭を持った子どもと親の同居は難しいですね(>_<)

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    1. セナママさん

      そうですか。辛いなと感じることもあるのでしょうか。

      考えてみた時、同居っていい部分もある、と私は思っていて。
      家事を手伝ってもらったり、孫(娘)が甘える場所になっていたり、
      お留守番をしてもらったり……。

      難しいと感じること以上に、良い部分に目を向けると
      少し気持ちが変化するかなと。


      若松 美穂

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  2. ショコラティエ2015年4月27日 6:28

    美穂さん、おはようございます。
    またまた、今の私にグッと来るお話でした。
    今、娘が新しいクラスに馴染もうと一生懸命で、友達に頑張ってついて行こう、自分のたち位置を探してるようです。

    でも、あたふたするあまりに、誰かの真似をしたり、一緒の習い事をしたがったり。。。
    私は、真似や、いつも何もかも一緒はあまり好ましく思ってなくて、そんな理由で習わせられないなあと、習い事も、とりあいませんでした。

    でも、娘があまりにも、毎日不安に思ってたり、友達と上手く行かなかったり、嘘をついたりするようになって、心配になり、耳を傾けるようにしました。
    聞いてみると、色々あるようで、、、私も聞きすぎて心配になったり、親子で不安定になっていました。
    でも、人と一緒は好ましく思ってない私に気を使って言えなかったようで、昨日、習い事考えてみようか?と言ったところ、すごく喜んで、他にもたくさんやりたいことがあってね。。。と、嬉しそうに、ホッとしたように色々話してくれました。

    私が人とべったりいるのが苦手だから、娘も、それで大丈夫と思ってたし平気だろうと思っていました。
    そして、参観に行っても、周りを見ないと手を挙げられない娘に苛立ちもあり、もう!と思っていましたが、、、今回のことで、娘にとっては、一緒でいることが、(実際、習うかどうかは抜きにしても),そう思えることが安心で、それは一概に、悪いことでないんだなって思い、反省しました。

    娘は特に、自分と重ねてしまいやすいし、長女は性格が似てるから特に思っていましたが、全然違うんだなって実感しました。今までの、私の考えは娘にしたら、辛かっただろうなあとも。。。。

    習い事は、今やっているのと時間が重なるのでできそうにないので、残念ですが、それでも、嬉しそうなあの笑顔は、心に留めて置こうって思いました。


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    1. ショコラティエさん

      『娘は特に、自分と重ねてしまいやすい。長女は性格が似てるから特に……ですが、全然違うんだなって実感しました。今までの、私の考えは娘にしたら、辛かっただろうなあとも。。。。』

      こんな風にわかってくれるお母さんがいて、娘さん幸せだな~。

      いつでも、柔軟に、こちらが考えを変えていくと、家族も楽になりますよね。

      若松 美穂

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  3. どんな立場の人も
    「自分のやり方が一番正しい」と思いたいし思わせたい。
    安心したい、落ち着きたいからでしょうか。
    その気持ちは距離が近い人にほど強いように思います。
    お互いを理解できないことを喧嘩の理由にしなくてもいい、
    違うことをマイナスととらえなくてもいいことを
    家族と暮らす中で知りました。
    お互いに譲り合うこともでてくるわけで・・・
    その時に大切なのが
    自分のやり方が通らなかったことで
    自分の価値は失われないと自信を持つことかなあと思います。
    思い通りにならなかったとしても
    自分らしさが減ったわけじゃない確認。
    何かハプニングがあっても
    いちいちボロボロにならないでいるにはそれかなと思っています。


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    1. ゆるりんりんさん

      そうそう それぞれ違っていいのですよね。

      『何かハプニングがあっても
      いちいちボロボロにならないでいる』
      これはとっても重要だと思います。

      ”絶望しない”
      自分で希望を絶たないってことかな。

      若松 美穂

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  4. ショコラティエ2015年4月29日 16:41

    美穂さん、お返事に、グッと来て。。。ありがとうございました。
    そうですね、柔軟に、寄り添って、見守って行きたいと思います。
    女子は、色々と難しいようですが。。。泣
    娘が今色々経験して、色々な思いをしてるのは、良いことだし、辛い思いも今のうちにしておけば、きっと自分の居場所を見つけられると信じて過ごそうと思います。

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    1. ショコラティエさん

      「娘が今色々経験して、色々な思いをしてるのは、
      良いことだし、辛い思いも今のうちにしておけば、
      きっと自分の居場所を見つけられると信じて
      過ごそうと思います」

      まさに! 私もそう思いますよ(*^_^*)

      若松 美穂

      削除
  5. はじめまして

    私も離婚をしたため、10年ほど前から親と同居しています。

    娘が小さい頃は親がいる安心かんもあり、とても感謝していたし
    今も家事をやってくれるのでありがたいと思っています。

    ただ・・・ ひとつ問題があります。
    自分の価値観を押し付けることです。
    私は今でもこんな風に育ててほしくなかったと思うところが多々あります。
    特に娘が成長するにしたがい、母にこんなことをされた・言われたということが思い出され
    娘には私のような思いをさせないようにと思って育ててきたけれど
    同居をしていると私にした価値観の押しつけを また孫にもしたり
    私のそうするように言ったりします。
    特に趣味もなく 家事もそれほど好きではないので時間がかからず(掃除もなにも適当)
    暇を持て余しているから余計に私たちに目が向く。
    また、私が楽しむために出かけることをよく思わず
    出かけたいと伝えることも苦痛だし、その後の機嫌の悪さも苦痛です。
    45歳にもなって親の目を気にして生きている自分が嫌でたまらないのです。
    もっともっと自由に生きたい。
    私にも可能性がいっぱいあると思うのに それができません。
    それでも窮屈な毎日に開放感を求めて、たまに出かけてしまいますが。
    しかし、小さい頃から出かけると「早く帰ってこい」と言われて送り出されていたので
    出かけても早く帰らないと怒られるという気持ちがいつもどこかにあって
    心底楽しめている気もしません。
    年に2回くらい 娘と泊りで出かけるのが唯一自由に時間を使い、帰宅時間も考えずにいられる本当に心休まる時間です。

