あるところで、大人が子供たちに
こう言っていました。
『お友だちから相談されて、「言わないでね」と
言われたことは、他では言ってはいけません』。
私は心の中で「そうなの?」と、
疑問に思いました。
こちらが「教えて! 誰にも言わないから」
と言ったのならまだしも、(それでも、
小学生が口をつぐむのは、難しいかもしれない)
勝手に相談してきた相手が「言わないでね」と
言ったら、言ってはいけません……って、
すっごいストレスがたまりそう。
その方のお話は、「一人で悩みを抱え込まないで」
という内容で、まずは誰にでもいいから相談しましょう。
その後、聞いたお話は人に言わないように……という
流れではあったものの、それでは、
相談された方が、一人で悩みを抱え込んでしまう。
私は家に帰って、娘たちに説明しなおしました。
もし誰かが自分に秘密を打ち明けそうになったとして、
自分は秘密にはできないかもしれないと思ったら、
「ごめん、聞かないでおくね」と言ってもいいんだよ。
聞いてしまったとしても、辛くなったら
一人で抱え込まなくていいんだよ。
誰かに吐き出さないと自分が苦しくなるなら、
この人なら信頼できると思う人に
話してもいいんだからね。
そして大事なことがもう一つ。
『壁に耳あり、障子に目あり』。
自分が話したことは、どこかから
漏れてもそれは仕方がないこと。
だからこそ、話す人を自分でちゃんと選ぶんだよ。
自分のしたことを人のせいにはできないから、
「言わないでね」というよりは、
話す人を自分で選ぶことが大切だと
わかって欲しいのです。
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おいしいものを目の前にして
おしゃべりすると、娘たちとは
会話がはずみます。これは
娘たちの大好物。
『モンロワール』の「リーフメモリー」 |