2012年1月6日金曜日

生きている人のことを……

大切な人が亡くなった時
ひとしきり泣いた私の背中を
さすりながら、夫が言いました。

「悲しいけれど、今はとにかく
生きている人のことを考えよう」。

その言葉で、私は娘たちの母親であることを
家族を支える立場でいる自分を再認識しました。
ただただ悲しんでいるわけにはいかない。
私たちは、今もこの瞬間を生きている。

亡くなった人のことは、頭から離れるわけがない。
だからこそ、その人へのおもいを胸に抱えつつ、
その人が大切にしてきた人たちのことを思おう。

面白いことがあれば笑い、共に食べ、共に眠る。
皆が元気に過ごすことが、
何よりも天国からの願いのはずだから。



きっと、どこかから見てるもんね

4 件のコメント:

  1. まっきー♪2012年1月6日 17:57

    亡くなった人の為に泣くのはお葬式までです。
    そこからは、その人の分まで生きてほしいです。
    毎日を楽しく暮らしてくれることが
    亡くなった人の願いだと私も思います。
    空の上から微笑みながら見守っていますよ。

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  2. 若松さん
    本年も色々なお話し楽しみにしています。

    わたしは毎年この時期になると
    心がゆっくりと止まります。
    わたしも昔のことになりましたが
    阪神の地震で被災したからです。
    わたしの家族は無事ではありましたが
    それだけに生きる負い目や
    目には見えないいくつもの壁を体験しました。
    だからもどかしいんです、
    自然の厳しさに…。
    一歩ずつ一歩ずつを、
    一つずつひとつずを慈しむそのお気持ち、
    痛いほど伝わってきます。
    わたしも毎日を大事にします。

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  3. いつかはどれもが通る大切な人の死。
    そのことばかりにとらわれそうになるけど、
    生きている人のことも考えていかなくては・・・
    いや、それが最優先なんだけど、忘れかけてしまいそうになりますね。。。

    とても為になるお話しをありがとうございました。

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    1. みよさんへ

      ほんと、これからも
      何度もあるんですよね。

      私も忘れずにいようと思います。

      若松 美穂

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