    核家族の友達は本当に自由で羨ましい。
    離婚をしたことは悲観していませんが、旦那に頼むのと母に何かを頼んで出かけるのはぜんぜん違います。
    美穂さんもお泊りをしたり、出かけたり、とても自由にされていて本当に羨ましいです。
    私もカウンセリングの勉強をしたいけれど、勉強をするために出かけることさえできないので。
    母には感謝しているけれど、母がいなくならないと私は自由になれなくて・・・
    日々ストレスばかりです。


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  6. mionaさん

    そうなんですね。
    お気持ちを、聞かせていただきありがとうございます。

    ・親が自分の価値観を押し付ける
    ・孫にも同様の価値観を教えこむ
    ・子どものころから言われていることが
     今でも自分の体に・心に染みついて逃れられない
    ・母の機嫌を気にしている自分がいる

    こういう悩みをお持ちの方は、少なくないですし、
    ストレスばかりでは、心地よくはないですよね。お気持ちお察しします。

    わが家もmionaさんと同様のことはあるんですよ(*^_^*)
    ただ、そこから脱出する方法はあって、
    大変でも、今ここから、自分らしく生きることを選ぶこともできるのです。

    私は、「母の思い通りになる子ども」から卒業する道を選びました。
    正直、時間もかかりますし、自分の努力も必要になるので、
    簡単ではないのですけれど、その先は明るいですよ~♥

    〝45歳にもなって、親の目を気にして生きている自分が
    嫌でたまらないのです。もっともっと自由に生きたい"
    この叫び、大事にしたいですよね。

    自分を好きになって、自由に生きましょっ!
    mionaさんの人生、素敵なものにしましょうよ。

    「私もカウンセリングの勉強をしたいけれど、
    勉強をするために出かけることさえできない」と、
    自分で自分を抑えては、mionaさんのこれからがもったいないかな。
    (誰かに制御されているようで、実は自分で制御しているのです)

    出かける勇気が持てないのであれば、
    母と娘に関する本もたくさんありますから、
    色々読んでみてはいかがでしょう。

    何か、いいきっかけが見つかるといいですね。

    若松 美穂


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  7. 私の母は祖母が亡くなった時に同居したいと
    言われましたが、断りました。
    母と私の性格上絶対にぶつかるのが
    わかっていたので、子供たちに与える影響や
    旦那さんとの関係もきっと良い方向にはいかないと
    思いました。
    母はさびしそうな顔をしていて
    正直これで良かったか
    どうかはわかりません。
    今は施設で落ち着いて暮らしていますが、
    段々と痴呆がひどくなってきている母と
    これからどのように向き合っていこうか
    と考えています。

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    1. るんママさん

      断るという選択は勇気がいる選択でしたね。
      私たち子ども自身にも大切にしたい物・人・ことがありますから、
      るんママさんの選択でよかったのだと思います。

      今の幸せは、るんママさんがご自分で選んだものですよね。

      るんママさんがいらっしゃっる限り、
      これからも、お家族様の笑顔がたくさん生まれますね。

      若松 美穂

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  8. 今の関係を大切にと思うけど、、。先日ひさしぶりに、母に会いにいきました。 父とはずっと別居で一人暮らしです。気ままにくらしているようですが、妹との(自分の )折り合いが悪くて、悪口ばかり言っています。そのわりには、一緒に旅行に行き、本当は行きたくなかった、強引に誘うから仕方なく行くけど本当は行きたくないとか、、。本当に嫌なら断りなさいって何回もいってるのに。。

    ほんと、美穂さんの本を読ませてあげたい。( ̄▽ ̄;) 私も孫にあってもらいたくて行くのにそんな話しばかりでね。。

    ワタシはただ、人のせいばかりにする母をみるのが辛いのです。 そして、私にしたら叔母さんは、私たちによくしてくれるのでね。なんか複雑です。

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    1. 匿名さん

      人のせいにしても、何も解決しないですものね。

      断らない・嫌だけど行く・悪口を言う、
      本当は、すべてご自分で決め、ご自分の意志で
      行動されているのですけれど、
      気がつこうとしなければ、なかなか気がつけないことですね。

      傍には、それを教えてくれる、素敵な娘さんもいるのに……。

      気がつくのは、「旅行に誘われなくなった時」、
      「孫に会ってもらいたくて、楽しい時間を
      持ってほしくて、お母さんに会いに行くのよ。
      妹の悪口なんて聞きたくない」と、
      傍に寄らなくなったときなのかな。

      今ある幸せって、なくなってみないと
      わからないということもあるのかもしれませんね。

      若松 美穂




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